源泉かけ流し本物の温泉を探せ!

温泉人の温泉人による温泉人のための温泉ブログ

塩素添加温泉

2006-11-15 02:03:49 | 本物の温泉を探せ!
今日、久々に新宿の紀伊国屋に行ってみました。
何か新しい温泉情報はないかと、温泉の本を探したのだけど、何冊もの温泉に関する本があって、どの本が確かな温泉案内本なのか、とても迷ってしまう・・・

案内キーワードには、「癒しの温泉宿」や「料理自慢の温泉宿」など、いろんな切り口があって、どれをどう読めばいいのかと、手当たり次第に乱読開始。

すると・・・気になったフレーズを発見。
「塩素系薬剤を添加した温泉も、塩素系薬剤を添加していない温泉も、そんなに変わらない」という言葉。

この言葉にはボクはかなり衝撃を受けた次第で・・・
なぜならば、ボクの温泉判断基準では、塩素系薬剤の添加の有無を、温泉を選ぶ一番の判断ポイントとしているからでして。

塩素系薬剤・・・ガキの頃、散々遊んだプールにはかなりの量が入っていたし、いつも使っている水道水にも添加されている薬剤。
確かに身近で便利な薬剤のひとつで、その殺菌力は絶大!
添加量がたったの0.3ml/リットルでも、30秒以内でチフス菌・コレラ菌・大腸菌・赤痢菌などは死滅するもの凄さ。

しかし殺菌力が絶大ということは、毒性もかなり強いわけで。
例えば、プールから上がると目は真っ赤に充血しているし、また水道水の中にいれた金魚は数時間で死んでしまう。
殺菌力も強力だけど、酸化力も強力なわけで・・・酸化するということは、簡単にいえば、老化するということ。

「希釈された塩素溶液を身体全体に浴びると、一部の皮膚の油(皮脂)と反応を起こし塩素化合物となり、それが身体に吸収されてしまう。塩素の酸化力のために連続的に塩素処理水を浴びると、老化を促進する。」というオーストラリアの食品リサーチ研究所のレポートもあるほど。

そう、塩素系薬剤は皮膚の細胞の老化を促進させるんです。

そして、発ガン性物質であるトリハロメタンをも発生させ、発ガンとの関係性も指摘されてもいるし、アトピー性皮膚炎の人は症状が悪化し、皮膚がカサカサになってしまうそうです。

また、飲むよりも、肌からの吸収量のが圧倒的に多く、15分間のシャワーや入浴での吸収量は、水1リットルを飲むのと同じ量の有害物質を吸収してしまう・・・

調べれば調べるほど、塩素薬剤による悪影響は出てくるもので。
長くなったけど、これらを理解して、「塩素系薬剤を添加した温泉も、塩素系薬剤を添加していない温泉も、そんなに変わらない」と書いているのかと感じた次第。

そんな無責任なことを書いていたり、また全く塩素に触れていない雑誌などに特集されている温泉施設といえば、豪華絢爛な宿・ホテルや、豪勢な料理自慢の宿・ホテル。また癒しの高級旅館やデザイナーズ旅館・ホテルであったり、東京都内の人気大型日帰施設などがほとんどで・・・

そして、そのような温泉入浴施設の中では圧倒的に、塩素系薬剤が添加されている施設が多いのは、残念ながら事実。(全てとはいわないけれど、多数該当するわけでして・・・)

また地方の有名な温泉宿や、日帰入浴施設でも、かなり塩素系薬剤は使用されているけど、掲示は小さく、また利用者にはその悪影響は告知されてもいないし、添加する分量も施設によってバラバラというお粗末さ。
タバコのように、健康に悪影響を与える事を告知する必要性がある!

ふ~
ちょっと熱く語ってしまったけど、心と体を癒すために入る温泉が、心はともかく逆に体を虐げる結果になっている事実を、温泉好きな日本人にもっともっと知って欲しいと思う次第で・・・

それでも「温泉は温泉だ」と思う人はそれでイイのだけれど、
高い金まで払って、何のために、何を期待して温泉に入るのだろう?
そうすれば、何を優先順位にして温泉を選ぶのか・・・その答えが出てくると思うんだけど、どうなんだろう?

無駄に大きな露天風呂や大浴場もいらない。
温泉の湧出量に合う大きさの浴槽をもつ、温泉の適正利用を知っている施設を選ぶ。
湧出量が豊富で、無駄に大きな浴槽を作らなければ、塩素系薬剤を添加する必要はない訳で。
塩素添加されている温泉をニセ温泉とまでは言わないけれど、限りなく黒に近い、灰色の温泉だと感じてしまう。

大きな露天風呂や、おいしい料理、そして寛ぎの空間のある癒しの温泉施設[宿]。
実はボクも大好きだけど、優先順位の問題。
温泉施設にとって、何よりも大切なのは温泉であって、というか、温泉施設[宿]と他の施設[宿]の一番の違いは、そこに温泉があるか、無いかのただ一点のみ。
温泉施設[宿]の存在理由そのものの、温泉の品質に最も敏感にならなければいけないと、思っているだけです。

そう語っているボクも、普段は水道水を飲み、水道水のシャワーや風呂を使っているから、塩素の恩恵(?)を受けているのも事実で、塩素添加がどうだこうだと、エラそうには言えないのかもしれないけれど・・・
今の時代、本物を探す事は、とてつもなく大変デス。


ちなみに塩素系薬剤は次亜塩素酸ナトリウム『NaClO』のことで、温泉成分中の塩素イオン『Cl-』とは別物です。塩素イオンは体への悪影響はありませんので、あしからずご了承を・・・(^^;)

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4 コメント

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デススター通信 (ちゅーばっか)
2006-11-15 10:35:51
実はちゅーばっかも無添加派です。
ていうか、ちゅーばっかが行ってる健康ランドも塩素薬剤だらけってことですか…
世の中添加物だらけですね。
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残念だけど (ソロ)
2006-11-15 13:39:29
残念だけど、おそらくそうだと思うよ・・・
脱衣所などにある掲示物を一度確認してみたら?
不特定多数の利用者いる施設では特に衛生管理のための消毒は必要なわけで・・・

例えば、公衆浴場、いわゆる銭湯は塩素添加が条例で必須事項。(毎日の湯の入れ替えも必須だけど)

その際、塩素薬剤添加が最も安価な方法らしい。
他に紫外線照射や銀イオンによる殺菌方法もあるけど、コストを考えると塩素添加が主流とのことで。

銭湯には該当しない温泉施設についても、行政そのものが、別の条例によって塩素添加を義務付けて、保健所が指導している自治体もあるしね。

なんだか固い話だけど、要はお役人の頭の中には、外見上の衛生管理のことしかなくて、温泉についての知識や、塩素には悪影響もあるという意識が全くないのが根本原因だと思います・・・
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カップラーメン (バキ)
2006-11-16 13:10:24
ホント世の中添加物ばかりですね

最近お昼はほとんどカップラーメンなんですが
添加物とかすごそうですよね
容器のプラスチックが溶け出すとかいう話もありますけど
実際どうなんでしょうか?添加物とかそういった話は結構賛否両論ありますからね

僕の場合プラスチックが溶け出すのは怖いから
湯切りのできるカップ焼きそばにしてます
あんまりかわらなそうですけどね

俺もちゅーばっかさんみたいに仕事中に株やってお金稼ごうかな(^0^)
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栄養もバランスが大事 (ソロ)
2006-11-16 15:15:33
バキさん、最近のお昼はカップラーメンばっかなの?
栄養バランス悪くないかな・・・
せめて、ビタミン系のサプリメントを飲むとか、ちゅーばっかサンみたいに、野菜ジュース飲むとか・・・

20代での栄養の偏りは、きっと30代に返ってくると思うよ。
ちなみにボクは、カルシウム+マグネシウム+亜鉛、ビタミンB2、ビタミンEの3種類のサプリメントを飲んでます。

ちゃんと食事も摂っているけど、不足しがちな栄養補給として数ヶ月前から実践中。摂りすぎは逆効果だけどね・・・

カップ麺の容器についてはよく知らないけど、カップ麺のスープなどには、科学調味料が使われているのは周知の事。
その化学調味料のグルタミン酸ソーダ(旨味のもと)は当然食品添加物。

摂取による人体への危険性は報告されていないようだけど、自然じゃない濃い味がする。
というか、妙に唾液が出てくるような、微妙な味が舌に残る感じ。

【無化調】などの表示がない限り、ラーメンや中華では大量に入っている場合がほとんどで、東南アジアでも社会問題になっているという報道がされた記憶がある・・・

製造コストを重視する食品には必ず入っていると考えた方がいいかもしんない・・・

それにしても・・・ちゅーばっかサンは、副業に勤しんでいるんですか!
株のプロになったら、ボクにも教えて下さいネ!

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