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【サッカー】ヨルダン戦

2015-01-21 | サッカー・その他

 vsヨルダン。
 2-0で勝利。
 今年初のサッカーレポートを書いてみんとす。


川島*:6.0 特に危ない場面はなし。足でのボール処理、クロスへの飛び出し、どちらも安定していた。
酒井高:6.0 明らかに相手に狙われていたが落ち着いて対応。攻撃に顔を出す回数は少なかったがおそらく戦術的な問題。
吉田*:6.5 長谷部との距離感がよく相手のカウンターへの対応ができていた。やはり足下のうまいCBは貴重。
森重*:6.5 早い時間に痛んでヒヤッとしたが大事なくてよかった。ビルドアップでの貢献も大きいが手が出る守備は少し怖い。
長友*:6.5 前半は守備を重視して攻め上がりを自重していたが後半は前に出た。守備でのミスも終盤の一度だけだった。
長谷部:6.5 ヨルダンの8番に入るボールをことごとく潰し危険を未然に防いでいた。これでパス回しがもう少しうまければ完璧。
遠藤*:6.5 全体のリズムを作り、テンポを上げるシーンと下げるシーンを明確にコントロールした。代わりがいない……。
本田*:6.5 チームを助ける先制点。フィニッシャーとしての本田は頼りになる。ハイボールのターゲットとしても素晴らしい。
香川*:6.5 追加点。本人にとってもチームにとっても10番が決めたのは大きい。動き自体はよかったので時間の問題だったが。
乾**:6.0 このチームでは良いアクセントをつけられる存在。もっとも「後半早々に消える」、「プレイの軽さが国際試合では危ない」という欠点は相変わらず。
岡崎*:7.0 長谷部と迷ったが今日のMOM。得点こそなかったがヨルダンの守備を手玉に取り疲弊させた。

清武*:6.0 悪くはないが決定打に欠ける。リンクマンとしての働きは大きく守備もできるが、香川とのコンビを考えても乾が優先されているのは納得。
武藤*:6.5 途中出場でキッチリと仕事を果たす。チームの状況もあるが、もう少しボールに絡めれば更に良い。
柴崎*:-.- 出場時間短く採点なし。もっとも試合感に欠け、出来はイマイチだった。遠藤に変わって出てきたらいきなりチームが落ち着きをなくした。

監督*:6.5 格下相手とはいえ見事な勝利。戦術も采配も明確でわかりやすく、うまくチームを機能させている。

主審*:6.0 前半は「さすがイルマトフさん!」という感じだが、HTを挟んでいきなり笛の基準が変わる。ヨルダンが荒れないように空気を読んだんだろうか?


 ヨルダン荒いよなあ。
 しかも、「技術が拙いせいで結果的にラフになる」のではなくて、明確に日本(に限った話ではないですが)の選手を削りにきますからね。
 サッカーは非常に危険なスポーツなので、相手に怪我をさせようと思ったら簡単にさせてしまえるんですよ。
 だからこそ、選手ひとりひとりの意識が大切になるわけで、今日の試合で怪我人が出なくて本当によかったです。

 で、内容に関しては、もう完勝と言っていいんじゃないでしょーか。
 終盤、遠藤が下がるまでは、日本が完全にゲームをコントロールしていて、ぶっちゃけ自分たちでよっぽどのミスをしない限り失点しないだろうなと思いながら見ていました。

 ヨルダンは明確に、右サイドのゴートクのところでボールを奪おうとしていて、最終ラインでボール回しをしているとゴートクに入った瞬間猛然とプレスをかけていたんですけど。
 そこはゴートクも承知していたのか、焦ることもなく落ち着いていなしていました。状況を見て、自分の前にスペースがあるときは持ち上がり、楔を入れていたのは感心しました。

 まあ、このへんはボールの扱いの上手い吉田、森重のCBコンビを使っていることが功を奏していたというか。
 というのも、ヨルダンが日本のポゼッションを落とそうと思ったら、最終ラインのビルドアップを前線からのプレスで崩すしかないわけです。ぶっちゃけ日本は引き分けでいいので。
 だからピッチを広く使って吉田と森重までボールを戻されると、ヨルダンの前線の選手はそれだけ長い距離を走らされることになって、正直打つ手がなかったんですよね。

 そして、相手が食いついてきたら、素早くサイドを変えて逆のスペースを突く、と。
 前述したようにゴートクのところでハメにきていたので、「ゴートクがボールを持つ→吉田か森重に戻す→逆サイドの乾までフィード」というパターンが恐ろしいくらい決まってました。
 あれはスカウティングした上で選んだ戦術なんでしょうけど、そういう意味でも日本とヨルダンの差は歴然だったと思います。ハイ。

 ひとつ気になる点を挙げるとすれば、終盤の守備の乱れですかね。
 長友、清武の動きが被って左サイドの裏を取られたシーンと、ゴートクがエリア内でボールをバウンドさせてしまったシーン。
 これは時間帯を考えると、どちらも絶対にやってはいけないミスなので、ああいう場面だからこそ集中を切らさずにきっちりとやってもらいたいと思いました。
 相手が疲弊しきったヨルダンだったから失点に繋がらなかっただけで、強いチームはああいうの決めてきますからね。
 「終盤の失点が多くなりがち」というのは何も日本代表に限ったことではないんですけど、日本が階段をひとつ上るためには、こういうのもしっかりすることが必要なのかなと。

 そんなわけで、危なげなく決勝トーナメントに進めましたが、ここからが本番です。
 楽な試合はひとつもないと思うので、観る側としても非常に楽しみ。


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