歩かない旅人

 彼がなした馬鹿げたこと・・・彼がなさなかった馬鹿げたことが・・・人間の後悔を半分づつ引き受ける。ヴァレリー

都議会の非難の中で生き残れるか

2016-06-08 12:06:26 | 産経ニュースから記事を拾う

 

  

 都議会が始まりました。予想通り、舛添知事は何とかこの場を泳ぎ切って続投を試みようと、鬼のような形相で質問に、言葉だけは低姿勢で臨んでいます。今日はそのほんの一部分のやり取りをここに産経ニュースに記事から、載せてみます。長い記事ですのでその一部を抜粋して載せてみます。

 

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 【舛添氏追及・都議会代表質問(3)】
「再三忠告したのに、そのたび裏切られた」「公私混同、せこいとの批判拭い去れない」と都議が追及

 《政治資金の「公私混同」疑惑が指摘されている東京都の舛添要一知事を追及する都議会の代表質問が続いている。最初に登壇した神林茂都議(自民)は冒頭に舛添氏問題を追及した後、他の都政運営についての質問を続けていた。そして最後に再び、舛添氏に問いかけ始めた》

 都議会休憩明けに会場に入り頭を下げる舛添要一都知事=7日午後、東京都新宿区(山崎冬紘撮影)

都議会休憩明けに会場に入り頭を下げる舛添要一都知事=7日午後、東京都新宿区(山崎冬紘撮影)


 神林氏「知事は出馬前のことを覚えていますか。一緒に力を合わせて東京を世界で一番の都市にしていこうと約束したことを覚えていますか。二元代表制である知事と議会が力を合わせ、世界一の都市を目指すはずでしたが、見事に裏切られてしまいました。その思いは都民も同じです。都民はテレビでの舌鋒(ぜっぽう)鋭い活躍を見て、この人なら東京を良くしてくれると思って『舛添要一』の名前を書いてくれたのではないでしょうか。その期待は見事に裏切られてしまいました。都政への信頼を失墜させ、停滞させた過ちは計り知れないほど大きなものです。仮に違法性をクリアしても公私混同、せこいという批判は拭い去れるものではない。一つ一つの行為を改めるだけでは、全く納得いたしません」

 神林氏「信頼回復には膨大な労力と時間がかかります。これから東京都は大変な困難を乗り越えないと行けない。それにはまず知事には誠意と真実を持って答えてもらわないといけません。自らの意志として身を切る決断をすることが最低限必要です。再三にわたって忠告してきたのに、そのたびに裏切られました。知事が変わらないのであれば警告に代わる措置を講ずる用意があります。知事の真摯(しんし)な説明を求めます」

  東京都議会の本会議で舛添要一東京都知事に代表質問した、自民党の神林茂議員=7日午後、東京都新宿区の都庁(寺河内美奈撮影)

東京都議会の本会議で舛添要一東京都知事に代表質問した、自民党の神林茂議員=7日午後、東京都新宿区の都庁(寺河内美奈撮影)


 《厳しい言葉で舛添氏に説明責任を果たすよう迫り、神林氏は降壇。代わりに舛添氏が壇上へ上がり、深々と頭を下げた》

 《神林氏は最初の質問で、舛添氏から依頼を受けた元検事の弁護士による調査について、不利益な発言をしている元会計責任者らと接触したか不明なままで信頼性を保てるか問いただした》

 舛添氏「まず今回の調査の信頼性についてです。調査方法は第三者である弁護士の先生方に任せています。先生方とは調査を受けるまで面識がありませんでした。厳しい捜査経験のある元検事さんであります。私が関係資料を出し、私や関係者がヒアリングに応じ、必要に応じて弁護士の先生が自ら資料を入手していただいた。厳格な調査を行っており、信頼性は確保できていると考えています」

 《次に神林氏が聞いたのは、平成25、26年の正月に利用した千葉県木更津市のホテルについて。神林氏はホテルで行ったとされる会議の出席者の氏名や所要時間を答えるよう迫った》

 舛添氏「この会議では付き合いが長く、かねてより相談相手としていた出版会社社長を招き、翌月の都知事選について相談させていただいた。相手の氏名は先方の立場もあるので、お答えすることはできません」

 政治資金問題で代表質問を受けるため、東京都議会の本会議に出席した舛添要一東京都知事=7日午後、東京都新宿区の都庁(寺河内美奈撮影)

政治資金問題で代表質問を受けるため、東京都議会の本会議に出席した舛添要一東京都知事=7日午後、東京都新宿区の都庁(寺河内美奈撮影)


 舛添氏「ホテル宿泊料を政治資金で支出したことについてです。26年正月段階では翌月の都知事選出馬について決断を迫られていました。一方、かねてより家族との正月旅行を約束していたので、旅行先で打ち合わせをすることになりました。厳しい指摘はもっともで、他人の目がなくルーズになっていたと真摯に反省しています。今後は同様の状況がある場合には、誤解を招かないよう別途、会議室を用意するなどしたいと思います」

 《次に神林氏が聞いたのは、平成25、26年の正月に利用した千葉県木更津市のホテルについて。神林氏はホテルで行ったとされる会議の出席者の氏名や所要時間を答えるよう迫った》

 舛添氏「この会議では付き合いが長く、かねてより相談相手としていた出版会社社長を招き、翌月の都知事選について相談させていただいた。相手の氏名は先方の立場もあるので、お答えすることはできません」

  

 舛添氏「ホテル宿泊料を政治資金で支出したことについてです。26年正月段階では翌月の都知事選出馬について決断を迫られていました。一方、かねてより家族との正月旅行を約束していたので、旅行先で打ち合わせをすることになりました。厳しい指摘はもっともで、他人の目がなくルーズになっていたと真摯に反省しています。今後は同様の状況がある場合には、誤解を招かないよう別途、会議室を用意するなどしたいと思います」

 《次に神林氏が質問したのは舛添氏の公私混同についての認識だ。神林氏は報告書を見て「年々、公私混同がひどくなっているように思われる」と指摘し、自ら公私混同を認めるよう求めた》

 舛添氏「ご指摘通り、自民党時代、政党助成金は内規で厳しいチェックがされた。離党して新党改革を結成した後は、政治資金が少ない中で内部チェックシステムがありませんでした。自分自身が代表という慢心もあったように思います。多くの方から他人に厳しく自分に甘いのではないか、身銭を切っていないのではないかと厳しい批判を受けました。心から反省しております。湯河原の事務所の売却を現実に行う中で、調査していただいた弁護士の監督を受けます。また、今後は政治団体の会計責任者を事務所以外の政治資金に詳しい人にお願いしたいと思います」

 =(4)へ続く

 《政治資金の「公私混同」疑惑が指摘されている東京都の舛添要一知事を追及する都議会の代表質問。1人目の神林茂都議(自民)の質問への舛添氏の答弁が続く》

 舛添氏「次に絵画を私物化しているとの指摘についてですが、政治資金で購入した美術品は都庁に展示して私物と区別して管理していました。しかし調査報告書で公私の区別を明確にせよとの指摘を受けました。今後は知事室、応接室の他にも必要としているところに置きたいと思います。展示してもらえるところがあれば病院や福祉施設などで利用してほしいと思います」

 政治資金問題で代表質問を受けるため、東京都議会の本会議に出席した舛添要一東京都知事=7日午後、東京都新宿区の都庁(寺河内美奈撮影)

政治資金問題で代表質問を受けるため、東京都議会の本会議に出席した舛添要一東京都知事=7日午後、東京都新宿区の都庁(寺河内美奈撮影)


 舛添氏「絵画の所有関係を明確にするとともに、財テク目的で購入したつもりはありませんが、それを明らかにするためにも今後は政治団体を解散するときには美術館に寄付したいです。また、ただちにできることとしては病院などで展示させてもらえるところで活用してもらいたいと思います」

 《神林氏は元会計責任者が舛添氏の政治資金の使途について忠告したことへの見解を問いただした》

  舛添氏「私は元会計責任者との間でそのような話をした記憶はありません。発言は私とのやり取りの中でのものと理解しています。具体的な事項についての発言ではないと理解しています」

 《神林氏の質問は約1年間、舛添氏がほぼ毎週末、湯河原の事務所へ通っていた問題に及んだ》

 舛添氏「公用車の利用については、都庁など公務先を出てから資料を整理するためにいったん世田谷の事務所に立ち寄ったものです。公用車の利用ルールに反していないとの認識でしたが、報告書ではルールに抵触する可能性を言及されました。このような疑念を持たれるのは私の不徳の致すところです」

 舛添氏「湯河原での滞在については公用車に衛星携帯など大規模災害にも万全の認識でしたが、危機管理意識が極めて甘かったとの批判は当然であります。深く反省しています。今後は危機管理という観点を踏まえて行動を律していきます」

 

 舛添氏「都民との約束を実現していくことが私の『公の覚悟』に他なりません。それは説明責任を果たしていくことで示していきます。湯河原の別荘の売却だけで示せるとは考えていません。けじめを付けるために湯河原事務所の売却を決めました。できるだけ早く買い手を見つけたいと思います」

  舛添氏「ご指摘を踏まえて、移動元か移動先のどちらかが公務に関するものという基本ルールを徹底すること、行き先や用件を明らかにすることで説明責任を果たしていきます。さらに目的地以外の場所に立ち寄る場合はこれも明らかにしたいと思います」

 《舛添氏については政治資金問題の他にも、庁外視察の多くが美術館だったことが問題視されている。海外出張の際のファーストクラス利用やスイートルーム宿泊も追及された》

 舛添氏「美術館の視察についてはご指摘の通り、美術館の割合が高く、バランスを欠いたものだったと反省しており、今後は是正していきたいと思います。多摩地方など地域性も考えて決めていきたいです」

 舛添氏「都市外交でまずはトップ同士の関係を築くために海外を訪問してきたが、『小手先だ』という厳しい言葉もいただきました。経費節減のみならず、実務レベル同士での関係強化や最小限の費用で都市外交の成果をあげたいと思います。知事が行くことの意味を考えた上で海外出張の必要性を厳しく精査することで見直していきます」

 東京都議会の本会議に出席し政治資金問題で代表質問を受けた、舛添要一東京都知事=7日午後、東京都新宿区の都庁(寺河内美奈撮影)

東京都議会の本会議に出席し政治資金問題で代表質問を受けた、舛添要一東京都知事=7日午後、東京都新宿区の都庁(寺河内美奈撮影


 《こうした政治家の経費負担のあり方について、舛添氏はかつての著書の中で批判していたことを神林都議は指摘した》

 舛添氏「過去の著書について、そのような記載があったことは確かであり、行動との不一致ではないかとの批判もあります。まさに天に唾する行為であり、汗顔の至りであります。自ら厳しく戒めていかないといけないと認識しています」

 《舛添氏は最後に反省の弁を繰り返した》

 舛添氏「都民生活の向上へ向けて、議会の皆さんとの議論をしてきました。しかし慢心やおごりがあったのではないかと思います。都政への信頼を失墜させた一因は、議会のみなさまのご指摘に真摯(しんし)に向き合い、耳を傾ける姿勢をいつしか失ってしまったのではないかと反省しています。当初の決意を今一度胸に刻み、姿勢を示せるよう皆さまの疑問に丁寧に答えていくことを信頼回復の第一歩としたいと思います。謙虚に努力したいと思っているので、よろしくご理解頂きたいと思います」

 =(5)へ続く

 

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  どこでも言われていますが、自民党。公明党の追及が甘いという声が多いです。中でもカギを握っているのは公明党の動向です。今日も1時から都議会の子脳の続きが始まり、多くの傍聴人の列が並んでいます。