Fis-dur日記帳

博士課程院生Fis-durの日常

当直明け

2004年12月27日 | Weblog
日曜日は24時間、当直でした。
風邪にかかった親子3人が1人ずつ、数時間あけて順番に来院したり、
「薬を飲んで授乳できないと、子供が夜泣きするし、お乳が張るんです」と訴えられたり、
何という病気かは分からないけど先天異常っぽい子が現れたり。

しかし午前1時半~3時まで起こされたので、翌朝むちゃくちゃ眠い。。。
指導医と一緒に麻酔をかけながら、午前中はなんだかふらふらするし、気分もよくなかったです。
(あ~あ、フラフラする~。肩も凝って気持ちわりぃ。声出したくない・・オエエ)と直前まで思いながらも、
手術室に入ってきた患者には明るく爽やかに話しかけましたが。。。

しかし日曜日の朝8時半から夜中0時まで働き、真夜中に起こされ、
翌日は朝から夜19時過ぎまで手術で、37時間連続労働ですな。
手術で遅くなったせいで、今日あった内科系病棟の忘年会には行けませんでした。
まあ医者の参加費が8000円で、遅れて行くと開始後1時間経過になってしまうので、
薄給の研修医なのに金はかかるし、食べるものはそれほど残ってなかろうし、
投資効率が悪いので行くのを自らやめたのですが。
行ったところで若くて可愛い看護婦さんに囲まれるわけでなし、
翌日から特に仕事がやりやすくなるわけでもないので。。。
しかし病棟忘年会の一次会で8000円なんて聞いたことないです。
医者と看護婦で参加費が違うんじゃなかろうか。
給料の面においては、研修医は全く医者ではないということを認識してほしいものです。

ちなみに先月の労働時間を計算してみたら、労働基準法に定める2倍以上の時間でした。
給料を労働時間で割ってみると、時給約800円でした。
国民の皆様が命を預けてるのは、ファーストフードのバイト並みの給料の医者ってことですね。
バイト並みの知力と責任感で診てあげてよろしいのでしょうか?
労働基準法をパラパラと読んでみたら、
「第69条 使用者は、徒弟、見習、養成工その他名称の如何を問わず、
 技能の習得を目的とする者であることを理由として、労働者を酷使してはならない。」
ってあるんですがねぇ・・・。研修医でも週80時間労働はまずいでしょ。
ちなみに週60時間労働が過労死ラインだそうです。
今まで一番忙しかった時は週100時間に達したことがあるけれど、
イライラしやすくなるし物にはよくぶつかるし、なかなか危ない状態になります。
そうそう・・・以前に関西医大で研修医が過労死したけれど、今の労働時間は彼と一緒です。
死んで賠償金もらっても仕方ないので、ほんとに疲れたら、自分を大切にすることにします。

2 コメント

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えー!! (ちぇげ)
2004-12-28 00:42:09
>ちなみに週60時間労働が過労死ラインだそうです。



初めて知りました・・・。

まだ51時間なのでなんとか大丈夫です(笑)

75時間が2ヶ月続いた時もありましたが、

なんとか生きてます。。



「研修医」さんって本当に大変ですね。

ご自分の体も大切になさってください。





多分、忘年会、看護婦さんと参加費が違うと思いますよ!

私の会社の忘年会は6500円でした。

遅れて行ったので、そんなに飲食できませんでした・・・。でも6500・・・。

納得いきません(・ω・;)
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う~む (Fis-dur)
2004-12-29 19:55:59
やはり傾斜配分でしょうか。。。

参加を募ったときは会場・費用未定で、

いきなり8000円ですからねぇ。

他の病棟の忘年会と比較しても、高すぎる値段です。

参加する予定だった他の研修医たちも夜まで病院にいました。

単純に忙しいからですが、8000円という金額に引いた人もいたかも。



「もしよかったらビンゴ大会の景品を提供していただけないでしょうか?」てなメールも医者にだけ来てたしなぁ。。。



個人病院じゃあるまいし、医者が看護婦を使役して儲けてるわけじゃありません。

まして研修医としては、看護婦に奢ってやろうなんて気は全くおこりません。。。
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