化学系エンジニアの独り言

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原発と関電

2019-11-01 | エネルギー
1割。これは現在稼働中の原子力発電の割合です。日本にある60基の原発のうち稼働しているのは僅かに6基です。またこの内24基は廃炉になることが決まってます。せっかくある設備だし、CO2排出はないし(付帯設備等を考えればゼロではないと思うが)使えるものは使ったほうが良いという意見があります。東北大震災以前には電力の30数%は原発が賄っていたのですから。政府のエネルギー基本計画でも将来は2割程度のベースロードとして原発を想定しています。

ところで先日らい話題になっている関電の問題。これは収賄といっていいと思いますが、今どき言語道断というのが庶民感覚です。会長、社長はじめ役員は当初辞職しないと言ってましたが、当然それは通る話ではありません。
聞けば関電の会長、社長は電力会社の業界団体である電事連の会長、副会長といいます。だめですね。これで原発再稼働に向けては予定外のハードルができたと言えます。

原発が本当に安全であれば再稼働してもいいんじゃないの。ことさらに神経質な条件をつけるのではなく、科学的にリーズナブルな条件をクリアした原子炉を再稼働することは必要なことでしょう。

但し思うのは福島原発の後処理をしっかりした上でないと、再稼働は許されないんじゃないでしょうか。事故によらない廃炉が今後24基も計画されているのです。シッカリと廃炉にする技術が確立できないうちに再稼働というのはあまり納得できるものではありません。

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