写真と短い文章 2

散歩しながら写した写真を主に載せます。
写真にまつわる面白い話があるとそれを
調べてその語源を散策します。

ウムサ・ヌ・プーシー

2014-07-07 19:51:03 | 地名の語源




ソナレムグラ、ヤンバルクルマバナ
の白い花も咲いています。





ウコンイソマツの黄色い花はまだ咲いて
いません。グンバイヒルガオは年中咲い
ています。

   名護市の宇茂佐区の人たちは「umu=ウム」サ・ヌ・ブーシ
と言い「ウムサ」ヌと前置きすると前にも述べましたが、やっと
納得がいく、より正確な語源と思われる言葉が見つかりました。
前にもかなり写真を撮っていますが、新たに何枚か写真を撮って
きました。

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以下は語源散策です。

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  母親と海が同じ漢字の部首を含む理由、外に出す、外にある



 妊娠している女の親、母親は臨月には赤ちゃんを「umi=産み」

ます。母体の「外側に胎児が出る=umu=産む」です。川の水は

「umi=海」に流れ「出ます」。「陸の外側にあり水がある場所=

umi=海」です。「産む」と「海」は「外に出る」状態を表す音、言葉

である事が分ります。赤ちゃんを「産む」女性、母親と海が同じ音、

同じ意味、似た部首を含むのは極めて自然です。今帰仁方言では

「umme=ウンメー=祖母」です。首里方言では「amma'=アンマー

=母親」です。


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     川の水を汲む、他人の気持を汲む


  「umu=外に出る、出す」状態である事が分ると、

川の水を川の「外に取り出す」動作を「k-umu=汲む」

と言う理由が分ります。とても合理的な表現です。人

の心の中は見る事はできませんが多分そう思っている

だろうと相手の心の内、気持を推察するのを「k-umi=

汲み」取る、斟酌すると言うのも分り易い表現と言え

るでしょう。子供の気持を「k-umi=汲み」取るのが

一番上手な人は「母親」であるのは、語源から見ても

言えると思います。

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       ウムサのプーシ、ポーイシ


 私と同じ世代の人が呼んでいた名護市の宮里区にある

「離れ島」であったポーイシは、「宇茂佐=ウムサ」の

プーシが正しい事が分りました。宇茂佐の故老は今でも

そう呼んでいるそうです。妊娠している母親は臨月には

赤ちゃんを「umu=産む」でしょう。  赤ちゃんが母体の

「外に出る=umu=産む」である事が分ります。「外側=

umu=ウム=宇茂」「佐=サ=足の先、手先、先端部分」

です。宇茂佐は語源から見ると名護の町の「郊外」だと

いう事が分ります。昔も今も宇茂佐は名護市の「郊外」

地域です。「離れ島」は何処にあっても、宮里区にあっ

ても、宇茂佐にあっても、離れ島の、「umu=ウム」サ、

宇茂佐の「プー=ポー」「イシ=シ」である事が分り

ます。



  アッカド語とヒエログリフのアルファベット表記は次の通りです。


  アッカド語 (A) 日本語  英語
  ヒエログリフ


  umu     (A) 追い払われる   driven

           動けないように  harnessed
           される

           制御される

  u'mu    (A) 計算した     counted

           番号を付けた   numbered

  sAh       足指       toe




シカゴ大学アッカド語
(アッシリア語)辞典
U/W の参照ページ
186
171

ヒエログリフ辞典
の参照ページ
328

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