マメ科ソラマメ属の多年草。ナンテンハギの名前はナンテンのようなハギつまり、マメ科の植物ということで、葉がひし形で先端が尖るところがナンテンの葉に似ているからである。花は赤紫色で、一つ一つが微妙に違う色で美しい。ナンテンハギはソラマメ属(Vicia)に属し、同じ仲間にクサフジ、カラスノエンドウなどがある。この仲間は複葉で小葉がたくさんあり、先端に托葉があって他の植物に絡まったり、もたれかかったりする。Viciaはvincire(巻きつく)というラテン語に由来するという。その仲間としてはナンテンハギは変わり者で、茎は直立し、複葉の小葉は2枚だけである。玉川上水では林の縁などに生えているのが見られ、花は夏から見られる。










エッセー
クサフジの水色がかった紫の花、細長い楕円形の葉がたくさんある複葉、くるりと巻いた托葉など、エレガントだ。ナンテンハギはこの仲間では複葉が2枚しかない変わり者だが、やはり洗練されている。高槻 成紀










エッセー
クサフジの水色がかった紫の花、細長い楕円形の葉がたくさんある複葉、くるりと巻いた托葉など、エレガントだ。ナンテンハギはこの仲間では複葉が2枚しかない変わり者だが、やはり洗練されている。高槻 成紀
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