フィンランドの陶磁器メーカー、アラビアの展覧会が笠間でやっているということなので、行ってみることにしました。
国立科学博物館のチョコレート展は結局行けず仕舞いだったので、せめてこちらだけでも、と元気をふりしぼりました。
場所は茨城県陶芸美術館。 |
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今でもデパートで見かけるデザインが、歴史を追って色々見られました。 |
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アラビアで最も重要なデザイナーの一人、カイ・フランク。 |
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カイ・フランク氏は日本にも来たことがあるようです。 北大路魯山人など有名陶芸家の作品を見ていったとか。 白山陶器の醤油さし(森正洋デザイン)を高く評価したそうです。 なるほど、カイ・フランクデザインに通じるものがあります。 (画像は白山陶器からの借り物です) |
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こちらは、カップから取っ手を取り去って、リング状の突起にしてしまえば、スタッキングも容易だし、場合によっては別の用途にも使えるし・・・という発想です。 |
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アラビアには芸術家部門があって、いわゆる陶芸作家を数人雇っていたとか。 |
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それがこちら。 |
どこの陶磁器メーカーもそうなのかもしれませんが、電子レンジや食洗機の普及に伴い、洗いやすい形や堅牢で色の変わりにくい釉薬などの研究も進められていたそうです。
工業デザインという制約の中、機能と美とを追求していたプロ集団の作品は、「作家もの」とは全く別のベクトルです。
大衆のため、用の美を追究していたカイ・フランクの時代、一つの頂点に達していたのかもと思いました。
常設展で笠間の作家さんの、これはこれで美麗な作品を見たので尚更印象深かったです。
展示品の数はさほど多くありませんが、興味深い展覧会でした。
現物だけでなく、カタログの拡大コピーをタイプ別に年表に貼り付けて並べるなど、もっと二次資料も使って色々展示すればいいのにな、と思いました。
アラビア以前/以外のフィンランドデザインの流れみたいなものも知りたかったな・・。
テキスタイルメーカーのマリメッコの展覧会もどこかでやらないかしらん・・・。
さて、お楽しみのミュージアムショップ。
最近は、企画展の内容に合わせた業者が出店していることも多いですよね。
(チョコレート展だったらチョコレートが売っていたりなど)
アラビアの陶磁器がいっぱい並んじゃっているのかしら☆と思ったら、それほどでもなくて・・・。
(パラディッシなど)新品いくつかのほか、北欧デザインのビンテージ品がいくつかありました。 このポットには見覚えが・・・。 業務連絡:お母さんへ うちにあるあのポット、結構なお宝かもしれませんよ~。 |
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冬眠中のヤマネさんたち。 |
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真ん中の、スヤスヤ寝ているフクロウの子がダンナサマのお気に入り。 |
美術館を出ると、別館でコーヒーやソフトクリームが売っているようです。
折角だからちょっと休憩しようかと立ち寄ったら、 中はかなり大規模な売店!
おおう! 単なるコーヒーショップではなかったのね!
(「笠間工芸の丘 KASAMAクラフトヒルズ」という施設だったようです)
お豆腐屋さんと産直で買い物をして、高速に乗って帰りました。
ダンナサマへ:
また行きましょうね。
笠間稲荷とか、本命の観光スポットがまだですし。 いなり寿司も名物みたいです。
■参考情報
アラビア窯の有名デザイナーの解説 (日本語)
ところで、
夏みかんピールのことを「あまなっとう」というのは、 なんなんでしょうかね?
こちら方面の美術館では「フィンランドのくらしとデザイン」という展覧会で
マリメッコ特集ありました。
夏ミカンの粉唐辛子ピールですが、
外国のマーマレードにはチリ風味のがあるそうですよ。
ピールのチョコがけ作った時(Fujikaさんみたいに本格派じゃないけど)
ほんのり唐辛子風味のピールにしたら中々いい感じでした。
青いピールは摘果したものかしら。
年輩の方にはピールより「あまなっとう」の方がイメージしやすい…のかな?
写真には撮りませんでしたが、同じメーカーで甘納豆も沢山売っていました。甘納豆屋さんが作っているピールなので、ラベルは流用しているのだと思います☆
見てみたかったです。・・・遠いですけれど。
そういえば、チリ風味ママレード、ありますね。
あと、チョコレートと唐辛子もあうといいますよね。
チリ風味ピール+チョコというのは、実はすごくいいのかも。斬新な感じで、すごく高いお店に置いてありそうな感じです。ピールに唐辛子を軽く振りかければいいでしょうか。
今度、勇気を出してやってみよう・・・。
青いピール、摘果したものだとすると、最初はかなり苦そうですね。どうやって苦味抜きをするのかな・・。
甘納豆屋さんのピールなので、ラベルは甘納豆もピールも、みな共通みたいでした。
こんなのは、野暮ですよね。 (^^ゞ
面白い写真ですね。
ハトヤのCMみたいですね!