絹糸のしらべ

一絃の琴、きもの、文学etc…日本人のDNAが目を覚ます・・・

研修

2007年04月11日 18時30分49秒 | Weblog
昨晩、新人の研修の第一回が終わった、と
息子から電話があった。
まだまだ実践にはならないのだろうが
とにかく、働くってのは大変なことだ。
まずは「お疲れさん」と言ってあげた。
あれやこれや、感想を述べてくれる。
いろんな新人がいて、これまたカルチャーショックなのか
話が止まらない。
夫に代わって、その次、弟へ。。。
「しっかりね」としか言いようがない。

今日、転んで顔面を打った実家の母親を見舞った帰り
国道沿いの桜が満開を過ぎて散り始め
花びらが道に舞っていた。

  夕暮れて 蝶と知らずや 花吹雪

母親から俳句やったら、といつも言われていたが
そんな気はなかったんだけど
土曜日「俳句王国」を見ていたら意外に面白かった。
たまには作ってみるのもいいかも。


結局

2007年04月11日 18時13分44秒 | Weblog
朗読研修会は、発表会の反省が初日に行なわれるということで
参加せざるを得なくなり、今年は自分で好きな作品を
選んできて練習するということなので、
それも選ばなくてはならない。

あれこれ思ったが、結局わかりやすいので
同じ石垣りんの「新年の食卓」にした。
いのちのつながりと食べるという根源的なことを
新しい年を迎えてあらためて思う、というような
ところがすがすがしい。

でも、ほんとのところ
自分の日々の心境は以下の詩に近い、、、ような
気もする。。。



     石を煮て

   石を煮て暮らすなり
   ぐつぐつと石を煮て
   石を煮て石を煮て
   石を煮て暮らすなり

   憤怒にあらず
   愛にあらず
   飢餓にあらず

   もとより こがれの故にあらぬなり
   ただの石子
   ただぐつぐつと煮るにて候
   わけもなく
   当てもなく
   もとより正気の沙汰にて候
                    
                   高野 喜久雄