回遊草(KAI YU SO)

さすらいの乙男妄想オヤジの妄想ブログ。あらゆるジャンルのカワイイを中心に浮気中?でも、惚れてるのはやっぱり「ミク」かな?

『走れ!ポストマン』~地球感動配達人~

2008-11-03 16:55:22 | my favorite(お気に入り)
この10月からの新番組で、その前の『ウルルン…』も大好きでした。年寄りなので「涙腺」が緩んでいて、こういう「うるるん」系に弱くて、「再開スペシャル」とかも録画してあったりもします・・・。

ドラマとかとは違ったタレントさんの一面が窺えて感動するし、「観光」とは違った知らない「世界」にも触れることが一種の「アハ体験」のような心地よさを味わえたからです。

『ウルルン…』の「ホームステイ」とは変わって、この『走れ!…』では「モノを届ける」「モノを受け取る」ということを通して、「依頼者」「ポストマン」「受受取人」の3者のドキュメントです。

つまり、私の好きな【贈り物】がテーマであり、そこに込められた【想い】を共有できたら素敵です・・・。

日常生活では決して注目されることのない橋渡し役である「ポストマン」に、スポットライトを当てた番組です。

そこには、『ウルルン』同様、様々な「試練」が待っているのです。「観光」ではないですから・・・w

今回が3回目のようですが、初めて観ました。うっかりしてて・・・w

今日の「ポストマン」は、女優の「黒川智花」ちゃんでした。名前は見たことあるけど、「ドラマ」は見たことないかなと思って調べたら、『キャットストリート』の「野田紅葉」ちゃんでした・・・w
その時の印象は、ぽっちゃりしてかわいい女の子でした。

現在は「亜細亜大」に通う「女子大生(19歳)」だそうです。でも、見た目は高校生か中学生にも見えるくらいに、かわいい女の子です。



「アンジェラ・アキ」さん似の「依頼者:新沢奈津子」さんは、4年前に「青年海外協力隊」で中央アジアの「キルギス」で、日本語と「音楽」を教えていたそうです。

その時に、日本から持っていって子どもたちにも喜ばれた「リコーダー」が届ける「モノ」でした。

その時の一番の仲良しで、リコーダーも覚え、異国で心細くくじけそうになった「奈津子」さんを演奏で励ましてくれたのが「受取人」の「アイダイ」ちゃん(当時12歳)だそうです。

彼女は両親が離婚して祖父母と暮らしていたのが、去年その一家の大黒柱だった祖父が亡くなってから、“学校を辞めるかも…”という手紙を最後に音信不通になってしまったのだそうです。しかも、彼女には心臓の持病もあるのだと・・・。

“今度は、私が「アイダイ」ちゃんを励ましたい・・・”という【想い】を「リコーダー」に託しました。

「奈津子」さんが、初めて「アイダイ」ちゃんに教えた想い出の曲『夢の世界を』をリコーダーで吹き始めた時、彼女のまつ毛に光る涙のしずくを見たらもう泣きそうでした・・・w

「手がかり」は、①学校の住所と②アイダイちゃんと学校の写真だけです。


・・・☆・・・☆・・・☆・・・☆・・・☆・・・☆・・・☆・・・☆・・・☆・・・

「キルギス共和国」は、旧ソ連から独立した国で、アジア系の民族のようで“はるか昔、二人の兄弟がいて、肉の好きな者が「キルギス」に留まり、魚の好きな者が東へと渡り「日本人」になった・・・”という「古き言い伝え」が残っているのだそうです。日本からの援助も盛んで、「親日派」も多いのだそうです。


日本からの直行便がなく、約20時間かけて「モスクワ経由」で到着した空港から、全ての交通の要衝である首都「ビシュケク」へは「乗り合いバス」での移動です。この「バス」は、どこからでも乗れますが、「満員」にならないと出発しないそうです。いつ、出発するのか分からないのです。


「智花」ちゃんは、公用語の「ロシア語」や「食べ物」「地図」など、しっかり勉強してきてありました。だから、見かけによらず、ひとりでもずんずんと行動していきます。ひとりで食堂に行き、調べてきた食べ物を注文したりしました。

「ビシュケク」に着いら、学校のある「ケミン」行きのバス亭までは歩いて「1時間」もあることが分かりました。結局、2時間掛かってバス停に着きました。

さらに、バスに揺られること2時間、やっと着いた「ケミン」でしたが、学校のあるのはさらに「30km」離れた「チョン・ケミン」というところでした・・・。

そのバス亭へ行ってみたら、“3時間待っても来ない”という人がいました。一刻も早く着きたい「智花」ちゃんは、「チョン・ケミン」の方へ歩き出しました。バスが来たら、止まってもらえばいいかと思って・・・。

それが、思わぬ「悲劇」の始まりでした。

・・・バスは「満員」だと止まってくれないのです。

何台ものバスが通り過ぎて行きました。たまに止まってくれるのは、別の行き先のものばかりでした。

実は、私は学生時代「ロシア語」をかじっていたので、通り過ぎたバスに【ЧОН-КЕМИН(チョン・ケミン)】という案内板があったのを、確かに見ました。

不安になった「智花」ちゃんが振り返っても、スタッフは何も言いません。配達は、すべて「自己責任」なんだそうです。

4時間が過ぎ、日も暮れ始めました。

6時間が過ぎて真っ暗になった頃には、さすがのスタッフも

“もう、行っちゃったのかなぁ…”“バス来なかったら、どうする?”

と言い出す始末・・・。

それでも、「智花」ちゃんはライトを頼りに「チョン・ケミン」の方へ歩き続けました・・・。

“最後の方は、轢かれてもいいから、道路の真ん中に立ってでも車を止めてやる”

とさえ思った彼女の前に「チョン・ケミン」行きのバスが止まった時には、歩き出してから「7時間」が過ぎていました。

そのバスの運転手さんから紹介してもらった近くの村の「宿」の女性が、真っ暗な中、迎えに来てくれていました。電力事情の関係で、夜は停電しているのだそうです。夜中に着いたにもかかわらず、ロウソクの灯りの中で「夕食」も用意してくれました。

翌朝、さっそく「学校」へ向かいました。子供たちの中には「智花」ちゃんを見ると、「こんにちは」と日本語であいさつする子もいました。

けれど、「アイダイ」ちゃんはやはり学校を辞めていました。

案内もしてらった「祖母」の家で、「アイダイ」ちゃんは治療と勉強のため「ビシュケク」へ引っ越したことを知りました。「奈津子」さんの手紙は、「アイダイ」ちゃんに渡っていなかったのでした。


引っ越した先の住所を教えてもらい、再び「ビシュケク」へと戻りました。

探し当てた家は、「アイダイ」ちゃんのおばさんの家でした。

そこから出てきたのは、「智花」ちゃんよりも大人びてきれいになっていた16歳の「アイダイ」ちゃんでした。心臓病の具合も良くなっているそうでした。

“「奈津子」さんがここに来てくれたみたい”

そう言って、贈り物である「リコーダー」を懐かしそうに手に取った「アイダイ」ちゃんが演奏したのは、二人の思い出の『夢の世界を』でした。
それから、「キロロ」の『未来へ』を日本語で歌いました・・・。

それから、「奈津子」さんからのビデオレターを二人で観ました。

  ☆奈津子さん

  ・・・・・・二人の友情の証の「リコーダー」を贈ります。あなたが私にくれた勇気を、今度は私からリコーダーに託します・・・。


  ☆アイダイちゃん

  奈津子さんは、本当にお姉さんのような存在でした。勉強や音楽だけでなく、いろいろ教えてくれました。(ただの)友だちという関係ではなく、生まれて初めて出会った「真の友人」だと思っています。
  私は、将来奈津子さんのようになりたいんです。日本やいろいろな国に行き、「彼女のように」ボランティア活動がしたいんです。そのために、まず自分が勉強しようと転校しました。



☆ 奈津子さんは、アイダイちゃんを想い続けていました。

☆ アイダイちゃんは、奈津子さんを目標に生きてきました。



           PS:「黒川智花」ちゃんという女優さんが好きになりました♡(また、浮気してしまった・・・w)