リモンチェッロを作るためにレモンを20個以上まるはだかにしたため、色々な副産物が出来ました。
・表面の黄色いところ:リモンチェッロ
・白いところの胴体部分:レモンピール
・白いところの両端:レモンママレード
・果肉:冷凍
(薄皮と種は使用せず)
レモン4段活用といえるかな。
レモンママレードは、これまで何度作っても失敗ばかりでした。
大抵白い部分が溶け出してドロドロした濁った色のものになってしまうのです。
しっかり形を保った皮と、透明なジュレ状部分、というのを目指しているのに、いつもガッカリな結果ばかり。
レモンの皮は、固そうに見えて煮崩れやすいようなのです。
今回は、ちょっとひらめいて、いつもと違う方法でやってみました。
小豆は、必ず水で煮て、よく煮えてからお砂糖を入れないと固くなってしまいます。
柑橘の皮もそうかな、と漠然と思っていましたが、レモンの場合、逆に濃いシロップで煮始めた方が、組織が引き締まって、煮崩れないのでは?
■■レモンママレード
■作り方
(1)レモンの皮を1回茹でこぼして冷水にさらす。
今回はレモンピールに使わなかった、レモンの両端の部分のみを使いました。
(2)皮を適当な厚さにスライスする。余り薄くない方がよいかも。
(3)水に砂糖とレモン果汁を煮溶かし、濃いめのシロップを作る。ここにスライスした皮を入れ、煮る。
(4)レモンピールを作る要領で、あまりぐつぐつ煮立てず、レモンの皮が柔らかくなるまでコトコト煮る。
ぐつぐつ煮立ちそうになったら火をとめてしばらく置き、冷めたらまた煮る、など、わりとのんびり煮る感じにしてみました。
(5)こうやってしばらく煮ると、皮は程良く柔らかくなり、シロップにもとろみがついて、ママレードの出来上がり。
水が結構入っているせいもあり、ジェル状の部分が多めの、柔らかで透明なママレードになりました。
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レモンのはじっこだけで、5個もママレードが。 |
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ほよ! |
レモンママレードで、まあまあ合格という出来は初めてかもしれません。
ビギナーズラックかもしれないので、もう一度作って、確かめてみないと。
そしてレモン4段活用。パチパチ拍手です。
ここまで活用したことないですよ。
干し芋の記事をアップしました。
リモンチェッロは、スピリタス2本(1リットル)分仕込みました。昨日(2/13)シロップを作って混ぜました。
フルール・ド・セルさんのところにあったオレンジのリキュール、気になりますよね。
金柑とホワイトラム40%で仕込んでみたのですが、お砂糖代わりにコンフィのシロップを使ったらなんとペクチンが析出!(ゲル化?)
スノードームのようなモロモロの浮遊物があるお酒になってしまいました。とほほ・・・。