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沖縄での一人暮らし

延べ8年間、沖縄で一人暮らしをしました。歴史・自然・文化を伝えます。

沖縄そば(17) 薫風

2020-04-23 | 沖縄そば
「薫風」と言えば5月の爽やかな風。
名護湾の海風が、爽やかに薫るという意味なのか。


のれんが風でめくれております。
薫風そばが500円
 ソーキ 三枚肉 カマボコ
ソーキそばが600円
 ソーキ カマボコ
激辛薫風そばが650円


低価格の宮里そばが近いせいか、味の変化と価格面で勝負しております。
通常、看板の薫風そばに行くところ、ソーキそばを注文しました。

スープ
美味しいです。飲み干せたのですが、紅しょうがを足して味を変え、最後は激辛コーレーグースをちょっと落として飲み干しました。

スペアリブ4本乗っていました。骨太であり、肉は少なめ。

女将さんから「麺は普通麺と細麺のどちらを」と問われたので、「普通麺」と答えたら「ヒラ麺でいいですか?」と言われた。謎だ。「ヒラ麺お願いします」
悪くはないけどミックスすれば食感の変化が楽しめると思った。




テーブル席と座席がある。
名護親方を描いた書が飾ってあった。
「立派なものですね」というと「武蔵野美術大学の方が地域活性化で書いてくださった」と女将さん。
名護親方(程順則)が六諭衍義リクユエンギを持ってます。中国留学中に触れて自費出版した六諭が、薩摩藩によって幕府に献上され、これを徳川吉宗が評価して、翻訳させ寺子屋教育に広く使われたものです。

親孝行すること
年長者を敬うこと
故郷を大切にすること
子供に教育をすること
自分のやるべきことをすること
悪いことはしないこと

よろしいのではないでしょうか。
ごちそうさまでした。
立地条件に応じて、メニューや価格を工夫していることがよくわかりました。
薫風そば500円は、宮里そば600円より安い。これが勝負飯だったか。



沖縄そば(16) 今帰仁 いち藤

2020-04-23 | 沖縄そば
今帰仁村(なきじんそん)に半年前に開店して評判の店、「今帰仁 いち藤」。
店主に聞いたら、名前が藤井さんだった。ひっくり返していち藤、一富士(いちふじ)、二鷹(にたか)、三茄子(さんなすび)。



奥様が今帰仁村の方で、おばあの味を引き継いで工夫しているという。
そば出汁のとんこつも、1日のところを3日かけて出汁を取る。出汁にこだわるのでスープがなくなればその日の営業終了。


自販機で、「いち藤そば大」と「ジューシー」を注文。

スープ
とんこつ味が効いていましたが、とんこつラーメンのような濃さではなく、絶妙に美味しい。紅しょうがやコーレーグースに頼らず、そのまま飲み干しました。

色が黒いのは、黒糖を加えて煮込んであり、柔らかくとろける。美味しい。甘くはない。

名護の老舗三角屋製麺。美味しい。

ジューシー
コッテリして美味しい。お代わりしたくなる。





民家を改造した店で、靴を脱いで上がる。奥には椅子席もある。

内地の方が、今帰仁村のおばあの出汁の良さに惚れて、開業した店。

「火にかけては寝かせて、3日間かけて丁寧にとる濃厚とんこつ出汁、ぷりぷりの食感と喉ごしが自慢の三角屋製麺、コク深く染み込ませた肉が三位一体となった自慢の一杯。」

その通りでございました。