沖縄での一人暮らし

延べ8年間、沖縄で一人暮らしをしました。歴史・自然・文化を伝えます。

パイナップル

2006-08-19 | 料理
沖縄といえばパイナップル。

内地では缶詰に入ったドーナツ型の甘汁漬けされたものしか食べれない。
こちらではスーパーの入り口に堂々とそのままの姿で山盛りに並んでいる。
郵便局にも地方発送用紙が置いてある。
道路を走っても、パイナップルやマンゴーの即売店がお客を呼んでいる。

こうした状況に毎日置かれていると、パイナップルを食べなくてはならない、という気持ちが高ぶってくる。

それでとうとう買ってみようと思い立ったが、ハウスパイン、露地パイン、スナックパインと大きく3つある。一体、どれにするんじゃ。

ハウスは時期的にそろそろ終わり。やや高いが甘い。
露地はこれから甘さが乗って出荷シーズンが始まる。
スナックは手でちぎれる食べやすさが魅力。

それで、まずはハウスを買ってみました。500円。
緑色の皮が半分程度黄色づいているのが食べ頃らしい。

葉と茎を切り落とします。
ごわごわした外見のわりには意外と包丁はすんなり入るね。
縦に4等分して、さらに2等分。つまり8等分します。
芯と皮をそぎ取ります。

ここで問題なのは、実と芯や皮との境目が分からない。
随分、実まで一緒にそぎ落としている気がする。
8等分したのは、皮を薄く切りやすいようにするため。

これが8等分が2つで、パイナップル4分の一の分量。
これで十分です。美味しい。甘い。柔らかい。オキナワだ。

地元の人に聞くと、昔は缶詰のサイズにあった露地モノを盛んに作っていた。
甘さよりもサイズが優先され、甘さは味付けされた汁で補っていたそうだ。
でも、最近の露地モノは多少の酸味と十分な甘さが加わっているらしい。
今度は露地モノにも挑戦しよう。
パイナップルは缶詰じゃなくてホンモノの甘さを楽しまなくちゃ。