つむじ風通信

「信州うらの畑」へようこそ!松代町は長芋の産地で歴史の山、妻女山(斎場山)は我が里山です。

1月6日善光寺びんずる廻し

2008-01-08 18:54:22 | 気まぐれ雑記


6日の夜7時から信州、善光寺の本殿内において正面入り口より中に入ったところに鎮座ましますおびんずるさんが、年に一度信者の手によって移動致します。とはいっても木製の彫り物なので自分では動きませんので、7Mほどのロープ2本にそれぞれつかまりながら引いて歩くのです。13人の住職の御経の後、台座に職員が一人に登りおびんずるさんを抱きかかえしっかりと守ります。

おびんずるさんは善光寺に行った折には無病息災を願い、又自分が日頃調子が悪い場所と同じおびんずるさんの場所をさすってその手で患部を撫でるのです。
ところでおびんずるさんとは「びんずるはらだ」といい年齢は約295歳で京都で彫られたそうです。なぜこの日にびんずる廻しがされるかというと、7日早朝からの3~4時間に及ぶ法要にたくさん来る信者達に場所を空ける為にその時だけ移動していただくのが始まりのようです。

当日の夜はいつになく暖かい夜で、500人ほどの参拝客があったようです。帰りに木製のしゃもじとミカンを御供としていただき、ドラと大太鼓の勇壮な音が境内に響きわたり賑やかでもあり荘厳な雰囲気を感じて良い体験をする事が出来ました。

7日の夜から8日にかけては多くの神社仏閣で行事があるので、夜9時や夜中など花火の音が夜空に響いていました。今年の初めに新たな気持ちで日々過ごせるようにしっかりと何回もいろいろと祈願をしてきました。

(川柳)手を合わせ  あれもこれもと  お願いします     FUKI