セイヨウタンポポ
いたるところの道端や空き地に春から秋まで見られる。地面にピタリとつく葉を放射状に出す(ロゼット)。葉のギザギザからフランス語で「ダン・デ・リオン」つまり「ライオンの歯」が英語でダンデライオンになった。明治時代に北海道に導入されてから拡大したとされる。玉川上水の道路添いにも広く生育するが、カントウタンポポも少なくない。区別点は総苞片がセイヨウタンポポでは反り返るが、カントウタンポポではそうならない点。花が終わると綿毛であちこちに飛んでゆく。




カントウタンポポの総苞片
果実


今から40年ほど前、セイヨウタンポポの分布拡大を懸念する声が多かったが、今やこの外来種の典型的な形態は少なく、カントウタンポポとの中間雑種が多くなったように感じる。これも外来種の生き残り作戦であろうか。
長谷川博之
タンポポの綿毛が飛び立つ瞬間が好きだ。どこへ飛んでいくかは風まかせだが、地面から解き放たれ旅立ちする、わくわくした気持ちが伝わってくる。地面に伏せて冬を耐えたのだから、良い場所に着地できますように。
牧田一雄

セイヨウタンポポ
いたるところの道端や空き地に春から秋まで見られる。地面にピタリとつく葉を放射状に出す(ロゼット)。葉のギザギザからフランス語で「ダン・デ・リオン」つまり「ライオンの歯」が英語でダンデライオンになった。明治時代に北海道に導入されてから拡大したとされる。玉川上水の道路添いにも広く生育するが、カントウタンポポも少なくない。区別点は総苞片がセイヨウタンポポでは反り返るが、カントウタンポポではそうならない点。花が終わると綿毛であちこちに飛んでゆく。




カントウタンポポの総苞片



今から40年ほど前、セイヨウタンポポの分布拡大を懸念する声が多かったが、今やこの外来種の典型的な形態は少なく、カントウタンポポとの中間雑種が多くなったように感じる。これも外来種の生き残り作戦であろうか。
長谷川博之
タンポポの綿毛が飛び立つ瞬間が好きだ。どこへ飛んでいくかは風まかせだが、地面から解き放たれ旅立ちする、わくわくした気持ちが伝わってくる。地面に伏せて冬を耐えたのだから、良い場所に着地できますように。
牧田一雄

セイヨウタンポポ