この冬は畑で大根がとてもよく出来ました。
種は、少し蒔き遅れたものの、秋の気候がよかったせいのようです。
種は、古い種でなく、買ったばかりのものを使ったのもよかったのかも。
「どうせ成功しないし、種を余らせても芽が出にくくなるし、一袋全部蒔いてしまおう」
と思って蒔いたら、珍しく成功。
で、畑には食べきれないほどの大根が・・。
年内、おでんを作ってなんとか消費を試みましたが、まあ太刀打ちできる数ではないです。
切り干し大根や割り干し大根、キムチ、など保存食を作ったこともありましたが、今年はなんだか気分が乗らず・・・。
年末に近づくと、毎晩のように霜が降りて、畑においておくのもどうかという感じに。
で、今年は、土に埋めて保存、というのをやってみることにしました。
チャレンジしたのは12月26日。
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いくつかのやり方をネットで検索し、次のようにやってみました。 比較的土が乾き気味の北側に溝を掘削。 (うちの畑はとても地下水位が高くて、低くなっている南側は大雨後は湛水するほど) 葉を10cmくらいのところで切った大根を2本ずつ並べていきます。 切った葉っぱは(霜でだいぶ傷んでいる)、大根の隙間に詰めておきます。 そして、大根の首のところに、紐をかけて、紐を長くのばしておきます。地下に埋まっている大根が、この紐を引っ張ることで抜けるのですって。これが面白そう。
大根が見えなくなるまで土をかけ、さらに畑においてあるネットを敷いてその上にも10cmくらいの厚さに土をかけておきます。 (畑の土は、上から10cmくらいまで凍ったりするので)
こうやって埋設してしまうと、畑で吹きっさらしになっている大根が目に入らず、心苦しさは軽減します。 で、使うかというと、なかなか・・・。 見えなくなってしまうと、作業のプレッシャーが減ってしまうせいか。。。
あと、年末まで結構がんばって食べたので、体が大根を欲していない感じです。
で、春になってしまいました。
このまま土にかえってもいいのだけれど、わざわざかけた紐が問題。このままにしておく訳には。。。耕運機をかけるとからまってしまいます。
あと、大根がどうなっているかにも興味が。
で、掘ってみることにしました。
紐を引っ張るととれるかと期待しましたが、大根葉の部分は腐朽して小さくなって、紐がすぽんととれてしまいます。
仕方ないので普通に手で掘り返し、探りあててから引っ張り出しました。
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こちらが発掘された大根。
3月26日なので、三ヶ月後ということにんなります。
上部が傷んでいるものもありましたが、下の方は無事。とてもみずみずしい状態。
まるごとのままぴったりラップして冷蔵庫に入れておいても、1ヶ月もすると水分が抜けてきますが、地下の大根はまだパリパリ。
よく見ると大根表面のあちこちから細い根っこが生えてきていて、「生きて」いるようです。
食べてみても普通に大根として使えます。
ちょっと違うと気づいたのは、大根おろしにしたとき。ものすごく水分が多いのです。大根半分おろしても、水分をざっと切ると、小どんぶり一杯分程度。
貯蔵期間中に、大根の組織やデンプンが消化?されていったのかしらん。
干物を焼いたとき、ふんだんにおろして、結構消費できました。あと、カクテキ(大根キムチ)も作りました。
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大根の地下貯蔵まとめ
・埋める保存は、結構有効。たとえ食べきれなくても畑ににょっきり立っているよりは罪悪感が少ない。
・どうせ埋めるなら霜がおりるようになる前、もしくは直後がよい(11月)。霜にあたって大根が傷ついてしまうと、そこから傷む原因になる。
・ネットの上に土を厚くかぶせたが、ネットをたくさん積み上げるのではだめだろうか。土はやっぱり重くて、簡単にはどけられないのが不便。
・紐をかけるというのは、そこに大根がある証拠になっていいけれど後が面倒か。縛るなら大根の葉の付け根ではなく本体を縛るべきか。
・埋めても食べきるのはやっぱり無理なので、冬の早い段階で干すとか漬けるなどして加工するのがよい。
・早い段階で、マンション入り口に捨て子もしてしまう。埋めるのは少なめがよい。穴を掘るのも大変だし。
・種は、なるべく中身の少ないものをチョイス。100円ショップを見てみる。
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