回遊草(KAI YU SO)

さすらいの乙男妄想オヤジの妄想ブログ。あらゆるジャンルのカワイイを中心に浮気中?でも、惚れてるのはやっぱり「ミク」かな?

『借りぐらしのアリエッティ』

2010-07-17 21:45:25 | my favorite(お気に入り)
きのう、『ハウル』を見ていたら、無性に『アリエッティ』を観たくなりました。

封切初日の「1回目」を見たかったけど、「ポートメッセ」の【駐車券】の予約が10時からだったので、「2回目」(11:00~)を「vit」で予約しました。

映画は、久しぶりです。このところ、ずっと「音楽モード」だったから、映画館から足が遠のいていました。

予約電話が繋がらずにがっかりしながら、10時15分くらいに家を出ました。

ところが、バイパスに乗った途端に「渋滞」でした・・・。

7、8分ノロノロ進んで、なんとか次の信号でバイパスを下りて、「下道」を行きました。 その後は順調で、5分くらい前に「ららぽ」の「TOHOシネマズ」に着けました・・・。





8割~9割くらい埋まっていました。「子ども」の姿も目につきました。でも、全体的に「バラエティ」に富んでいました。


予告編とかが始まっていました。


『ハリポタ』の「完結編」(2部作)が今年の秋と来年の夏に公開されるそうです。

「Metis」が主題歌『Only One~逢いたくて~』(8/11リリース)を歌う『きな子~見習い警察犬物語~』も紹介されました。

なんか「ドジ」な警察犬候補が健気でカワイイです・・・w


『ハナミズキ』は、「一青窈」の『ハナミズキ』が主題歌ですが、やっぱり名曲だなぁと感じました。

TVとかでは変に感情を込めすぎて「キモク」なってますが、オリジナル(CD)の感情を抑えた歌い方がいいです。

久しぶりに映画館の椅子に座って、映画館で聴く「音・音楽」の良さを実感しました。

「音響の良さ」と「映像とのコラボ」で、普段の数倍もよく聞こえる気がします・・・w



さて『アリエッティ』ですが、「カオナシ」のモデルとも言われる“「ジブリ」生え抜き”の「米林宏昌(よねばやし ひろまさ)監督」は、期待外れだった「息子」よりも才能があることが証明されたと言えるでしょう・・・w



「ジブリ」の「伝統」も感じさせるし、「宮崎駿ワールド」との微妙な「違い」もありました。

冒頭の祖母の屋敷に向かうシーンは『千と千尋』を思い出させるし、「ダンゴムシの子ども」が「王蟲(オーム)」に見えたりして・・・w
『未来少年コナン』に出ていたようなキャラが登場したり・・・。

主人公「アリエッティ」のキャラが微妙に「可愛らしい」と感じました。どこか、「男勝り(男前)」の要素があった「宮崎ヒロイン」よりも、純粋に「フェミニン」な可愛らしさがあると思いました。

「志田未来」ちゃんの声も、柔らかさと言うか「可愛らしさ」がありました。



「声」と言えば、病弱な男の子「翔」の「神木隆之介」くんの声が素敵でした・・・o(*'▽'*)/☆゜'・:*☆



いちばん「違い」を感じたのは、「音・音楽」でした。

最初の方にあった“コンクリートで固めていない「木の床」を固い靴で歩く「靴音」”や“柱時計のくぐもった機械音”とかが印象に残りました。

また、「主題歌」がけっこう早い段階に登場したり、別の「挿入歌」や主題歌の「変奏曲」(ギターかとも思ったけど、主題歌を歌っている「セシル・コルベル」が「ハープ奏者」なので「ハープ」かな?)など、ごく「普通」の感じで音楽を使いこなしていると思いました。(少なくとも「音楽的才能」は、「米林」さんの方があると感じました。)



ストーリーは決して「波瀾万丈」ではありません。

ごく日常、と言っても「小人」たちのですが・・・、の出来事です。

「魔法」も「不思議な生き物」も「秘密兵器」も出てきません・・・w


でも、ありふれたはずの風景が「見たこともない世界」でもあるのです。


『トイストーリー』シリーズの“カチッとした情感を排除したCGの画面”とは違った“「手作り感」のある「手描きアニメ」の温もりのある画面”の方が好きです。

「アリエッティ」たちの細かいところまで「手入れ」された「住まい」の優しい美しさが好きです。

『AVATAR』が代表するような「CG」を駆使した「リアル」な世界は、「目」ではどう「見て」も本物としか見えないのに、「脳」(理性)では“これは、本当のことじゃないんだ。これは、「あり得ない」事なんだ!”ともう一人の自分(=心)を必死に説得するという「パラドックス」に襲われます。
「微妙」に「居心地の悪さ」を感じてしまうことがあるのです。

でも、『アリエッティ』もそうだけど「ジブリアニメ」は、目で見て“「本物」ではない”(ビジュアル的には「リアリティ」がない)ことは「一目瞭然」なんだけれど、「心」ではなんのためらいもなく「受け入れる」ことを「由」としている自分がいます。

そもそも、「“おとぎ話」なんだから…”と「無条件降伏」ことが「心地よい」のです。


「リアル」を追求するのとは違った「あり得ない」おとぎ話の世界、「絵本」の世界のような、そういう安心感を「感じる」映画なんだと思いました・・・。






最新の画像もっと見る

コメントを投稿