採集生活

お菓子作り、ジャム作り、料理などについての記録

Bigレモンピールふたたび

2009-02-19 | +ジャム・ピール(果物系保存食)

またもピール作りの話題で失礼!

苦味もなく、すっきり透明に煮上がり、しかも良い香りのBigレモンの皮、感激していたら、miyakoさんがもう一度送って下さいました。(miyakoさん、本当にありがとうございます!)

以前頂いたものの最後の1個は、比較的長くおいたせいかやや乾燥してしぼみ気味でしたが、木の上にあったものはピカピカつやつやです。
切ってみると、皮の白い部分が前よりポクポクして、デンプンが含まれているような気もします。

以前作った経験から、もっと苦くてもいいなーと思い今回は全然茹でこぼしをしないことにしました。
また、表面の皮がやや固かったので、圧力鍋で少し煮てみました。

■■Bigレモンピール(2回目)
■今回の作り方
(1)Bigレモンをよく洗い、半分に切る。
(2)縦に切り目を入れ、皮を剥く。
(3)なるべく均等な平行四辺形大きさになるように、切り分ける。
 ハッサクの場合は、6分の1程度に剥いた皮をほぼその大きさのまま煮ましたが、このレモンの場合かなり皮が分厚く大きいため、砂糖の浸透に時間がかかりそうでした。なので、ピール2~3本分程度の小さめに切りました。
乾かすと縮むため、生の段階での1本分の適切な大きさが分からなかったせいもあります。後から気づいたのですが、乾かした後切り分ける方が綺麗な形になるという利点もあります。
(4)このあと、通常なら1回茹でて晒すところ、今回は苦味をなるべく残そうと何もせず煮始めました。でも、一度ゆすいでもよかったかも。
その方がシロップが濁り難い気がします。ただ、糖分濃度をとても高くするため、最初は多少濁っていても、最後には透明になります。
(5)薄い砂糖液をたっぷりめに用意し(このあと蒸発して減ってしまうので)、しっかり、中が透明になるまで煮る。
このとき試食してみたら、表面の黄色いところが結構固く感じました。
なので圧力鍋で少しだけ煮ることにしました。
(6)圧力鍋で湯煎状態で皮とシロップを煮る。
 このとき内鍋に半分程度の量にとどめる。
一度に済ませてしまおうと満タンにすると、せっかくの香りの移ったシロップが吹きこぼれてしまい大変勿体ないです。湯煎方式にしないのであればあまり関係ないですが。
加圧3~5分程度で急冷し、固さを確かめる。固いようなら更に数分加圧。
ママレードと違ってやや柔らかめでも大丈夫だと思う(煮くずれるとだめだけど)。
(7)このあと数日間、ほかの仕事のあいまに砂糖・水飴・(酸味づけ用)レモン汁を足して、ほどよい状態まで糖分濃度を上げる。
本来なら、シロップのみとりわけそれを煮立て、皮に注ぎ戻すらしいけれど、分厚い皮に浸透圧だけで染みこませるのは大変そう。なので皮ごと弱火で煮立て、皮への糖分の浸透を早めようと思いました。
(8)ほどよい濃度になったら、干す。
(長期保存する場合はシロップにひたるようにして瓶詰め・脱気する)
(9)ある程度乾いたら一度ビニールにしまい、1日程度おいた後、再度干す。
(中心部の湿気が均一化して、表面がまた湿ってくる)
(10)チョコがけするために細く切ったら、また少し干すと安心。
 

2009/2/8

おしりにまるい輪っかが。
はるみや柚子の親戚なのかしらん。

2009/2/1 断面はこんな感じ。
文旦みたいですよね。
この分厚い皮が、とっても綺麗な透明に煮上がるのですよ~。
2009/2/7 2/7の様子。
えーと、干し始めの日だったかな?
前回よりちょっと濃いめを心がけました。

大きさは、ピール2本分かな?というつもりで切ったのですが3本分になりました。

干したあと切り分けた方が形が揃うので、もっと大きめに切る方がよいです。
半端な形のは、ケーキに焼き込もうかと思っています。
2009/2/11 2/11の様子。
これからチョコがけするので、なるべく均一な太さに切ったあと干しているところです。

三角形などいびつな形だと、フォークの上でバランスが悪いのでチョコがけにはお勧めしません。


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6 コメント

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いいなあ。 (aiwhas)
2009-02-20 12:31:38
ピール、出来上がりがキレイで美味しそうでたまりません~。

今年も三宝柑などを買ってピールを作りたい気持ちはあるのですが、昨年ジャムやらコンフィやら作りすぎて在庫過多…。
使いきるのはいったいいつになることやら…、と思いながら先ほど納戸からゴソゴソと昨年シロップ漬けにしたピールを1瓶引っぱり出してきて網に広げて乾燥させてます。
(先日頂いたチョコピールが美味しくてもっと食べたくなってしまったのです)

そんなこんなで今年はなかなか「買って新しく作る」と言う行動にうつせず悶々として過ごしてます~。
今年は我慢の年かも~。
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何のピールかしらん (●aiwhasさま~Fujika)
2009-02-20 23:47:49
aiwhasさんのチョコピール、ほんとに綺麗なんですよね~。
使ったのは何のピールでしょうか。
きっと美味しいのだろうな・・・。いいなあ。
(自分のはなんだか冴えなくって)

コンフィの瓶詰めは長持ちするし、おいておくとひときわいい香りになるという説もあります。aiwhasさんの納戸はきっとひと財産ですね!
覗きに行きたいです☆
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なるほどー (aiwhas)
2009-02-22 14:33:02
まあ、買う言い訳をするのに良い事を聞いてしまいました。
「おいておくとひときわ良い香りになる」なんて!
三宝柑買ってしまうことにしてしまいます~。


先日開封したのはスイートスプリングのピールです(型抜きしてつくったやつ)。
先ほどチョコがけしました。
1瓶乾燥させた量が少なかったので結局テンパリングは無視して適当にやってしまいました…(根性なし)…。


私もFujikaさんの冷蔵庫を覗きに行きたいです☆
返信する
三宝柑 (●aiwhasさま~Fujika)
2009-02-23 17:25:33
三宝柑はずーっと前一度買ってママレードにしたことがあるきりです。
ピールにすると、どんな感じですか?
八朔、甘夏は肉厚に仕上がりますよね。
伊予柑はやや薄くて、裏側にひび割れ模様みたいなのがありますよね。
少量の作業って、結構苦手です。
この前、小瓶5つ分のママレードを作ったのですが、いつもより疲れたかも・・・。
(というか、出来上がったときの「よっしゃあ!」という爽快感が少なかったのかな)
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Unknown (aiwhas)
2009-02-24 10:12:36
三宝柑ピールは1~2日で簡単に仕上げると黄色が鮮やかなとてもきれいなさわやかな味わいのピールになるのですが、丸ごとオレンジコンフィのように1週間以上かけてじっくり仕上げると黄色い皮がオレンジがかって香りも良く味わい深い全く別物のピールになります。
手をかけるとこれだけ違いが出るのか~と昨年やってみてつくづく思ったのです。

ここのところ色々我慢していたものがプチッと切れて10キロ買ってしまいました。
切れたものが大きすぎたのか、はるかも少し買ってしまい、「どっちも黄色だったわ。三宝柑5キロくらいにおさえておけば良かったかも…」、なんて思ったり…。

とは言え久し振りの大量買いによる心ときめく作業。
中身も皮も全量使いきりたいです(中はそのまま食べちゃうだろうけど)。
多分2~3日中には届くはず。
瓶をかき集めて準備しておかなくては~。

返信する
心ときめく☆ (●aiwhasさま~Fujika)
2009-02-25 15:46:15
はるかは明るい黄色だけど、三宝柑はオレンジ色ぽいから、違う色だから大丈夫~☆
10キロ分ピールでしょうか。ママレードもかな?
楽しそうです☆
作品の写真、ぜひメールして下さいませ~。

昨日甘夏ピールを煮詰めていたらすっかり忘れてしまい、気づいたら濃いオレンジ色の美味しそうな状態に・・・。
怪我の功名でしょうか。
でも、もう一度やったら焦げるな・・・。

干すか瓶詰めか、いま迷っています。
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