この冬は、干し芋やピールのチョコがけと同時にその箱づくりも頑張りました。
あまり裏話を書くのはスマートではないと思うのですが、一応自分用の記録のために書いておきます。
(なのであんまり読まないでね☆)
箱作り、全然迷ったりせず、テキパキ・サッサと作ったのよ☆ (当然嘘です)
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この秋、お芋が沢山穫れたときから(というか苗を植えたときから)、干し芋を量産する予定でした。
製品が沢山出来ると言うことは、誰かに貰ってもらわないといけません。
人にプレゼントするためには、容器が必要です。
「箱って意外と重要だし時間もかかるのよねー」とお友達のmarinoさんにも教えて頂き、どうしたものか、年末頃(干し芋製作着手前)から悩み始めました。
中に割と重たいお芋が入るので、結構厚い紙でないと中味を支えきれません。
厚紙ってどこに売っているの?いっそ箱屋さんに発注してしまおうかしら、とあちこちネットで見て回っていたとき、はっとひらめきました。「み」(上下に分かれた箱の、ものを詰める方の側。ふたでない方)だけガッチリ丈夫なら、フタはそれほど分厚い紙でなくても大丈夫だわ!
薄手の段ボールなんてピッタリでは!
そうこうするうちに、好きなサイズの段ボール板を、画期的な自動見積システムを使って、ネット上から小ロットで注文出来るサイトを見付けました。
片面色つきの段ボールというものもあるようですが、桁外れに高価なので、クラフト紙(茶色)で我慢することに。
フタ用の紙は、別の紙屋さんで発見。アウトレット品だったためあまり選択の余地もなくクリーム色になりました。
購入したのはB4サイズで、これを半分に切って蓋にします。
もっとシックな、都会的な方がよかったけれど、中味が干し芋だし、まあナチュラルカラーというのもありでしょう。
E段という段ボールは、思ったよりずっと扱いやすくて感激です。
定規をあてて、鉄筆(てっぴつ)でやや力を入れてガイドラインをつけると、あとは簡単にパキっと、折ることができます。
普通の厚紙の場合、完全に折りたたんで、折り目の上を固い物で押しつけるようにしないと、綺麗な折り目は出来ませんが、段ボールだと手で大丈夫。
干し芋用の箱を作り終わったところで、ピールのチョコがけが量産の気配(いや、やってるのは全部自分なんですが)。
チョコの箱のことは今年はあまり考えていませんでした。
去年作った箱の設計図が探せばどこかにあるはずだし、あれでいいかなーと軽く考えていたのです。
でも、昨年のチョコの箱のミは、フタに比べてカットも折りも結構大変なんですよね・・・。
折角沢山ある(そして折るのが簡単な)このE段を使って何とかしよう、と色々思案。
結局、購入した段ボール板を4等分した細長いサイズで作成することに。
フタの方は、ホチキス止めよりは高級感のある、C式の組み立て式に(昨年と一緒のスタイル)。
たまたまというか丁度というか、フタはB4の紙1枚の長さにぴったり収まることが分かりました。
幅は丁度A4くらいの幅。これが非常に重要で、たまたまこの幅だったのでプリンタにかけることができました。
フタの設計図は印刷するので、プリンタにかかるかどうかが非常に重要です。
いくつか試作してみると、干し芋のときはまあよかったナチュラルカラーが、チョコにはどうもさみしすぎるというか野暮ったい気がしてなりません。
昨年の柄を流用しようかと簡単に考えていたのですが、昨年とは紙質や色が違って全く合わない!
ひー。
しかも、パソコンを替えたため、昨年使ったマイクロソフトオフィスの描画機能は使えません(オープンオフィスになってしまった)。
ここで結構悩んで、そういえば唐紙のデザインってクリーム色にあうかも、と検索。色々見ているとインスピレーションが湧いてきます。
検索の過程で、たまたま素敵なWEB素材屋さんも見付けました。
素材屋さんのデザインは、さすがプロの仕事です。思ったよりもずっと素敵になりそうです。
色つきの模様を印刷出来ることを考えると、やむなく選んだクリーム色の紙も、悪くなかったかもな・・・。
身とフタと、あと敷き込む薄紙までは何とか目途がたちました。
あとはしきり。
昨年は、全部のチョコを、しきりなしで適当に詰めてリストを添えたのですが、どれがどれか分からないという意見がありました。
今年は一歩前進してしきりをつけよう。
■注意点・今後の課題
・チョコの箱詰めの際は寒いので厚着すること。
・名札はやはり印刷する方が、綺麗で楽では。端切れを使っちゃおうとケチらず、印刷すべきかも。
・チョコの箱を作り終わったあとに気づいたが、干し芋の箱のフタにもなにか模様をつけてあげればよかった。
「採集生活」のハンコのシール(剥がし易いもの)を貼れば良かったな。サツマイモはまさに採集したものだし・・・。
・紙全面に面的に印刷すると、紙が縮む気がする。
・極薄のトレーシングペーパーやオーブンペーパーを裁断する際は、薄くてうまく切れないため普通紙に挟み込んでから切ること。
・段ボールの色を変えるため、表面に何か薄めの紙を貼ったらどうなるだろうか。紙を貼っても綺麗に折れるかどうか。貼った紙が破れるかな。
・ココアつきのものは、しきりがあっても輸送の際などに粉が飛ぶ。はめ込み式の簡単なフタを作るといいかも。
・今年は試行錯誤しながらだったので、いつの間にか作り終わっていたけれど、同じ作業をまた繰り返すとなると、結構退屈かも。
また来年やるのなら、かなり早めに着手すること。
■参考情報
●アース段ボール
こちらで段ボール板を購入。
自動見積コーナーで厚さ・サイズ・枚数を入力してネット注文出来るのでとても便利。
●大洋紙器
段ボール箱の形式や設計図などの情報が沢山あります。C式折り込み式の設計図はこちらを参考にさせて頂きました。
●紙21
アウトレットコーナーでファンシーペーパーを購入。
●猫と和風のWeb素材屋さん「林檎屋小間物店」
色々使わせて頂きました。
●唐紙のお店 株式会社山崎商店
日本のデザインってすごい、とみとれてしまいます。
●京からかみ 丸二
同じ意匠でもお店によって微妙に異なります。見るだけでも興味深いです。
●レザック80つむぎ 肌 四六版連量210kg(米坪244g) 257X364(B4規格)220枚
一〆価格 (2800*1.05+送料987/2)=3433
紙一枚あたり 16円
お芋の箱1つあたり(2分割) 8円
チョコの箱1つあたり(丸1枚使用) 16円
*連量は紙1000枚あたりの重さ
*米坪は1平方メートルあたりの重さ
●段ボール板 長さ327×幅534
一〆200枚価格合計 (1枚単価22*200*1.05+送料570+代引料315)=5505
一枚あたり 28円
お芋の箱1つあたり(3分割) 9円
チョコの箱1つあたり(4分割) 7円