採集生活

お菓子作り、ジャム作り、料理などについての記録

ニンニク2021:トウ立ちはまだ、草丈大き目

2021-04-08 | +ニンニク

ニンニク、今年は初冬にしばらくあたたかい日が続いたせいか、今のところ地上部は大きく育っています。
地上がこんなに大きくて、ちゃんと玉が太ってくれるのか心配になるほどです。
(サツマイモではツルボケ、という言葉があったりしますが、ニンニクはそういう言葉をあまり聞かないということは、普通は大丈夫ってこと?)

冬の間、どこにどの品種を植えたのかメモしたノートが見当たらなくなり、ずっと、
「あー、あなたはどなたでしたっけ・・」
状態でしたが、先日発見。
ようやく、どれがどれか分かるようになりました。

トウ立ちはまだ。
病気もまだ出ていなくて、草の姿は今がいちばんいいときかもしれません。

去年も丁度4月8日に撮影していました
比較してみると、今年の方がわさわさしているかも。
植え付け前、苦土石灰をしっかり撒いて耕運機をかけたのは、よかったのかな?
(でも、他の畑の方も、全体に大き目なのでやはり気候のせいもあるかな)

今年は、スペイン、完全抽苔早生、静岡うす紫は植えませんでした。
スペインは、年々不調になるため。
完全抽苔早生は割れやすいため。(これは博多八片という品種かも)
静岡うす紫は、外皮にツヤがなくて見た目がいまひとつなため。


畑に植わっている順番にご紹介します。

ニンニク栽培ソフトネックY

端っこの畝は、ソフトネックY。
今年はこのタイプ(あとソフトネックA)が、ものすごく生育旺盛。
茎もぶっといし、葉っぱの幅が広いです。
地上部の維持に体力使いすぎて、玉が太らないのではないかと心配しています。がんばってたもれ~。
昨シーズンのこの品種は、葉っぱが立派なのに、小玉傾向でした・・・。心配・・)

ところどころ、葉先が紫色になっているものがあります。
これは、根っこが腐る病気にかかりかけと思われます。
今のところ全体が枯れていないので、そのまま放置してあります。
(枯れずに生き残るものもあるので)

右に見える細ネギみたいなものは台湾エシャロット。


ニンニク栽培アブルッツォ

これは、現段階で一番具合が悪そうなヒトで、アブルッツォ。
この写真ではマシに写ってしまっていますが、全ての株が、葉っぱが黄ばんだ色合いです。

ニンニク栽培アブルッツォ

こんな感じの葉っぱ。
これはモザイクウイルス? (あんまりモザイクぽく見えないけど)
それとも栄養不良?
液肥を追肥したりしてみましたが、あまり変化がありません・・・。

ニンニク栽培アブルッツォ

肥料が足りているかどうかを知るには新芽を見るのだそうです。
(最近Youtubeで農家さんの番組を見ているのです)
この新芽は、先端が枯れてはいないけれど、色が全体に黄ばみ気味。
これは、動画にはなかったなあ・・・。どういう状態なんだろうか・・・。

ニンニク栽培ナポリピンク

中央に写っているのがナポリピンク
赤紫色のスジ模様が皮に入り、きれいなニンニクです。
早生タイプなので、このエリアに植えました。
今のところ元気そうかな。
このヒトは、(植えてまだ3年ほどですが)いつも丈夫そうな様子です。

ニンニク栽培ソフトネックA

こちらはソフトネックA。ソフトネックYとほぼ同じ品種と思われます。
これも、茎が太く葉っぱがとても幅広。
この先もちゃんと育ってくれるといいなあ・・・。

ニンニク栽培むらさき新タネ

これは、紫。
鱗片数がものすごく多くなるときがあって困った品種でした。
でも、(このニンニクを分けて頂いた)畑友は、特にそういうことはない、と。
なので新たにいくつか種ニンニクを分けてもらって植えなおしてみました。


ニンニク栽培ナポリ白

これはナポリ白。
晩生タイプで、抽苔しないもの。
地上部は割と大型になります。葉っぱも幅広め。

ニンニク栽培イタリアピンク

こちらはイタリアピンク。
晩生タイプで、結球不良などが起こりやすいです。
ひとまず今のところ葉っぱは元気ですが。
最後掘ってみると、玉がなくて皮だけ重なった、こん棒みたいなものが収穫されることがあります。

昨年は、葉っぱは枯れ果てたけれど、玉は成長しきるまであと一歩、のような小さ目な未熟なものが収穫されました。
でも、売れ残りのひと房をずっとおいてあったのですが、3月中旬くらいまで、しぼまず芽も出ずニンニクとして使えたのです。びっくり!
未成熟ということは、芽も出にくい、ということかも。


ニンニク栽培フランスピンク

このあたりがフランスピンク。
これも晩生タイプ。
過去、背が明らかに他よりも高くなったのだけど、今年はそうでもないような?
(植え付けメモの間違いかしらん・・・。)

ニンニク栽培ヴォギエラ

ヴォギエラ。
イタリアの品種で、晩生、抽苔しないタイプです。
葉の色が他よりも濃い色合いです。
最近は丸いかたちのものが出来なくて、鱗片数が少ない扁平なニンニクになってしまっています。
今年はどうかな。

ニンニク栽培シチリア

シチリア。
大変に貧弱な様子ですが、でも、シチリアにしてはマシかも?
小玉ですが、鱗片を包む皮が鮮やかな赤紫色で、保存性もよく、何とか作り続けたい品種です。

ニンニク栽培韓国義城

手前側半分が、今年初めて植えた、韓国義城ニンニク。
(奥側は玉ねぎ)
miyakoさんから頂きました(miyakoさん、ありがとうございました!)
葉っぱが縦に巻いているような形状で、ほかと違うな~と思いました。
どんなニンニクがとれるでしょうか。
楽しみです。


農業技術Youtubeとしては、「塚原農園」と「ひろちゃん農園」をよく見ています。

塚原農園は、お友達のミヤジマさんのご主人から教えて頂いたチャンネル。
ミヤジマさんのご主人は、玄人はだしのものすごく高品質なお野菜を育てています(それをいっぱい頂いちゃったり)。
ミヤジマさんが参考にされている農家さんなので、畑万年ビギナーの私でも勉強になるかも、と見始めました。
茨城県古河市の農家さんで、うちのあたりと比較的近いので、作業のタイミングなども参考になります。
声が落ち着いて穏やかで学校の先生のよう。
声から想像して、そこそこ年配かと思いましたが、実はお若い方のようでした。

ひろちゃん農園は、高知の女性農家さん。
なんと76歳!
ご主人や息子さんを手伝っているのではなく、基本的にひとりで農業をされているようです。
すごすぎ!
普通の小柄な体形なのに、重いものをもって畑を歩く足取りは、私など比べ物にならないほどしっかりしています。
その他すべての動作に安定感があります。
お話も上手だし、あと動画に字幕も入って、とてもありがたいです。
(動画作成は息子さん?がお手伝いしている模様)



●動画を見てやってみたこと
・玉ねぎとニンニクの冬の追肥は、マルチの上に肥料をパラパラまくのでよい(これまではマルチ穴一個ずつに入れてた)
・冬、マルチの上に割としっかり土を撒いておく。玉ねぎは土を撒く際に葉っぱに土がかかってもよい。
・玉ねぎとニンニクは、春になったら液肥で追肥をする(回数・頻度などはまだあやふや・・・。数回やったけど・・。)
・玉ねぎ、ニンニクには、春、植物の上から有機石灰を軽くふる(できれば雨の前)。カルシウム補給で腐りにくくなる。(回数・頻度などはまだあやふやで、とりあえず一回やってみた)

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大根を埋めて保存してみた

2021-04-05 | +その他

この冬は畑で大根がとてもよく出来ました。
種は、少し蒔き遅れたものの、秋の気候がよかったせいのようです。
種は、古い種でなく、買ったばかりのものを使ったのもよかったのかも。

「どうせ成功しないし、種を余らせても芽が出にくくなるし、一袋全部蒔いてしまおう」
と思って蒔いたら、珍しく成功。
で、畑には食べきれないほどの大根が・・。

年内、おでんを作ってなんとか消費を試みましたが、まあ太刀打ちできる数ではないです。

切り干し大根や割り干し大根、キムチ、など保存食を作ったこともありましたが、今年はなんだか気分が乗らず・・・。
年末に近づくと、毎晩のように霜が降りて、畑においておくのもどうかという感じに。

で、今年は、土に埋めて保存、というのをやってみることにしました。
チャレンジしたのは12月26日。

大根を埋めて保存

いくつかのやり方をネットで検索し、次のようにやってみました。
比較的土が乾き気味の北側に溝を掘削。
(うちの畑はとても地下水位が高くて、低くなっている南側は大雨後は湛水するほど)
葉を10cmくらいのところで切った大根を2本ずつ並べていきます。
切った葉っぱは(霜でだいぶ傷んでいる)、大根の隙間に詰めておきます。
そして、大根の首のところに、紐をかけて、紐を長くのばしておきます。地下に埋まっている大根が、この紐を引っ張ることで抜けるのですって。これが面白そう。

大根が見えなくなるまで土をかけ、さらに畑においてあるネットを敷いてその上にも10cmくらいの厚さに土をかけておきます。
(畑の土は、上から10cmくらいまで凍ったりするので)


こうやって埋設してしまうと、畑で吹きっさらしになっている大根が目に入らず、心苦しさは軽減します。
で、使うかというと、なかなか・・・。
見えなくなってしまうと、作業のプレッシャーが減ってしまうせいか。。。

あと、年末まで結構がんばって食べたので、体が大根を欲していない感じです。

 

で、春になってしまいました。

このまま土にかえってもいいのだけれど、わざわざかけた紐が問題。このままにしておく訳には。。。耕運機をかけるとからまってしまいます。

あと、大根がどうなっているかにも興味が。

 

で、掘ってみることにしました。

紐を引っ張るととれるかと期待しましたが、大根葉の部分は腐朽して小さくなって、紐がすぽんととれてしまいます。

仕方ないので普通に手で掘り返し、探りあててから引っ張り出しました。

 

大根を埋めて保存

こちらが発掘された大根。

3月26日なので、三ヶ月後ということにんなります。

上部が傷んでいるものもありましたが、下の方は無事。とてもみずみずしい状態。

まるごとのままぴったりラップして冷蔵庫に入れておいても、1ヶ月もすると水分が抜けてきますが、地下の大根はまだパリパリ。

よく見ると大根表面のあちこちから細い根っこが生えてきていて、「生きて」いるようです。

 

食べてみても普通に大根として使えます。

ちょっと違うと気づいたのは、大根おろしにしたとき。ものすごく水分が多いのです。大根半分おろしても、水分をざっと切ると、小どんぶり一杯分程度。

貯蔵期間中に、大根の組織やデンプンが消化?されていったのかしらん。

 

干物を焼いたとき、ふんだんにおろして、結構消費できました。あと、カクテキ(大根キムチ)も作りました。

大根の地下貯蔵まとめ

・埋める保存は、結構有効。たとえ食べきれなくても畑ににょっきり立っているよりは罪悪感が少ない。

・どうせ埋めるなら霜がおりるようになる前、もしくは直後がよい(11月)。霜にあたって大根が傷ついてしまうと、そこから傷む原因になる。

・ネットの上に土を厚くかぶせたが、ネットをたくさん積み上げるのではだめだろうか。土はやっぱり重くて、簡単にはどけられないのが不便。

・紐をかけるというのは、そこに大根がある証拠になっていいけれど後が面倒か。縛るなら大根の葉の付け根ではなく本体を縛るべきか。

・埋めても食べきるのはやっぱり無理なので、冬の早い段階で干すとか漬けるなどして加工するのがよい。

・早い段階で、マンション入り口に捨て子もしてしまう。埋めるのは少なめがよい。穴を掘るのも大変だし。

・種は、なるべく中身の少ないものをチョイス。100円ショップを見てみる。

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