11/23、アラブ料理教室に参加してきました。
こういうイベントに参加するのは、私にしてはとても珍しいです。
重い腰を上げて、がんばって行ってきました。
会場は松戸。以前、トマトフェスタでお知り合いになった、料理本などの編集者のやぎぬまともこさんが主宰するサロン、hanaラボです。
講師の先生は、ずっと前にアラブ菓子を検索したのがきっかけで、ずっとサイトを読ませて頂いている小松アキさん。
ずっと前東京の雑貨店で展示をされたときに母と一緒に行ってお目にかかったことがあります。
(向こうは忘れていると思いますが)
アキさんは、シリアに2年半(アラブ菓子の勉強をされたとか)、その後エジプトに7年住んでいらして、今は日本だそうです。
ご主人さまは日本の方で、アラビア語関係のお仕事だそう。
お昼の部と夕方の部があり、私が参加したのは夕方の部。
生徒は、東京から2名(男性・女性)、そして私の3人でした。東京のお二人は、昼間に別の中央アジア料理か何かの講座に参加されたあと、こちらに急いでこられたとか。講座のハシゴですね。
(お二人ともしょっちゅうイベントに参加しているようで、私と大違い・・。東京はイベント盛りだくさんですよね)
出来上がりのお料理のみ、ご紹介します。
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サイドディッシュいろいろ。
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メインはこちら。チキンのカブサ。 ニンニクと玉ねぎ、スパイスを炒めてトマト缶・トマトペーストを加えて一旦煮詰めます。で、ここに水を加え、鶏モモ肉をそのまま投入。鶏肉が柔らかくなったら肉を取り出して、浸水しておいたお米(短粒米)を入れて炊き上げます。 炊き上がる直前に鶏肉をオーブンで焼いてから、こんな感じで盛り付け。 一度煮てある鶏肉は骨から簡単に肉がはずれてとても食べやすいです。
エジプトなどでは、ふだんは短粒米を食べるのだそうです。バスマティライスはやや高級品という扱いのよう。
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いんげんのトマト煮。 これもやはり玉ねぎ、トマト缶を炒めてなべ底が見えるくらいに煮詰め、そこにインゲンと水を加えて煮るというもの。 最後に、ニンニクと塩のピュレ(石臼か、少量の場合は包丁の腹で押しつぶすようにしてまな板の上で練る) を加えて2分ほど加熱。 最後にニンニクを加えることで、ニンニク風味が強くなります。 作り置きを冷やしたまま頂いても美味しいとのこと。
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ムハンマラ。 初めて聞いたお料理でした。 ローストパプリカ、パン粉、クルミ、玉ねぎ、赤唐辛子、ザクロシロップ、トマトペーストなどをフードプロセッサーでがーっと混ぜたもの。 ザクロシロップとパプリカの味なのか、甘酸っぱい味付けです。 これはパン粉が主材料ですが、パンに塗ったりして食べるものです。パン粉onパン。 (うどん+かやくごはんの定食みたいな感じ?) 丁度良い甘酸っぱさで、大好きな味でした!
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タッブーレ。 パセリとブルグルなどのサラダ。 シリアでは、イタリアンパセリを綺麗に一度だけ刻むようにして、包丁を縦横斜めにしてみじん切りにはしないのだそう。 参加者の男性がトルコ料理教室で聞いたときは、ごくごく細かく微塵切りにするという方式。 地域や人によって刻み方にもいろいろあるようです。 シリアは、とっても酸っぱいものが好きで、クエン酸が各家庭に常備されていて、タッブーレも顔をしかめるほどの酸っぱさに作る人もいるのだとか。
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試食タイム☆ パンは、アキ先生が作ってきて下さいました。
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デザートも先生ご提供。 胡麻をびっしりまぶして底面にはピスタチオを埋め込んだバラーゼックと、デーツ餡のマームール。 ひとり1本の鶏モモ肉を食べてみんなおなかいっぱいのはずですが、飛ぶように消えていきました。
試食会の後は、エジプトなど現地の写真をプロジェクターで写していろいろと解説して頂きました。 エジプトではサトイモを食べると聞いて、びっくり。賽の目に切って、フダンソウピュレと一緒にスープにするとか。 砂漠っぽい乾燥地イメージがありますが、ナイル川があるから、湿地帯もあるのですね。
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講座の内容もですし、他の参加者のお話を伺うのもとても刺激になりました。
すきな料理はという話題で「ウズベキスタン料理かなあ」という回答が出たのにもびっくり!
ウズべキスタン?場所もお料理も想像がつきません。
(スパイスも少な目の茹で肉、とか比較的シンプルなお料理のよう)
中央アジア料理やブラジル料理の美味しいレストラン情報なども教わりました。
自宅で本をよんでいろいろ作るのもいいけれど、たまにはこういうイベントもいいものでした。
がんばってまたお出かけしよう。
当面の目標:比較的近くの、アフリカ料理レストランに行ってみよう!(つぶれる前に・・・)
■参考情報
やぎぬまともこさん 個人フェイスブック
hanaラボ フェイスブック
アキさんのフェイスブック HP『アラブでお菓子のハナシ、ゴハンの時間』
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