好奇心旺盛なおばさんのワクワク日記

勉学優先のセン業主婦!
遠くに見える富士山を眺めつつ、ワクワクしながら学習などにいそしむ日々を書き綴っています

顛倒符「乙」を実見!

2017-11-22 11:25:31 | 漢文・漢字
 その機会は意外と早く訪れました。
 中村不折旧蔵の「法句譬喩経巻第三」が、2013年1月にトーハクで開催された特別展「書聖 王羲之」に展示されていたのです。

 現在は台東区立書道博物館蔵となっており、多くの王羲之の書(真跡はなし)とともに貸し出され展示されていたのです。記憶が定かではないのですが、この「法句譬喩経巻第三」が展示されているとは知らずに行って「おおっ~」と感嘆の声を発したように思います。

 以下の画像は、「書聖 王羲之」図録のものです。


重要文化財 「法句譬喩経巻第三」(漢魏時代)
 奥書に甘露元年(359)の年号を有する

 奥書きの甘露元年を(359)と記していますが、『敦煌学大辞典』(上海辞書出版社 1998年)によりますと、256年説・265年説があるようです。学会では多く359年と認定しているようです。

 この図録にある他の書もじっくり見たところ、明代の書にも顛倒符が掛かれていました。更にその後、「なんでも〇〇団」で出品された書にも顛倒符が書かれているのを見ました。鑑定結果は明治時代だったと思うのですが、著名人の書だとされたようでした。誰の書といったのか記憶になく、後で出品リストを調べてみたのですが、分かりませんでした。
 意外と書道界では一般的に使用されているのか・・・?

 
 書道博物館へ行ってみたいと思いつつ、もう何年過ぎたことか・・・
 今からでも行こうと思えば夕方には帰ってこられるのに、なんと腰の重い事!  


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