絹糸のしらべ

一絃の琴、きもの、文学etc…日本人のDNAが目を覚ます・・・

幼稚園時代

2007年04月14日 12時34分41秒 | Weblog
幼稚園時代の友人が夢に出てきて、しばし子どもの幼稚園の頃の
ことを思い出した。

地域の幼稚園に行かせるのか、遠くてもよいと思われるところに
行かせるのか、すごく悩んだが、
結局遠くてもいいと思われるところにやってよかったと思っている。
公立の幼稚園では経験できないことや
もう常識的になった「早期教育」にばっちりはまっている幼稚園では
決してやらせてはくれない『完全無欠』の「自由保育」

いまどきありそうもない、とことん自由遊びの幼稚園。
園庭には木造のアスレチック、さながら小さな公園だった。
その上、カリキュラム関係なく、雨が降らない限り
幼稚園バスにのり、お弁当もって地域のこれまた公園めぐり!
もう、これ以上はない、遊びの幼稚園だった。
アイウエオなんて最後の1ヶ月くらいに申し訳程度
教えてくれただけだった。

それでも、子ども達は、年長になれば
運動会はすべて自分達の運営でやっていた。
(勿論先生の指導の下)
道具運びから進行のアナウンスからなにもかも。
先生方は全くの裏方で。
そのような年長児を見て、下の子たちも
次の年にはそんなことをやるんだな、と自然に思うようになる
そんな伝統が(当時は)あったようだ。

はじめてこの幼稚園を見学に行ったとき
とにかく、子ども達が生き生きしているというか
子どもの目がきらきらしているというか
そんなことに衝撃を受けた!

訓練された子どもとは違う何か、
それが何か、なかなか言葉では説明しがたいけれど
こう、いのちがきらきらしてるというか…
そんな感じがしたのを覚えている。
歌を歌うのでも、整列してというより
先生のギターに合わせて身体を自由にゆすって
いかにも歌うのが楽しくて仕方ないような…
そんな様子だった。

日々の暮らしの中で、いろいろなことがあるけれども
子どもたちと先生が、こんなふうに心を合わせられる
この幼稚園で過ごした3年間は子どもにとって
この上なく貴重なものになったと思う。
(まあ、本人はあまり覚えていないでしょうけど