年が明けて2007年になりました。昨年末、しかも大晦日に地元の里山妻女山から鞍骨山へ登山をする計画をたてており、当日の天気次第で決行するか否かと決めていました。
幸い?にもピーカンの晴れでイザ登山となったわけです。この暖冬傾向で雪も一度降っただけでしたが、山道ともなると日陰は完全に凍結しており、車は山の入り口手前に停めておきました。大人3人子供1人+年寄り2人の総勢6人での出発となりました。ここで気がかりな事が二つありました。ひとつは80才前後の両親は目的地までは到底無理であり、しかも冷え込みで山道が凍っているということ。もうひとつは猪猟が山に入っているのではないかという事でした。
8時55分に山道入り口からお昼用食料などを背負い歩き始めましたが、上の展望台へ行く途中でやはり猟目的の車が登って行きました。私達が行く目的地を教え先に行っている猟仲間に無線で連絡をとってもらいました。間違って撃たれでもしたら、年末に大変なことになってしまいます。そんなこんなで20分程でまず上杉謙信が陣どったとされる写真の陣場平に着きました。この辺で年寄り組は一休をしてからもう下山するように説得し?先を急ぎました。
上に進むにつれ山道も足元に雪が積もり、冬山の様子を呈してきました。幸い風がほとんど無かったので助かったのですが、すでに山に猪猟が入っているので私達がいることを知らせる声出しや笛、鈴などに気を使ったのでそちらの方が疲れてしまいました。
途中10分ほどの休みをとって2時間ちょっと歩いてやっと鞍骨城の手前まで来ました。最後は20メートルほど切り立っており積んである石や木々をつかまりながら自分の体の重さに逆らって少しずつ登って行きました。
登り始めて2時間と15分ほどでついに登頂成功です。なんて大げさな山でもないのですがほとんど途中まではハイキング気分でした、が最後の最後でキツイ急斜面があり足元は雪と凍結とさらに枯れ葉が積もっていてうっかりするとツルッっと急斜面を滑落しそうな箇所も幾つかありました。山はあなどるなかれですね!!!
城跡は、ほぼ平な場所が直径10メートルほどにわたってあり、家一軒は建てられそうなスペースでした。夏などは風とうしも良さそうで別荘にはいいかも?なんて思いますがなにせ他人の土地でありしかも熊の生息地でやっぱり無理そうな場所なのでした。持ってきたお昼を食べ15分ほどで下山の帰路につきました。帰り途中で猟の人に出会い今まさに少し下の方でもう一人が銃をかまえ猟犬が猪を追い出してくるのを待っていました。ここはいつもの私達のキノコ採りのエリアでもあります。
今の時期、葉も落ちて見とうしがいいので万が一、猪や熊がいても速めに発見出来そうですがなにはともあれ早く下山する事が一番なので帰りはいっそう足が速くなりました。往路復路で4時間半の登山となりました。年齢のせいか今日もまだ筋肉痛が残っています。
(川柳)大晦日 鞍骨城で 天下取り
戦国の 戦い偲ばす 鞍骨城 FUKI
でも、ウサギやイノシシの足跡とかが見られて、雪山でしか楽しめない経験もありますね。
最近山へ行けていないので、いいなと思うばかりです。
でも行ってしまえば冷たい風が心地よいくらいに感じるほど、登るエネルギーで体が温まってくるし景色はきれいだし、いいものだと思います。
筋肉痛、お大事に!