久々にランプン州のタピスに出会いましたのでご紹介を。

本来はボーダー(横縞)になるように着用されていたものですが
左右の刺繍の対比が面白みと思い縦縞で撮影しています
まずは左側の刺繍部分




続いて右側の刺繍




インドから伝わったといわれているミラーワークには雲母が使用され
この地の特有と言われる緑や金の彩色によりいっそう華やかさが増しています
渡来の羅紗も所々に見られます、中国から伝わったと思しき銀糸(芯は麻)を駒縫いされた部分は
経年によりほぼ剥落し名残を残すのみとなっていますが
それがかえって派手すぎず私的にはですが好み。
● タピス イヌ / スマトラ島ランプン州
19c半頃-末頃
婚礼用女性サロン タピス イヌ
木綿地(片面縫い取り織)に駒縫いとミラーワーク
最大部 W118.5(2枚剝ぎ) L118.5cm
* ご売約済みとなりました、ありがとうございます。

日本には四季の移ろいと共に神仏混合の行事が定着していて(ハロウィンだけはジェネレーションギャップかどうにも馴染めないけれど...)
実りの秋、クリスマス、お正月
終わっていく憂いと相対し、きらびやかに飾り付けされた街並みの今の時期が
今だからこそまだ形として残り愛でられるこの染色布にイメージが重なります。
以前、このサロンに合わせて着用していた上衣をご紹介したことが
その時の記事はこちら→★
** 明日12/17(土)は所用のため1:00頃のOPENとなります、急なお知らせとなり申し訳ございません。
FUCHISO (フウチソウ)
〒150-0001 渋谷区神宮前3丁目-7-4 和泉ビル201 / TEL・FAX 03-5474-7107
● OPEN 12:00-18:00頃
*仕入れ・骨董市出店等により 不定休 での営業とさせて頂いております
お手数をお掛け致しますが等ブログ、もしくはお電話にて営業ご予定を確認の上、お出掛け頂けましたなら幸いと存じます。
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