パンドレア、
ナンテンソケイ
学名: Pandorea jasminoides
パンドレア属
4月27日、大東区
ピンクノウゼンカズラ
モモイロラッパバナ
学名: Pandorea ricasoliana
パンドレア属
5月4日、大東区
パンドレア属の花の「パンドレア」はギリシャ神話
の「パンドラ」由来の名前の付け方です。パンドラの
語源をアッカド語に求めると面白い事が分りました。
「壺の蓋を開けたら悪い物がドンドン外へ溢れ出し、
広がっていく」状態は、ドンドン「伸びて、延びて」
行く状態を表すのにピッタリです。「カズラ=広がり
延びる物=パンドラ=パンドレア」は良く考えられた
名づけ方と推測できます。
私はギリシャ神話のパンドラの意味はアッカド語
由来と思っています。 アッカド語を換骨奪胎して
出来た言葉が「パンドラ=全ての贈り物」だと思っ
ています。「全ての贈り物」の意味では「壺を開け
るな」の意味は頭に浮かびませんが、アッカド語が
分るとあっけないほど簡単に箱や壺を「開けるな」
の意味が分ります。
4年前ほどに作って「外国語散策」に載せた
私の短歌も語源散策と一緒に載せます。
夕暮れに
探し求めて
得た物は
怪しい香り
パンドラの罠
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以下は私の別のブログからの転載です。
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パヂン、パヂー、脱ぐ、外す、恥、paddy、稲、脱穀、籾殻
方言を使う時には良くパヂン、脱ぐを使います。服や靴を
「脱ぐ」の名護方言は「paddy=padi=パヂ」ンです。公衆の
面前で「服を脱ぎ」「裸を曝す」のは赤っ恥の「恥=パヂー=
padi'」です。 この音と意味は「稲穂=paddy=籾→籾殻を
取り去ったら=粕=白米=恥=赤っ恥=padi」と推測できます。
稲穂を収穫した状態の稲は籾殻付きです。これを「脱穀」して
「米=rice」の形、元本に対する、本の僅かの「rice=利子」
の形にしないと食べられません。この現象、脱穀は「paddyn=
体の外を覆っている服を脱ぐ=籾殻を取り去る必要がある状態
=籾殻付きの稲=paddy」と同じでしょう。 「paddy=脱穀」
「して=ティ」、米にして食べる物=paddy=稲」と名付けたと
推測できます。水田の英語は「a paddy field, or a rice paddy」
です。「p=h」の変化は普通に見られます。「padu=hadu」です。
外の物を「取り去る」のは「hadu=ハヅ=外」ス、とも言います。
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パンドラの壺、パンドレア属の花々
パンドレア属の花があります。その殆どがツタ、ツル、
カズラに咲く花です。 「蓋を開ける=服を脱ぐ」は同じ
現象だと気づいたらアッカド語、名護方言、ギリシャ語、
英語に同じ音、同じ意味の言葉があるのに気づきました。
蓋を「開けてはいけない」は、身を覆っている「服を脱い
ではならない」と同じ現象を表す表現、と推測できます。
蓋を開けてはいけないで思い出すのは、パンドラの壺
と浦島太郎です。「padula=pandla=開けるな」です。
パンドラの壺の意味が「蓋を開け」て「中の物を放すな、
外に出すと広がり延びるぞ」の意味であるのが分ります。
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プロメテウスとパンドラの壺
パンドラの箱の序章がプロメテウスの話です。
プロメテウスの話は天界にあった「火」を地上
に持って来た話です。火を天界から地上へ「解放」
した話です。「蓋を開けて解き放つ」という点では
プロメテウスの話とパンドラの壺の話は同じ内容、
テーマです。手を替え品を替えて一つの話題を話し
ているに過ぎない事が分ります。 同工異曲です。
「思い通りに事が運ぶ」のを思う「壺」と言います。
プロメテウスも神様も、パンドラの壺は開けられる
と予想していたと思われますので、プロメテウスと
神様の予想通り話は展開しています。思う壺です。
パンドラの箱よりパンドラの壺の翻訳が良いでしょう。
アッカド語のアルファベット表記は次の通りです。
アッカド語 日本語 英語
padu' 解き放つ release
放す
(蓋や外枠を
外して、取り
除いて)
la 否定 not
シカゴ大学アッカド語
(アッシリア語)辞典
P の参照ページ
36
L の参照ページ
21
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