アミガサタケってどんな場所に生えるのかしら。
まだ傾向がつかめません。4/16に最初桜並木の下でみつけました。桜は結構な大木で、こんな感じです。

左から2本目に見える桜の根元でアミガサタケ発見

奥に見える人影のあたりでアミガサタケ発見
こうやって桜並木を見ると、ほぼ同じような環境の場所が何百平方メートルもあるようなのですが、ごく限られた場所にしか生えてきません。菌糸の育ち具合とか、微妙な水分量とか、色々な条件が組み合わさっているのでしょうけれど、なかなか分からないものです。
4/16は夕方もう一度カシの樹林帯にも見に行ったら沢山発見!(こちらの記事に収穫写真追加したのでよかったら見て下さい)。カシの樹林帯の方は、この日だけでなく何度も収穫することが出来ました。桜の方はほぼ1回きり。有機物の量が違うのかなあ。
カシの木の下、というのはこんな感じです。

2008/4/22 カシの樹林帯の下のアミガサタケ
・日中は木漏れ日が軽くさす程度で結構湿っぽい感じ
・あまり雑草が茂っていない。スミレがそばに生えていることもある。
・地面がところどころ露出して、枯れ葉は厚く積もってはいない
・地面は固め。森林の下などのように腐植層が厚くフカフカした感じではない。
・雨が降っている最中に成長しているのかも。カサのくぼみに結構な泥はねが・・・。
・晴天が続いて乾燥した気候ではあまり生えない
・斜面ではなく平らなところかやや窪んだところ(斜面は水はけがよいため)
こんな感じかなあ。
でもこの条件にあてはまる場所ならいっぱいあるのにな。
それに、この条件があてはまらないところにも生えてました。
日当たりの良い林縁の土手。
22日、数メートル先の女性グループが散歩道の横で何か摘んでいる模様。日当たりの良い乾燥気味の場所だし、ワラビだろうなーと思って近づいて見てみると何とアミガサタケが4つも!
あと数分先にその場所に来ていれば!でもノーマークの場所だったよなあ。ううむ。
あっちは散歩で私は本気だったのになあ。
無欲で臨む、というのも必要条件なのかなあ。

2008/4/20 こちらもカシの下。奥にはぼんやりスミレが。
きのこ探しはなんだか釣りに似ているかも。
私は釣りしないのでよく分かりませんが、釣り人って、「この天気でこの潮目、この岩の散らばり具合からみて絶対こには魚がいそうなんだけどなあ」、と確信半分・迷い半分で釣り糸を垂れているのではないかしら。
私も、この天気、この湿度、しかも丁度良い日陰加減だしどうしてここに生えないのかなあ、とウロウロしています。
でも釣りと違ってキノコがないのは生えていないから(ライバルがいないとして)。(魚はそこに居ても食いつかないこともありますよね)
この条件だと生えない、もしくは今日は生えていない、ということを知るためにもマメにウロウロしておきたいものです。
キノコ摘みで結構悔しいのは、採り頃を過ぎたキノコを見てしまうこと(来年のため、と考えるべきなのですが)。そして自分で踏んづけてしまったときも。後者は最近はほとんどなくなりましたが(遠目で見付けたら、まず立ち止まって足下・周囲をよく確認。舞い上がって駆け寄ってはダメ。何個かまとまって生えていることが多いのです)。
昨日見に来ればよかった!と思わないためにも「無欲の散歩」を欠かさないようにしなくては(ジョギングではないのは見逃さないため。どの辺が無欲だって~?)。

2008/4/20 この日の収穫
追記:
4/25 親指大の小さいもの2個発見。
4/26 見つからず。
■■アミガサタケ関連の過去記事(日付は採集日)
●2007年
2007/4/25 アミガサタケ産まれて初めて採集
●2008年
2008/4/16 この年のアミガサタケ初採集
2008/4/20 アミガサタケの生える場所について考察してます
2008/4/28 トガリアミガサタケ大収穫
●2009年
この年はまったくの不作で記事もなし。
●2010年・・・この年は爆発的に採れました。
2010/04/12 この年の初採集。
2010/4/14-25 写真いろいろ
2010/4/24 古びたものを大収穫
●2011年・・・2010年に比べて収穫量は少なめ
2011/4/19 この年の初採集。
2011/4/20-24 ダンナサマときのこ狩り
2011アミガサタケ料理 ロールキャベツ(おすすめ!)、パスタ
●2012年
2012/4/16 この年の初採集