先日、頂いたたまみが美味しかったので、自分でも取り寄せてみました。
びっくりするお値段のものもありますが、比較的お手頃な瀬戸内海の大三島産。
過去に食べたたまみは、A:香り、B:香りは特にないが甘平に似たしっかりした果肉と薄いじょうのう
という2タイプでした。
今回は、C:香りは特になく、じょうのうは厚め、四角くて平たいタネが結構沢山入ってる
という、過去2回のどちらとも違うタイプでした。
どのたまみも、味は濃いめの伊予柑系でおいしいのですが、今回、期待していた香りがなかったのが残念。
(お手頃価格のたまみだとこんなものなのかな・・)
トリュノワを作ろうとして、栗ペーストつまみ食いにより宙に浮いてしまったバター+砂糖を何とかしようと、レシピファイルをめくっていたら、オレンジ果汁入りチョコレートケーキをみつけました。
オレンジジュースを全部で130mlも使うのです。
ケーキにそんなに水分を入れちゃって大丈夫なの?
とっても不思議ですが、たまみが沢山あるので、生絞りジュースで作ってみることにします。
バターの量も、ほぼ同じ。余ってた材料で作れます。
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今回絞ったたまみ。 みかんのように手で皮が剥けますが、味はオレンジのように濃厚。 ただ、タネが沢山あります。 しかも、特にタネに近いところのじょうのうのが分厚くて、2枚重なると歯では噛み千切れません。 (歯で、数房まとめてタネ付近を噛み千切って、タネをとりたかったのです) ナイフで種のそばを切り落とし、タネをはずしてしまえば、あとはじょうのうごと食べられます。
沢山買ってしまったので、今回はこれを絞りました。 みかんサイズですが、オレンジのような濃厚なジュースがとれました。
■■オレンジペッパーチョコレートケーキ (本をコピーしてファイルしたので出典は分からなくなってしまいました・・・) ■材料 オレンジジュース 80ml スイートチョコレート 80g
無塩バター 80g 砂糖 80g 卵 2個 バニラオイル 小さじ1/2 オレンジ表皮すりおろし 1/2個分 粗挽き黒胡椒 小さじ1/2強
薄力粉 100g 重曹 小さじ1/2 塩 小さじ1/8 オレンジジュース 50ml
■作り方 (1)オレンジジュースをあたため、チョコレートを加えて溶かす。粗熱をとる。 (2)バターと砂糖を泡立て、卵を加え混ぜ、バニラ、オレンジ表皮、胡椒を混ぜる。 (3)粉類をあわせてふるい入れて混ぜ、冷たいオレンジジュースも混ぜる。 (4)型に流して170度で35分焼く。
チョコレート入りの4同割バターケーキ、という感じですが、液体が130ccも・・・。
チョコレートって、溶かすときに一滴も水を加えたらだめとよく書いてありますが、チョコと同量の液体を混ぜるなんて、あまりのことにドキドキしました。やってみたら、モロモロになることもなく、滑らかに溶けて馴染みました。 オレンジジュースだから?
バターの方は、全卵を入れて分離させない自信がなく、卵白を泡立てたりとアレンジしてしまいました。
出来上がりは、トロッとした柔らかめの生地で、パウンドケーキ型にほぼ満タン。 オーブンへ入れて、「もうちょっと大きい型じゃないと入らないかと思ったけど、収まってよかった~」とのんびりしていたとき、はっと気が付きました。 型満タンに入れちゃだめじゃない? ケーキって、焼くとふくらむよね?? ・・・・。 今更どうしようもないので、とりあえず焼けるまで待ちます。
「ピー」 さて、焼けたみたいだけど。 どきどき。
んぎゃっ。
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キラウェア火山の溶岩のように噴火して、禍々しいほどの大惨事に。 お菓子作り、何年やってるんでしょう。何たる屈辱・・・。
あふれたところはさっさとお腹の中へ、証拠隠滅。 形をととのえてスライスすると、何事もなかったようになりました。
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水分がずいぶん入ったケーキですが、焼き上がりの質感は、しっとりしつつも、ほろほろとケーキ屑が落ちるような感じ。水の気配は特にないです(当たり前か)
で味なのですが、証拠隠滅してるときから気づいていましたが、オレンジ(ジュース)の味は、しません。 全然。 あんなに入れたのに、どこに行っちゃったんだろう。 酸味も特になし。 皮(今回は乾燥ダイダイ果皮)のほろ苦いような香り(舌にしびれるような感じ)だけは少しあります。
きつねにつままれたようだ。
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パサパサという訳ではないけれどほろっとしているので、生クリームがあるとよさそうです。 オレンジつながりで、伊予柑・ゆずママレードも添えてみました。
藤野真紀子さんのレシピで、水を入れるチョコレートケーキってありませんでしたっけ。記憶違いかな。 今回、オレンジジュースを入れてもなんの風味もなくなってしまったので(よくよく味わえばするのかもしれないけど)、オレンジジュースがないときは水でもいいのかも。 液体のコーヒーを入れたら、コーヒーチョコケーキになるかな。
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あと、最後に気づいたのだけど、この時期ピールのチョコがけをいっぱい作って、チョコレートは自分でも食べる機会が多いので、ケーキはチョコ系じゃないのにすればよかったです。
トリュノワが頭にあって、バターとチョコを使って何か・・・と思い込んでいたようでした。
うちはフルーツたくさんあるときは、そのまま冷凍して少しずつ食べたり、ジャムにしたり、あとは絞ってドレッシングにするとかかな?
最近ではパール柑という、文旦に似たみかんが美味しかったです。
粉とバターの分量からしたらかなり水分多目に感じますが、特にしっとりした焼き上がりって訳ではないんですよね?胡椒入りだし、面白いレシピですねぇ。
私も土曜日にたんかんのケーキを焼きました。
門倉多仁亜さんのレシピで、生地にすりおろしの皮を混ぜ、焼き上がりにもたんかん果汁とたんかんの皮とレモンの皮のすりおろしを入れたシロップをたっぷり染み込ませるバターケーキです。初チャレンジでしたが爽やかな美味しさでした。
このチョコレートケーキも果汁と皮のシロップを焼き上がりに染み込ませたら、どうなるのかなぁ〜?って興味が出てきちゃいました。
パール柑、見たことあります~。
あれって文旦と違いますか?いつもつい、文旦を買ってしまって、パール柑は買いそびれています。
最近はフルーツ、すごく努力して、買いすぎないようにしています。時々タガが外れてますが・・・。
焼き上がりに果汁をしみこませる作戦、いいですね。
焼き込むよりも、確実にオレンジ味がつきますし、ホロホロのケーキをしっとりさせる効果もあります。
同じレシピではもう作らなくていいかな、と思っていましたが、溢れださないようにして、後から果汁をしみこませるバージョンも作ってみたくなりました。
(たまみはもう食べ終わってしまいましたが・・)
小さ目のたんかんがあれば、『プリザービング』にあったビネガー漬け、おすすめですよ~。