好奇心旺盛なおばさんのワクワク日記

勉学優先のセン業主婦!
遠くに見える富士山を眺めつつ、ワクワクしながら学習などにいそしむ日々を書き綴っています

寒~い、寒~い北の国から届いた「幸せ」

2014-12-26 17:21:33 | 日記
北の国に住まう知人からクグロフが届きました。
以前に「何か欲しいものがあったら言って」と言われていたのですが、お互い様だからと固辞していました。

24日に、クグロフを送ったからとメールが届きました。
自宅用のクグロフを買いに行った時、なぜか私が以前に送った際の茶封筒を持っていたので、と。

きっと忙しい彼女のこと、出がけに私のことが頭をよぎり、慌てて封筒を掴んでいったのでしょう。
届いた包みの中のカードには、「幸せの山分け」と書かれていました。
「幸せのおすそ分け」ですね!

気にとめていてくれた温かい彼女の気持ち、とっても嬉しいです。
遠慮なく頂戴しますね! 






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歌垣の歌

2014-12-12 23:27:34 | 古事記・日本書紀
『影媛』の歌垣での場面の歌謡について、「著者自作の言葉で歌われているように思うのだけれども」と書きましたが、『日本書紀』にある歌謡87~94であることが分りました。 

やはり『古事記』だけではなく、『日本書紀』も併せて読まなくてはいけないですねぇ~~! 
読んでも覚えていられるどうかはわかりませんが・・・ 

影媛道行歌私論

上記の論文に応答関係について「紀の五首はもはや、歌垣での懸け合いの体裁をなしていないとさえ言える」と書かれています。
『影媛』のほうはというと、「志毘の歌と噛み合う意がまるで無いので、歌垣の場では滑稽に聞こえる」と書いてあります。

歌垣の部分が山場だと思っていたのですが・・・
歌謡の出所が分ってなんだか熱が一気に冷めたような・・・ 

自作の歌であって欲しかったなぁ~~~ 

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ニンジンが作業の邪魔に!

2014-12-11 15:23:51 | ボランティア
目の前にぶら下がっているニンジンが気になって気になって・・・
データの確認の期限が今晩なのだけれども、どうにもそちらのほうに気がいってしまい作業が進められない。

目の毒のニンジンは、『影媛』(高尾長良 新潮12月号)。
『日本書紀』巻十六・武烈天皇即位前紀の条に登場する人物、「影媛」を題材としているだけあってこの話には上代語がふんだんに出てくる。
「椿の樹の上つ枝(ほつえ)から散った葉が頸を掠めて落ちてゆく~~~」と描写される歌垣の場面の「上つ枝」は、昨日古事記の講座で習った箇所にあった歌謡!

漢字の読みも常用漢字表内には止まらないにも拘らず、ルビが無いものも多い。 前回芥川賞候補作で「ルビが多くて読みづらい」なんて言われた作品を意識してのこと?

作業するには、各種辞典が必須になることでしょう。
国語辞典・古語辞典のみならず、『時代別国語辞典 上代編』や漢和辞典も念のためにあたったほうがいい場合があるかもしれない。
先日買った『大字源』に上代の古訓が載せられていないのは残念!

この物語の見せ場は、歌垣の部分であろうか?
著者自作の言葉で歌われているように思うのだけれども、このような歌を読んだ作者は一体何歳なのだろうと、著者の経歴を検索して見てビックリ!

1992年東京生まれ。
京都大学医学部2年に在籍中の平成24年/2012年、「肉骨茶」新潮新人賞を受賞。


なんと年齢が20代? 医学部? 京大にはまぁ、納得!
先に手掛けた作品の作者にも、専攻科目外にも拘らず興味ある授業を受けていた、なんて方もおられたから。

「肉骨茶」の主人公の名、赤猪子は『古事記』から採られたのでしょうね。
そして今回は『日本書紀』。と来れば次は『風土記』あたり? 

作業に参加するかどうかはまだ分からないけれど、こういう美味しそうな作品を見るとつい下調べのほうに走ってしまう!
因果な性分である! 

さぁ~~、為すべき作業に取り掛かろうか!


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孫たちの来訪で賑やかなこと!

2014-12-07 20:27:39 | 日記
家人の田舎からコメが届いたの報に、娘・孫たちがやってきました。
女が4人揃うと、まぁ~賑やかなこと!
娘の「寒い、寒い」に炬燵を出したり、CDの音楽をパソコンに落としたり、孫の所望でマンドリンを出したりと大忙し!

吹奏楽部に所属している孫が、先生から頼まれてお琴やギターのチューニングを学校でやったとか。
上手にできたらしく、それに気を良くしてか、マンドリンを出して、と。

もう何年?いや20年近く弾いていないかなぁ~? 書棚の脇の空間に押し込んだままで、掃除機をスタンバイして引っ張り出してもらいました。
どの開放弦が、「ラ」だったかさえうろ覚え。テキストを孫に渡して、すべてお任せに!
こ1時間もかかったろうか、丁寧にチューニングをしてくれました。
音叉があるのを思い出し、確認も!

これで演奏でもして聴かせられればいいのだけれど、もうすっかり弾き方も忘れ指も全く動かず・・・
せっかくだから、あとで弾いてみようかな?

炬燵にもぐりこんでいる娘に、「11月と12月の分だから・・・」と家人。孫たちに毎月渡している本代らしい。
何気に覗きこむと手にしているお札の枚数がなんだか多いような?
「11月と12月だから・・・」と娘。
「ちょっと色の違うのが2枚もあったようだけど・・・?」と言うと、「見られちゃったか・・・」だって。

40過ぎてるのにまだ親から小遣い貰ってるなんて・・・
羨ましいなぁ~~~~  
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もう終わってしまった「漢文講座」

2014-12-05 14:42:38 | 漢文・漢字
9月の最終週から始まった本年度の講座も昨日をもって終わってしまいました。
本当に時間の経つのが速い! 速すぎ!! 

講座が始まると同時に超多忙な日々を過ごし、その充実感たるや1年を通じてこの時期が最高です。
予習・復習に加えて、湧きだす疑問の数々。先生はその質問に丁寧に答えてくださいます。

疑問はすべて払しょくできたかと言うと、否!です。 なぜならば、下調べが終わらず質問表に纏める事が出来なくて、提出できなかったものがあるから・・・
それは、これからお手紙でお出しするつもりです。

先生、ごめんなさいね! 講座が終わって、質問攻めも無くなったとホッとしていらっしゃるかもしれないけど・・・

【今年のテキストで興味を持った箇所】
淳于:複姓だった! 珍しい複姓がまだまだありそう!
夷仲年(『春秋左氏伝』):「夷」は謚

複合動詞?
『捜神記』:往見覓(ゆきてみもとめる)

補助動詞「去」
『神仙伝』:適去(ゆきさる) 
『捜神記』:解去(ときさる)

この「去」の補助動詞について、『古事記の言葉』「古事記と六朝口語」(古事記研究大系10:瀬間正之)に以下のようにありました。
森野繁夫氏は、六朝期には、補助動詞「去」を用いた「~去」が盛んに造語されたことを指摘(p248)

参考文献として以下のものが挙げられています。
森野繁夫「六朝訳経の語法Ⅰ 補助動詞をともなう複合動詞」(『広島大学文学部紀要』33、昭和49年3月)
森野繁夫・藤井守『六朝古小説語彙集』(『広島大学文学部紀要』特輯号2、昭和54年12月)

更に、興味深い文献が
神田秀夫「古事記と捜神記」(『古事記年報』29、昭和62年1月)
このような論文があったとは・・・
幸いなことに吾本棚に! 

今回のテキストに取り上げられている『捜神記』の巻十二の部分を読んだ時、引用されている文章が長かったこともあるのかもしれませんが、今までの文章となんとなく文体が違うなと感じました。
『論語』『春秋左氏伝』『孟子』『史記』『三国志』などに比べれば、内容が頭に入ってきやすいのかな?

今年もたくさんのことを教えていただきました。
とくに、先生が作成された漢文の教科書を使って、構文の説明をしてくださったのが有り難かったです。覚えなくてはいけないことがたくさんあるのに、自分で読んだだけではなかなか頭に残ってくれず、なぜか先生の説明を聞いた方が覚えられるのです。

課題がまだまだたくさんあります。来年の講座に向けて頑張っていきま~~す 

【付記】
『神仙伝』: 中国の仙人たちの伝記。晋(しん)の葛洪(かつこう)(283―343)の作。10巻
『玄中記』:不思議な話を集めたもの。[晋]郭璞

【追記】
『捜神記』:二〇巻。東晋時代の干宝(カンホ゜ウ)の編。四世紀成立。志怪小説集。六朝説話の宝庫であり、また中国小説の元祖として、のちの唐代伝奇に多くの素材を提供している。(『漢和大辞典』より)

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