採集生活

お菓子作り、ジャム作り、料理などについての記録

オリーブペースト

2018-03-19 | +野菜系保存食



オリーブ塩漬け

2016年にお友達の畑でオリーブを摘ませて頂き、大量の塩漬けを仕込みました。
イタリア在住のAさんに教わった、10%の塩水に漬けておくだけ、というシンプル方式。
最初は渋くて食べられませんが、いつの日にかオリーブの味になるようなのです。

イタリアでは常温で保管するらしいですが、私はそれではちょっと怖いので(以前、冷蔵庫においたものを常温に出してみたらえらいことカビた)、やはり冷蔵庫。

オリーブ塩漬け

1年以上経ち、味見するのもドキドキします。
カビらしいものは見えませんが、梅酒の大瓶は、なんか発泡してるっぽい気がするのよね・・・。

梅酒瓶は怖いのであとまわしにして、ペットボトルを1本あけてみました。
漬け込むとき、どうやって取り出すんだろう?、と思いましたが、案の定、口から取り出すのはほぼ無理。逆さにすると、まず塩水がどばどば出てきて、オリーブは2粒くらいは出てきますが、そこでスタックしてしまいます。
結局ペットボトルを切り開いて一度ボウルに受け、そのあと別の容器に移しました。
10%のままだと、結構塩辛いです。おつまみ用は、少量を別の容器にとり、水を足して塩分濃度を少し下げると食べやすいです。


未開封のものもまだまだ沢山あるし、消費促進のために加工を考えてみました。
種をとってペーストにしたら、だいぶスペース削減になるのでは?
タプナードというフランスのオリーブペーストは、ツナが入るようです。
ツナの買い置きはないので、とりあえず自己流でオリーブペーストを作ってみます。

■■グリーンオリーブペースト
■材料
グリーンオリーブ塩漬け(10%塩水漬け)
ケイパー塩漬け(軽くゆすいで表面の塩を落として絞る)
にんにく(水と牛乳半々で電子レンジにかける。生にしたかったのだけれど、生ニンニクを食べるとダンナサマはおなかをこわしてしまうので)
パセリ
レモンの皮
オリーブオイル

オリーブペースト




材料をフードプロセッサーに入れてペースト状にします。

オリーブペースト

オリーブオイルも足すと、こんな感じ。


かなり塩辛めではありますが、調味料的な使い方をするものなので、これ単体で食べてちょうどいいくらいだと、薄すぎてしまうと思います。なので、心を鬼にして塩辛いままで!
(オリーブやケイパーを塩抜きしたいのを、ぐっと我慢した)

適当に作ったのだけど、なんかすごくおいしくできました。
自分で作ったのに、「え?何が入ってるの?」と思うような変わった香りがします。
レモンの皮の香りかな?

パスタに和えたり、パンに塗ったりするつもりで作りましたが、最初の出番はドレッシング。
レモン汁を混ぜ、パンプキンシードオイルを少し足してドレッシングにしたら、お店のドレッシングみたいに濃厚・複雑な味にできました。パンプキンシードオイルのナッティな風味がオリーブとよく合います。


そうか、ペスト・ジェノベーゼ(バジルペースト)みたいに、ナッツを混ぜてもよかったのかも。(塩気も少し薄まる)
作るときに混ぜてしまってもいいし、食べるときに刻んだナッツを混ぜても、カリカリした歯ごたえがあっていいかも。


今回はごく少量、テスト的に作っただけだけれど、レモンがあるうちにもうちょっと作っておきたいと思っています。

コメント (2)
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