採集生活

お菓子作り、ジャム作り、料理などについての記録

チョコがけ2019:杏仁ガナッシュチョコ

2019-03-13 | +チョコがけ

2月末、もう1回チョコがけをしようかと思って、ついでにガナッシュも作りました。

どういう風味にしような・・・・。

あ、そういえば。
 

杏仁ガナッシュチョコ

台湾で買ったアーモンドミルクのもと(杏仁霜)があったのを思い出しました。
杏仁を、その場で粉にしてもらった、フレッシュな杏仁粉です。
お湯に溶かすだけで、アーモンドミルク的なものが出来上がります。
粒子のサイズがとても小さいのか、溶かすと、ほぼ液体になり、ごくわずかなツブツブが下に沈む程度です。

これを混ぜて、アーモンド風味のガナッシュってどうかな。
アマレットを加えたらばっちり・・・・と思って探したのですが、どうやら使い切った模様。
(2本もあったのに、どうやって使ったんだっけ。カヌレかな?)
お酒は、自作のノチーノ(青クルミを漬け込んだお酒)にしました。
アマレットとはだいぶ違うけど、仕方ない・・・。


形状は、薄めの正方形にしてみたいと思います。
 

杏仁ガナッシュチョコ

手持ちの薄いバットに、プラスチックまな板をカットしてはめて、更に浅くしてみました。

昨年のガナッシュチョコがけのときに気づいたのですが、形状によって、口の中への味の広がり方・消え方が違うように思います。
幅広いと、口の中、左右に味が広がって、しっかり味わえます。
細長いものを齧ると、あまり味が広がりません。
厚みは、今度は味の余韻(継続時間)に関係してくる気がします。
分厚いと味が長く残り、薄いと、後味がすぐにさっと消えてしまう感じ。

幅広で薄い形状だと、味はふわっとすぐに広がり、比較的さっと消える、と思います。
 

杏仁ガナッシュチョコ

ガナッシュは、生クリームの量が、まだよく分かりません。
レシピによっていろいろあって、本を見て、適当に中くらいの量のものを選んでみました。
(多め/少な目だとどう違うかご存知ですか?)
杏仁粉を入れたせいかどうか、ネットリではなく、ほろりとしたガナッシュになりました。
(ちゃんと乳化してないのかなあ。味は悪くないと思うのだけれど)

2.5cm角にカットしましたが、端っこの余ったところ長方形になりました。それはもうそのままで。
切り口がモロモロになってますが、もっとナイフをあたためるなりして、ちゃんと滑らかに、ぴっしりエッジが立つように切った方がいいです。
ガタガタは、チョコでコーティングしてもカバーされません。

 

杏仁ガナッシュチョコ

どうにもしようのないカケラ。
どうしてくれよう、と思いましたが、ラップに包んで手でもみもみすれば、粘土のように再整形できることが分かりました。
フリーハンドで、他のと似たようなタブレット型に整形しました。

 

杏仁ガナッシュチョコ

チョコがけは、2本歯のチョコフォークで。

ガナッシュのカットが一番厄介で「きぃー!!」となりましたが、チョコがけは、まあいつも通りに出来ました。

仕上げは、私はさっぱりした、チョコのままが好みですが、転写シートとかアラザン、色つきのシュガーフレークなどの飾りをつけると、もっといいのでしょうか?
(重ねる可能性もあるため、でっぱるような飾りはどうかな、と思います。あと市販品でローズペタルやスライスナッツなどで飾ってあチョコも見かけますが保存中に湿気を吸ったり、匂いが飛んだり(または別の匂いが移ったり)しそうで・・・。)
もし複数種類を作った場合、見分けをつけるために何かした方がよくなります。
やるなら、フォークで線をつけるか、転写シートかなあ・・・。



購入品と大きさを比べてみました。 

杏仁ガナッシュチョコ

右側のこれは、京都に行った際に買ってきたもの。
ショコラティエ・ドゥーブル・セットという、とても小さな専門店です。
(バレンタイン時期、数多の輸入ブランドがあって選べないほどですが、こちらのは何よりお手頃価格ですよ。並んでいるみんな、箱じゃなくて袋入りで買ってました)

大きさは似たような感じ。

 

杏仁ガナッシュチョコ

左が自作、右がお店のもの。
頑張って薄く作ったつもりでしたが、お店のものはさらに薄いです。
ガナッシュの厚さだと、5ミリくらいかしらん。


お店のほど薄くはありませんが、自作のものは、何しろ鮮度が抜群。
外側のパリッとしたチョコと、中のふんわり口どけのいいガナッシュが、とっても美味しいです。
アーモンドの風味と、「これは何?」というノチーノの味がします。
このくらいの厚さでも一度に2個くらいは食べられる軽さでした。

時間が経つと、ガナッシュが締まった感じになって、香りが少し弱くなる気がしました。 
味って変わるのね・・・。
(市販の高級チョコレートに関しても、買う方にとっては1個何百円もして、勿体なくて何週間もとっておきがちだと思いますが、作っているショコラティエは「早く食べた方が本来の風味で美味しいんだけどなあ」って思っているかもしれません。)


■メモ
ガナッシュを作るのは(出来はともかく)まあまあ簡単。チョコがけも、まあいつも通り。
一番億劫に感じる作業は、ガナッシュのカット。
長さをはかりながら、毎回ナイフをあたためて綺麗に切るのは時間もかかる! 慣れるしかないかな・・・。
(ミニサイズでいいから、ギターカッターが欲しい・・・)

来シーズンは、2種類くらいはガナッシュを作ってみようかしら。

下がコーヒー風味ビターチョコ、上がごく薄いミルクチョコの2層ガナッシュってどうかしら。(それをビターチョコでコーティング)
(2層にするにはどうしたら・・)

ドゥーブルセットで買ったビターチョコの抹茶味ガナッシュも美味しかったが、2個食べるには強いかも。
(自作の場合、比較的あっさりした味で、何個も食べたくなるような方向性がいいと思う。)

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6 コメント

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Unknown (レモン)
2019-03-15 16:37:48
送っていただいたチョコレートの中に「杏仁とナッツリキュールのガナッシュ」っていうのがありましたが、もしかしてこの記事のチョコがそれですか?

口に入れた瞬間にアマレットみたいな香りが広がって、とっても好みでした。高級なお店のチョコみたい!

杏仁霜って本当に杏の種からできているんですね。杏仁豆腐作る時に使っているユウキ食品の杏仁霜が冷蔵庫にあったので原材料を確認してみたら、甜杏仁って書いてあって何のことだか分からなかったんです。

杏の中の仁は種があまりに固くて取り出せなかったので、去年は種をホワイトリカーに漬けてみました。アマレットみたいな香りなんですが、使い道がなくて…
お菓子に使うといいんですね。勉強になります。
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Unknown (Unknown)
2019-03-18 09:53:10
適温に温めたお湯に複数のナイフをいれておき、次から次へと交換しておけば時間短縮になるのでは?
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技術の勝利 (ふたマニア)
2019-03-28 11:12:41
発泡スチロールカッターもどきを使えば、チョコ切り作業もスーイスイ!コントローラで温度を調整しながら切れば、分厚いチョコもラクラクで正確にカットします。ちなみに、機械は電動糸鋸マシンにニクロム線を張った手作りと照明コントローラで済みました。ふっふっふ。
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杏仁酒、私も作ろう (●レモンさま~Fujika)
2019-04-09 10:40:23
お返事遅くなりましてすみません。
そう、それです~。
自作アマレットは、ガナッシュやお菓子に使うとよいかと思います。カヌレとかもありだと思います(我が家のノチーノはもっぱらカヌレ用)。
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安定した容器も (●Unknownさま~Fujika)
2019-04-09 10:47:47
こんにちは。コメントありがとうございます。
ナイフ複数作戦ですね。なるほど。包丁が入れておける、安定した縦長の容器も必要ですよね。
次回はガナッシュ作り、少しは手早く出来るでしょうか・・・。がんばります。
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見せて下さ~い (●ふたマニアさま~Fujika)
2019-04-09 10:50:36
うわーん、自作の電気チョコカッター、羨ましいです~。壁破壊とかデストロイ系は何とかですが、電子耕作なんて高級なこと私には・・・。
私にもひとつ作って下さ~い。いいなー。いいなー。
せめて完成写真をどこかで拝見したく・・・・。
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