お友達のフェイスブックで「トリュノワ」というお菓子を拝見しました。
栗とチョコレート、バターを混ぜて作る生菓子です。
(冷凍は出来ないようです)
栗は、拾うだけ拾ってなかなか加工に着手出来なかったのですが、那須に栗を持ち込んで、作ってみることにしました。
(母もいるしごはんの仕度などやるべき家事が少ないためヒマなので)
皮むきも両親に手伝ってもらいました。持ち込んだ栗が全部加工出来て助かりました・・・。
■■トリュノワ
(トリュノワで検索して一番目に出てきたこちらのレシピを参考にしました)
■材料(これの2倍で18cm角ブラウニー型満タン)
栗 皮付きで500gのところ、私は皮を剥いて加熱後の状態で500g
砂糖 50g
ブラックチョコレート 100g
バター 100g (50gで作っている方も)
ブランデー 大さじ1
オレンジピール 適量 (元レシピにはなし)
ココアパウダー 適量 (元レシピにはなし)
作り方は、栗ペーストを作るところはいつもの自分流でやりました(記事末尾に)。
チョコとバターの混ぜ型は、2通り試してみました。
■トリュノア作り方(もとレシピ)
(1)チョコレートとバター、砂糖を湯煎でとろりと溶かす。
(2)栗ペースト(砂糖抜きで作っておいた)ものに、このチョコレート液と刻んだオレンジピールを加え、練り混ぜ、ラップを敷いた型に流し込んで成形する。
(羊羹のような直方体状がカッコイイ気がします)
(3)丸一日冷やし固めてから切る。
■トリュノア作り方(Fujikaアレンジ)
(1)チョコレートを湯煎で溶かし、人肌程度に冷ます。
(2)栗ペーストも冷めていればチンして人肌程度にしておく。
(3)バターは柔らかくしてから砂糖を加えて、バタークリームのように白くなるまで泡だてておく。
(4)1~3、及び刻んだオレンジピール、洋酒を練り混ぜ、型に流し込む。
(5)冷やし固めたあと、サイの目にカットし、ココアをまぶす。
チョコとバターを溶かす方法、そしてバターを泡だてる方法、両方作ってみました。
写真のものはバター泡だて方式です。
■感想
・栗の比率の方が圧倒的に多いのに、栗の味というよりは、チョコレートの味の方が目立つチョコ菓子となる。
とはいえ簡単ですごく美味しい!
また作る予定。
なお、他の方のものよりやや茶色が薄いようにも見えるので、チョコをもう少し増やしてもいいかも。(栗の味は薄れるので迷うところだが)
・スライスしたままでもいいが、ココアまぶしバージョンは、表面にほろ苦さが加わりなかなかいけると思う。
おすすめです。
・バターを溶かして混ぜると、みっしり固めの食感になる。
泡だてバター方式だとほろっとした食感。どちらも口にいれたあとは、するっと消えていくような口溶けのよさ。
後をひく危険な美味しさです。
・オレンジピールが加わると、ふと噛んだ瞬間にいい香りが漂って嬉しい感じ。ちょっと高級になっていいかも。
(もう少し多くてもよかったかも)
・母によると大粒の栗のカケラが混ざっていた方が、栗らしい味がしていいとのこと。
ただ、冷蔵庫に入れて数日経つうちに、栗部分の香りはチョコの香りに馴染んで目立たなくなる気がする。
・ダンナサマによると、作ってすぐよりは、数日後の方が味が馴染んで美味しいとのこと。
(つまりダンナサマはチョコ風味が馴染んだ味が好きということかな)
・同じレシピで例えばホクホク系里芋やカボチャでも作れるということかしらん?
・チョコレート100gと生クリーム(80ccくらい?)でガナッシュを作り、そこに栗を混ぜたらどうだろうか。
バターより低カロリーかなーと期待するのだけれど。
■参考情報
(1)ポメマルさんのブログのトリュノア
栗500gにバター50gで作っています。
(2)今回参考にさせて頂いた鎌倉大根さんのブログのトリュノワ(2006) トリュノア(2013)
2006年版ではお砂糖は水に溶かして煮詰めてシロップにして加えています。
私は水なしで砂糖のまま使いました。
(3)クックパッドのトリュノワ
■■栗ペーストの作り方
(1)栗はまず鬼皮を剥き虫食い部分もけずって、水に漬けておく。
(2)鍋にお湯を沸かし、水を切った栗を投入する。渋皮の色が鮮やかになり果肉の色が黄色くなったら水にとる。
こうすると表面が生ジャガイモ程度の固さになり、渋皮が剥きやすくなります。
生栗は余りに固くて手を怪我しそうなので少し茹でることにしています。
(3)渋皮を剥く。また加熱することで生の時には大丈夫に見えた傷んだ部分が変色して分かるので、大きくけずっておく。
(4)ケバなどが付着しているのでさっとゆすぎ、フタがぴったりしまる鍋に入れる。栗が大きいようならば半分に切っておく。
水を6~7分目程度入れ(割と少なめ)、弱火にかける。
(5)時々上下を返しながら、栗がほろりと割れて、芯まで柔らかくなるまで煮る。
煮え上がった時に水分がほぼなくなっているのが理想。
もし栗が煮えていても水が沢山あるようならば水分のみ別容器にあける。
水が足りないと、芯が残っているのに表面だけ煮崩れて焦げ付いてしまう。水がなくなった時点でまだ栗が硬いようならば、土鍋などに移し適量の水を振り掛けてピッタリフタをして電子レンジで加熱するとよい。
(6)火を止めて、(お砂糖を加えながら)木べらで練り混ぜて、ペースト状にする。
完全にピュレ状にするのではなく、ところどころに粒が残っているくらいが美味しい気がします。
(7)これを茶巾絞りにすれば、中津川のに結構近い栗きんとんになります。
保存はガラス瓶に詰め、アルミ箔を天辺にはりつけて冷凍がお勧めです。(こうすると霜がつきにくく匂い移りも少ないように思います)