ラブライブ! School idol diary ~矢澤にこ~ 価格:¥ 819(税込) 発売日:2013-12-27 |
読了。
アニメとは違った形で掘り下げられた二年生。アニメでは見られなかった面が描写された一年生。
そして、古参ラブライバーの友人からは「アニメで一番キャラが変わっていたのは三年生の三人」という話を聞いていたので、実はもっとも内容を楽しみにしていた三年生パートが始まりました。
結論:にこはメッチャ良い子ニコ!
ちゅうか、アニメのにことは完全に別人ですね……。身も蓋もないことを言うと、アニメの場合は視聴者がわかりやすいように、かなりキャラクターがデフォルメされていたんだなーと。
これは『ラブライブ!』に限ったことではなく、ラノベや漫画がアニメ化するときにもしばしば見られるケースなんですが、とにかく短い尺で「このキャラはこういう子!」という印象を植え付けるために、わかりやすさが最重要視されるんですね。
具体的には、にこの場合であれば「アイドルヲタ」とか「かわいこぶる」といった要素がかなり強調されていて、そのせいで腹黒キャラという印象を抱いた人は多いんじゃないでしょうか。や、僕もそのうちのひとりなんですけど。
ところが、この『School idol diary』を読むと、にこが腹黒であるという印象はまったく受けません。かつてアニメ版を見た古参ラブライバーの友人が、三年生のキャラクターが原作と一番違うという話をしていたんですが、まさかこのような形でソレを実感することになるとはなあ……。
いやもう、ぶっちゃけ100%こっちの『School idol diary』版のにこのほうが可愛いです。
最初の胸を大きくしようとするエピソードや、二番目のブログのエピソードなんかは、アニメ版のキャラであればもっとギスギスした雰囲気になりそうなものですけど、そういう不穏な気配が微塵も感じられない展開になるのが逆にすげーと思いました。
あと、自分の家を他のメンバーに見せたくないというのも、書き方によってはすごく微妙なエピソードになりそうなのに、絶妙なバランスでほろりとくる話に仕立て上げられているんですよね。
ううむ、これは残るエリーチカと希のダイアリーも楽しみになってきました。大期待です。
しかし、にこの双子の妹かわいいわー(´▽`)>やっぱり駆逐艦は最高だぜ!←