先日お友達が遊びに来てくれた際に、おみやげにアンジェリカ(アンゼリカ)の砂糖漬けを持ってきて下さいました(marinoさんありがとうございます!)。
アンジェリカって、これまで製菓材料コーナーでちらっと見たことがあるだけのものでした。
なんだか鮮やかな緑色でねっとりして、スティックセロリみたいな感じのものよね?
フルーツケーキなどに入っていたりするのは知っていましたが、自分で買ってみたことはありませんでした。
本物のアンジェリカというのは初めて!
おお。思ったよりもかなり大きなものです。 色は、おそらく着色料を使っているのでは、と思います。 |
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なんと秋田蕗のように中空! こんなにぶっとい中空の茎だったとは。 製菓材料コーナーのスティックセロリのようなアンゼリカは、これを縦にいくつかに裂いてパックしてあったのだと思われます(もしくはフキで作られた代用品だった可能性もあるかも)。 |
一体アンゼリカってどんな味なのでしょう?
「全草に特徴的な強い芳香がある」そうなのですが・・・。
とりあえず一かけ切り取ってみます。
水飴のような濃いシロップでねっとりと煮上げてあって、触るととてもべたつき、カットしようとすると、かなり固い感じです。
小さいかけらを噛んでいくと、最後に口の中に繊維が残るような感じです。
で、肝腎の香りなんですけど・・・・。
なんだか香料のような香りがするのは確かだけれど、それがアンジェリカ特有の香りなのかどうかは、そもそもアンジェリカを知らないので何ともよく分かりません・・・・。
ネズ(ジュニパー)ににた香り、と書いてあるものもあったけれど、そもそもネズの香りもいまいちよく分からないし・・・。
調べてみると、アンゼリカはセイヨウトウキともいって、セリ科シシウド属の一種。
婦人科系の漢方薬によく使われるトウキとは同じシシウド属に含まれます。
セイヨウトウキも、トウキ同様西洋では各種薬効が信じられてきたハーブのようです。
当帰芍薬散などトウキの含まれる漢方薬は飲んだことがありますが、そういえば、トウキ単体で味見したことはないです。
トウキの味ってどんな味だろう・・。
このアンジェリカ砂糖漬けは、少なくとも当帰芍薬散のような香りではないです。
(何の参考にもならないけど)
折角の本物のアンジェリカがあるので、フルーツケーキに焼き込んでみることにしました。
断面に点々と緑色が散らばって、彩りが綺麗です。
そして、いつもよりもプロっぽい香りがするような。
アンジェリカの効果かも☆
marinoさん、珍しいものをありがとうございました!
いつか機会があったら、ナマのアンジェリカを見てみたいものです。
そして、出来ることなら自分で砂糖漬けを作ってみたいな・・・。
■参考情報
Wikipediaのセイヨウトウキ
アンジェリカの砂糖漬けレシピ
アンジェリカ酒(写真あり。フランス語のブログ)
アンジェリカの砂糖漬け(写真あり。フランス語のブログ)
春蒔きだそうで・・・。
秋にまきましたらやっぱり出てきませんでした(爆)
こぼれダネとして春に芽を出すことを期待しつつ。
また新たに蒔こうと思ってます。
ちゃんと根付けば、(アーティチョークのように?)迷惑なくらい茂ってくれそうな感じですが・・。日本の環境ではどうかな。
是非是非、大きく育ててみて下さい!
ところで、頂いたカレーリーフのうち片方が、もうそろそろ持てなくなりそうなくらい大きく育ってきましたよ~。嬉しいような困ったような・・・。