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採集生活

お菓子作り、ジャム作り、料理などについての記録

あんずジャム

2009-07-29 | +ジャム・ピール(果物系保存食)
樹上完熟にこだわって、信州のフルーツを育てていらっしゃる農家さん(ブログの名前はズバリ『樹上完熟』)から、杏を送って頂きました(miyakoさん、ありがとうございます!)。

杏は旬が短く、スーパーにあまり行かないで過ごすと一度も見ない年もある程です。今年も見かけないまま、終わってしまうのだろうなーと思っていました。

思いがけない杏の登場。ワクワクです。
届いてみると、その大きさにまずびっくり!
信州大実という品種とはいえ、キミはモモかい?と思う大きさ。
切ってみると、断面に果汁が滲みます(ネクタリンのよう)。囓ってみると、ジューシーで甘酸っぱい味がします。
アンズって、生の状態だと、柔らかいくせに果汁はどこ?という感じで、どちらかというと味がないフルーツかと思っていました(で、食べ終わった後、強烈な酸味を「胃で」感じますよね)。
こんなアンズもあるのだわ~、びっくりー。樹上完熟だからでしょうか?

芽からウロコのアンズでした。


生食で美味しい杏でしたが、杏ジャムも作ることにしました。
以前本で読んだ、杏を一度オーブンで焼いてからジャムにする、という方法を是非試してみたいと思っていたのです。

■■アンズジャム
■作り方
(1)杏を半割にしてお皿に並べる。
(2)オーブンに入れ、160度で20分程度、杏全体が柔らかくなるまで焼く。これを1日(~2日。都合次第で)干す。
オリジナルのレシピには干す、という工程はありませんでしたが、更に水分が蒸発し、味が凝縮することを期待しました。
あと、オーブンで焼いたのが夜遅くで、すぐにジャム作りに取りかかれなかったというのもあります。
(3)種を割って中身を取り出しておく。
(4)干しあがったアンズを電子レンジにかけ、柔らかく煮る。これをザルで裏ごしする。
 漉さずに、全体をスティックミキサーでピュレ状にするというやり方でもいいですが、先日梅ジャムで失敗したので、漉すタイプを練習しようと思って。
(5)漉したアンズピュレに取り出した種(杏仁)を加え、よく混ぜながら煮立たせる。
砂糖類を加えて適宜煮詰る。
今回は、果糖のほか、家にあったイタリア産蜂蜜を加えてみました。
この蜂蜜は、松脂のような樹脂っぽい香りがして癖が強く、あまり減らなかったものですが、干したアンズを試食した際にちょっと垂らしてみたら絶妙なおいしさになると気づいたので。
(6)瓶詰めして、煮沸。この際、吹きこぼれやすいので注意。

 
2009/7/15あんず 信州大実という品種のあんずです。
直径5~6cmあるものもあります。

産毛が気持ちよくて、ほおずりしたくなります(桃はほおずりしてはダメですが、杏は大丈夫)。
2009/7/15あんず 半割にしたところ。
割と固めの果肉ですが、果汁が滲むほどジューシーです。
2009/7/13あんず オーブンで焼いた後、こんな感じで干しました。
2009/7/13あんず 生の状態と比べると、随分縮んだのが分かります。

多少色が悪くなるけれど、蜂蜜も黒いし気にしないことに。
もし色を保ちたければ、オーブンに入れる前にビタミンCを溶かした水もしくはお湯にくぐらせるといいかもしれません。
2009/7/13あんず 半干し杏を電子レンジにかけたところ。
これをザルで漉します。
残ったカスは、砂糖を足して即席ジャムにしたり、ドレッシングに使ったりしました。
2009/6/30フサスグリ 種を割るときは、枝のついていた方を左手に持ち、スジの入った側を下にして、種のへりをペンチで叩きました。
左の写真は、叩いている様子の再現図(90度傾けて水平に置いてあります)。

10回くらい叩くと、ぱかっと割れ目が入るので、中身が綺麗に取り出せます。オニグルミよりずっと簡単です。
2009/7/11作あんずジャム 杏の追熟段階に応じて、三回に分けて作りました。
コンポートは煮加減が難しいという話を聞いて今回は見送り、ジャムばかり。

1回目
(この頃空きビンが底を尽き、大瓶になってしまいました)
2009/7/11作
あんず、あんずの種、果糖、はちみつ
2009/7/11作あんずジャム 細かい泡はあるけれど、分離はしなかったみたい。
ちょっとゆるめ。
2009/7/14作あんずジャム 2回目
2009/7/14作
あんず、あんずの種、果糖、はちみつ

煮沸中に電話があり、吹きこぼれ寸前で救出。そのせいかどうか、分離してるかも・・・。
くー。電話に出なければよかった。
2009/7/19作あんずジャム 3回目
2009/7/19作
あんず、あんずの種、果糖、はちみつ

今度は煮沸中、目を離しませんでした。
コメント (8)
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メスレー(プラム)

2009-07-29 | +フルーツ

My畑に、1本だけ、ラグビーボールスイカの苗を植えました。
2種類の葉っぱがあるような?と思っては居たのだけれど放置。
(母が手伝いに来てくれたとき、母も放置してた)

その後ぐんぐん蔓が伸びて分岐して、カボチャのような五角形の葉っぱ、およびギザギザの葉っぱが2種類、にょろにょろ畑じゅうを這い回っています。どちらかというと、かぼちゃ型の葉が旺盛です。

そして昨日夕方、かぼちゃ型の葉のところにぽっかりと、白い綺麗な花を発見。(スイカの花は黄色)
あちゃ。これって台木のユウガオの花では?
そうか、かぼちゃ型の葉は台木の芽が息を吹き返して伸びてしまったのか(そんな予感はしてたけどさ)。
 葉っぱだけなら、この葉っぱが光合成してスイカの実に栄養を送るかなーとも思えるけれど、花までついてしまったとは。
台木部分の方が成育旺盛っていうのはよくないですよね?

ひとまず、ユウガオ部分の蔓を何本か剪定してみました。
でも、花のついた部分は、まだそのままです。生い茂る雑草に阻まれて、というのもあるけれど、なんとなく勿体ないような気がして・・・。

ユウガオとスイカ、両方収穫を狙うっていうのはだめかな?
多分スイカの方が負けるんだろうな・・・。
やっぱりユウガオ部分は全部取り除くべきでしょうか・・・。


===話はかわって====================


「メスレー」というプラムを先日初めて食べました(ふみえさんわらびさんありがとうございます!)

2009/7/25メスレー
2009/7/25 メスレー


果皮も果肉も赤くて、果汁たっぷりです。そして、プラムというと酸っぱい印象がありますが、これは果肉にはほとんど酸味がなく、とても甘いです。
プラム、というとやや後ずさりするダンナサマですが、これは大丈夫でした。
「ぶどうみたいだね」と感動していました。
(ダンナサマの一番好きなフルーツはぶどう。つまり最上級の褒め言葉ですよね)

ただし、他のプラム同様、皮および種を噛むと結構酸っぱいです。

これまで聞いたことのない品種だったので検索してみると、苗木販売のサイトが沢山ヒットしました。
このプラムは、プラム類には珍しく自家結実生があるので、家庭用果樹に向いているようです。

こんなに甘くて魅力的なフルーツは、家庭で育てるには、鳥よけ、虫除けが必須でしょうね。
このプラムも、穴はないのに虫がいる、というものが何個かありました(そこだけよければ食べられます)。
ごく小さい実のときに卵を産み付けられてしまうのかなあ。

考えてみたら、プラムに住む虫は幸せだよなあ。周り全部が食べ物。
自然界は厳しい、というけれど、全然そんなことないのでは?

まあ、おうち(プラム)ごと鳥に食べられてしまったり、人間に発見されてゴミ箱で一生を終えたりするものがほとんどか・・・。

コメント (2)
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