柑橘類、大好きなのですが、最近は種類が多すぎて、もう何がなにやら・・。
必ず買うのは、文旦、日向夏(小夏)。甘平も好きだけれど、まだちょっと高級・・。
今年初めて、不知火(デコポン)にはまっています。
比較的お手頃価格で出回っていて、試しに買ってみたらしっかり酸味がありとっても好みの味でした。
(いつもこんな遅めに出てましたっけ?)
基本的には黄色系が好き。
黄色の新品種があれば、一度は買ってみることにしています。
今回みつけたのは「はるひ」。
こちらです。
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テニスボールくらいのサイズでしょうか。 同じくらいの大きさで、やはり黄色の「はるか」というものがあります。 はるかは、明るめのレモン色で、おしり(花落ち)側に輪っか状の窪みがあるのが特徴的です。 (レモン色で酸っぱそうですが酸味はほとんどないので、好みとは違うのであまり買いません)
こちら、はるひは、はるかよりはオレンジ色がかった黄色。マイヤーレモンに近い色です。 アニメ?の主人公に涼宮ハルヒというキャラがいますが、それと関連づけると覚えやすいかも。
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形はほぼまんまる。
皮は、手で剥けます。 剥いた瞬間、いい香りが漂います。 皮を噛んでみましたが、渋みなどは少ない気がしました。 (ママレードが作れそう)
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中はこんな感じ。 表面に、割と沢山、白く点々と皮が残っていて、ちょっと気になります(食べてしまえば気にならないけれど)。 スジの方は、とりたくなるほどのものはなし。 甘平やデコポンは、つるっと綺麗に剥けますし、ふつうのミカンも、スジは残るけれど、点々としたカスはなくて、スジをとればつるりとなります。 剥いていてうれしいのは、やっぱ綺麗に剥ける方かな・・。
味は、あー、うー、今回のものは、なんだか薄甘くて水っぽい感じでした。 酸味がなんか足りない気がします。収穫時期や保存期間によるかもしれませんが。 いわゆる黄色い柑橘の味ではなく、オレンジっぽさが混ざっている気がしました。
それより気になったのは、果肉が柔らかめで水分が多いのに比べ、じょうのうが固いこと。 中がふんにゃり汁っぽいのに、じょうのうは硬くて、その硬さが目立ってしまいます。
ちょっと、中途半端な印象でした。
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農研機構の品種開発情報を見てみました。
・食味が優れる「カンキツ興津46号」と香りのさわやかな「阿波オレンジ」を交雑して育成した中生カンキツの新品種(うん、香りはなんかいい香りを感じた)
・2月頃に成熟(私が買ったのは時期が遅すぎたかも)
・柔軟多汁(うん、そう。ジューシー系。私はパリパリ系の方が好み・・)
・ヒュウガナツに似たさわやかな風味を呈し、食味が良い。(私は日向夏の方がずっと好きかなあ・・・)
品種説明には、じょうのうの固さには言及はありませんでした。
開発時、日向夏ファンに試食してもらったのだろうか。
日向夏と違って手で剥けるけれど、いいところは、あまり受け継がれていない感じだと思いました。
日向夏は、みかんのようには皮が剥けなくても、りんごみたいにナイフで剥いて、芯を避けてカットするあの方法で、特に困ってないしなあ。