台湾旅行関連記事です。
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滞在中、お友達に玉井市場に連れて行って頂きました。
(Thank you Ruby, 陳san!!)
玉井というのは台南の近くで、マンゴー栽培で有名なところ。
台南の人は、マンゴーは台南が一番!台北で食べるのは美味しくないよ。と断言してます。
何度も台南を訪れていますが、夏に来るのは比較的珍しいです。
なのでこの玉井市場も、ダンナサマから聞いてはいましたが、私自身は初めて。
念願が叶いました☆
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最盛期の7月はもっとすごいことになっているのだそうですが、8月中旬でもこんなにマンゴー山盛り! 卸売市場なので品種や値段は表示していないものが多かったのですが、いくつかは分かるようになっていました。 台湾では昨冬、大変な寒波が来て、今年(2016年)のマンゴーは生産量が少なめ、味がいまひとつ、値段は高め、という傾向だそうです。
当時の寒波は大変だったようで、ところにより雪が降って、トラックや車はすってんころりん。台北はともかく台南には暖房器具というものが全く普及しておらず、寒さに震えて過ごしたのだそう。 一番効果的に温まったのは、ヘアドライヤーだったそうです。
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さてさてマンゴー。 これは慢愛文。 慢はslowという意味なので、愛文とよく似た品種で晩生のもの、という意味だと思います。 日本でも、厳密には違う品種なのに「早生ふじ」と呼ばれるりんごがありますよね。 1斤(600g)50元。
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凱特(キーツ)。熟すと黄色くなる品種。 これは比較的晩生の品種のようで、今回の市場ではこれが目立ちました。 到着した日、祐成水果店でカットフルーツを頂いたのですが、それがおそらくこの品種。 滑らかで、とても美味しかったです。 (寒さに強いのかも?)
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金煌。 ペリカンマンゴーに似た黄色くて面長のマンゴーですが、巨大になるもの。種は薄べったいのでたべでがあります。
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黒香。 熟しても緑色のままのマンゴーだそうです。 龍眼の味とも言われるようですが、食べたことありません。 台南の知人数人に聞いてみましたが、知らないと言っていました。みんなに人気なのは、圧倒的に愛文のようです。
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こちらは比較的新しい品種の、「水蜜桃芒果」。 検索してみると、桃にマンゴーを接ぎ木した、という言葉も出てきますが、多分違うと思います(バラ科とウルシ科を接ぎ木してもダメですよね?)
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やや若いうちは白く粉をふいています。(熟すと照り照りに) 黄色~ピンク~薄い赤の色合いが、桃のようなので、この名前がついたのではないかなあ・・。
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西施芒果。 西施というのは中国古代四大美女の一人。(BC5世紀くらいの人) このマンゴーは面長で赤いタイプです。
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確かこれは蘋果(リンゴ)マンゴー。
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マンゴー以外にもいろいろ売っています。 山盛りのバナナ!
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赤っぽいタイプのバナナ。
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こちらもバナナ。 新聞紙3枚に分かれていますが、それぞれ品種が異なるのだと思います。 (名札をつけてくれたらいいのにな・・・)
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パパイヤ。 一盛り150元。
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売り場とちょっと離れた別の場所。選果場かな? コンテナ入りのスターフルーツが無造作に置いてありました。 (ハエがぶんぶん飛んでいた場所だけど、フルーツ自体は綺麗ですよね) 台湾のスターフルーツは日本のプラムみたいな甘酸っぱい味で、でも皮はごく薄く、プラムの皮の酸っぱ苦さがなくて、私はプラムより美味しいと思っています。
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この「金瓜」というのは、多分かぼちゃだと思います。
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生薑は二種類ありました。 左の大きいのが普通の生薑(薑母)、右の小さく分かれているのが竹仔薑。竹仔の方が辛味が強い(成分が濃い)そうです。
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台湾でもフードドライヤーが一般的なようで、ドライ生薑(二種)、ドライレモンなどのお店がありました。 ドライレモン、買っちゃいました☆
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ありとあらゆるところでドライマンゴーが売っていました(ブティックでも)が、市場内でたまたま買ったこの「夏之果」ブランドは、ヒットでした。(お砂糖使用タイプ) まずドライ凱特1袋(150元)買って、すぐに開封、味見。美味しい! 再度行って、今度は3袋400元で交渉成功! 愛文のをひと袋、連れて行って下さった友人(台湾人)にプレゼントしたところ、「ココは台湾なのに、日本人からドライマンゴーをプレゼントされるなんて!?☆」と茶化されてしまいましたが、彼女もかなり気に入った模様。 もう一度二人で行って、彼女の分、また3袋(400元)買ってしまいました。(「日本人のトモダチが気に入ったみたいでもっと買うのですって☆」とワタクシが交渉の材料に!(エッヘン))
後から、「5袋買えば500元になったかなあ、でもそんなにいっぱい買ってもねえ」、と主婦二人で値引き交渉について振り返ったのでした。
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市場の近くにマンゴーかき氷のお店がいくつもあります。 有間というこちらに連れて行って頂きました。
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メニュー表。
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じゃーん!すごい! 下がマンゴー果汁入りかき氷、上に生マンゴー、マンゴーアイス、そしてワサビみたいに見える緑色のものは、ドライ青マンゴー。練乳がかかっています。
友人によると、例年より器が小さく、マンゴーの量も少なく、マンゴーの品質もやや劣る、とのことでしたが、私には至福のデザートでした。 下の氷部分も、マンゴーの果汁を使っているそうですが、(今年に関してはかもしれませんが)果汁成分は薄めのようでした。
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ちなみに2013年7月にダンナサマが食べたマンゴーかき氷。 お店やサイズは不明ですが、確かにこちらはマンゴーがふんだんに、氷が見えないくらい折り重なって盛られています。
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■参考情報 (あとでちゃんと書きます)
過去記事
201108台湾:マンゴーの品種について
台北ナビ
玉井関連記事 2015-08-11記事 2006-06-05記事 2012-06-01記事
ドライマンゴー作りのようす
台湾の種苗店のブログ (マンゴーの品種が沢山!!)
蘋果文、紅象牙、紅凱特、九月芒果、金煌、愛文、玉文、金興、台農一號、農民黨(雞蛋)芒果、慢愛文、北一、紅蘭、蜜煌、黑香、海頓、土芒果、大果土芒果、四季蜜芒果、金蜜芒果、紅龍、貴妃、水蜜桃芒果、香文、黃金柿子芒果 などなど。
まだ見たこともない品種が沢山!
台湾マンゴー情報館