好奇心旺盛なおばさんのワクワク日記

勉学優先のセン業主婦!
遠くに見える富士山を眺めつつ、ワクワクしながら学習などにいそしむ日々を書き綴っています

崩し字の課題、カンニングしてほぼ解読?

2024-09-17 22:40:08 | 漢文・漢字
 来月からくずし字の後期講座が始まるというのに、課題の9割ほどが手つかずの状態でした。
 今日午前中、ようやく重い腰をあげて取りかかったのですが、判読できない文字を辞典などで一字ずつ確認していたのではとてもとても・・・

 そこで、前期に下調べしておいた、国会図書館デジタルコレクションの資料を利用することに
 多少文言に相違点はあるもののほぼほぼ合致しており、五つの課題のうち4つまでクリア!
 残りの1点は、スマホに入れたアプリ「古文書カメラ」を利用。正確に解読されない文字がいくつかあるものの、「みを」よりは認識率が高いように思いました。無料で使えるのは、あと27回

 資料を見ながら解答用紙に書き込んでいるうちに、前期で習ったことを少しずつ思い出せてホッとしました。
 2か月も間が空いていたので全部抜け落ちちゃったかと心配していたのですが、これならなんとか後期の講座も楽しく受けられそう

 あとは、判読できずに空白のままの箇所を辞典で調べて穴埋めし、返り点を打って完成させるのみ。
 今月中には仕上げられるでしょう!

 明日はのんびり王座戦の応援! 持ち時間が5時間でチェスクロックだから、又指し手が速いんだろうなぁ~!

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第二章 変体漢文の解読法

2024-06-10 10:02:11 | 漢文・漢字
 『変体漢文 新装版』、つまみ食いのほうが良さそうと言いつつ、昨夜、続きを読もうと開いてみました。
 8・9日の校正予定が無事にクリアできたので、無理をせずに夕食後は自由時間に

 「第二章 変体漢文の解読法」に解読の方法が書かれており、『御堂関白記』を解読の実践例として取り上げ、詳細に記されていました

 漢字表記されている語の、和訓が定められる過程が事細かに書かれているのです。
 ちょっと記述が詳細過ぎて分かりづらいのですが、理解できるまで頑張って何度でも読み返してみるつもり!

 これ、古事記の学習をしている時から知りたいと思っていたんですよ~~。
 ようやく知りたい情報が載っている本に出会えましたぁ~~~

 今も頭の片隅にあの「跉跰」の和訓「ヤスラフ」が引っかかっているです。
 この解読法を通してなにか手掛かりが得られるかもしれない
 これを機に摂関期の古記録に再度注目してみよう!

 某局のドラマは見ていませんが、道長の自筆本、陽明文庫の所蔵で国宝なんですね! 見てみたいなぁ~~。
 国立公文書館で公開されているのは5冊のみで、残念ながら写本!

 今日の予定は講座の予習日で、1日フリータイム
 チャチャッと予習を済ませて、この本を読もぉ~~!

 昨日の散歩:5356歩、3.1km、67m/分、87kcal
 今日の散歩:雨にて中止

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『変体漢文』新装版

2024-05-17 22:01:27 | 漢文・漢字

 午前中に、リクエストしていた『変体漢文』を受け取りに図書館へ。

 帰宅後、炬燵用の毛布・カバーなどの洗濯に追われ、午後からようやく本に目を通す事ができました。

 目次をざっと見て、この本は買いたい、と!

 

 借りた本は旧版で、別の出版社から新装版が出ているのですが、ちょっとばかりお高い

 なんか、前にも同じようなことをここに書いた気が

 

 新装版は、本文の内容は旧版と全く同じとのことなので、旧版を探して買おうかと思いました。

 で、ググってあちこち見ていたら、「峰岸明『変体漢文』新装版はここが新しい!」なんて記事を見つけちゃいまして

 以下抜粋です。 

 

 今回の新装版の「ウリ」は、以下の7点です。

1. 新本として買える!
2. 索引が付いた!
3. 付録が付いた!
4. 正誤表が付いた!
5. 著者肖像が付いた!
6. 解説が付いた。
7. 装丁がカッコいい!

***************

 以上のウリを持った新装版『変体漢文』、ぜひ一度お手に取ってみていただけますと、企画に参与した一人として大変嬉しく思います。

 なお、残念ながら現時点で既に「付録」や「索引」において誤植等が見つかっています。それについては別稿「峰岸明『変体漢文』新装版の誤植等」をご覧下さい。

 

 この記事の執筆者・田中 草大(ソウタ)氏の論文「日本語書き言葉史における変体漢文」に、なんと「令」のことが書かれていたのです!

 これはもう新装版を買うしかないです

 今月はちょっと小遣い使いすぎてるんだけど仕方ないよね! こういう時のためのへそくりだもん!

 

 今朝の散歩+図書館往復:7666歩、4.7km、60m/分、145kcal

 右上の鯉、かなりお腹がぷっくり!

 

 明日は名人戦第4局が行われます。

 聡太(ソウタ)くん、頑張れ―――!

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漢俳?

2023-10-03 10:00:59 | 漢文・漢字
 某出版社から届くメールを読んでいたら「漢俳」という文字に目が止まった。

 以下、メールから抜粋
★「漢俳」とは「俳句」五七五に倣った中国の短詩である
『漢俳 五・七・五の中国国民詩』
今田述著/四六判232頁/税込1,980円978-4-497-22312-8


 「漢俳」とはなんぞやと早速コトバンクで検索してみた。
 以下、コトバンクから抜粋
 漢訳俳句とも呼ばれる。俳句の五七五の形式に倣い,五・七・五と 17字の漢字を3行に並べ,季題を入れ,韻を踏んだ有季定型による新しいスタイルの詩。例として,1981年4月,京都の平安神宮での日中競詠の際の「桜を詠ず」と題する一句をあげよう。「桜色満芳春/但願剪得一片雲/裁作綿衣裙」。直訳すれば,「桜の咲きにおう春となった。うららかな空に浮かぶ雲を切り取り,柔らかな衣をあなたのために作りたいものだ」。「春 ch`uen」「雲 yün」「裙 ch`ün」と脚韻を踏み,「桜」が春の季題となっている。

 面白そう~~~
 知り合いに漢詩を作っている人がいるが、とても難しくて自分には無理と諦めていたが、季題を入れ、3か所韻を踏むだけなら何とかなるかも?
 またおかしな虫が目を覚ましたか・・・

 昨日久しぶりに『中国神話伝説大事典』『山海経注証』を引っ張り出し読み始めたばかりなのに   

 昨日の散歩:3450歩、67m/分、消費カロリー57kcal
 今日の散歩:3398歩、69m/分、消費カロリー58kcal

 いつもの散歩コースを歩きながら、金木犀を観察したけれど花芽はまだ見えない。

 金木犀の開花時期は9月中旬~10月下旬といわれますが、気温の影響を受け、気温が高いほど開花時期は遅くなると言われています。 また、9月にいったん花が咲き終えた後、10月に新しい花が開花して下旬まで楽しむことができる二度咲きする樹もあります。
 
 ということらしい 
 開花を楽しみに散歩を頑張ろう!

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「#1 漢詩漢文は、はたして日本文化なのか」

2023-08-13 22:21:35 | 漢文・漢字
 見つかりました
 「#2 石川忠久先生と吉川幸次郎先生」の最下部の「前へ」をクリックしたらありました。
 「#1 漢詩漢文は、はたして日本文化なのか

 連載記事リストになく、分かりづらかったのでリンクを張っておきました。




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「漢詩漢文こんにゃく問答」(大修館書店)

2023-08-13 11:49:58 | 漢文・漢字
 昨日、久しぶりに思い出して大修館書店の漢字文化資料館を覗いて見ると「漢詩漢文こんにゃく問答 #7日本伝統の漢詩文と中国文学」に興味深いことが書かれていました。

 「中国文学派」と「伝統漢詩文派」、初めて目にした言葉ですが、なるほどなぁ~~と。

 以下、大修館書店の漢字文化資料館「漢詩漢文こんにゃく問答」より
漢詩漢文こんにゃく問答
「漢文教育は必要なのか。」インターネットでもしばしば盛り上がるこの話題、みなさんはどう考えますか? 研究者や学校の先生の間でもさまざまな意見や立場がありますが、必要、不要、どちらの考えの人も、漢文が古くから日本の文学や私たちの生活に大きな影響を与えてきたことは認めているのではないでしょうか。 この連載では、漢詩文の研究者である川合康三先生(京都大学名誉教授)、松原朗先生(専修大学)に、ご自身の研究活動や大学での指導をとおして感じた「漢文教育」や「漢文」についてお手紙を交わしていただきます。

 #2 石川忠久先生と吉川幸次郎先生(2023.05.10)
 #3 訓読と直読、伝統的な文化理解と風土の体感(2023.05.19)
 #4 漢文学と中国文学(2023.06.09)
 #5 文学と国民国家(2023.06.20)
 #6 東洋と西洋の角逐(2023.07.10)
 #7 日本伝統の漢詩文と中国文学(2023.08.10)


 今まで使用していたテーブルの高さが中途半端で疲れやすいので、思い切って新しいテーブル(幅90cm×奥行60×高さ33~38cm)を購入しました。

 ブログを途中まで書いていると、「ピンポーン」続けてドアをノックする音 
 早速荷を開き、自室に運び古いテーブルを片付けて・・・
 到着時、継足が取り付けられていたので、外して高さ33cmにしました。今のところとってもいい塩梅!

 さて、この「漢詩漢文こんにゃく問答」、なんだか難しそうですが「#2 石川忠久先生と吉川幸次郎先生」から読んでみようと思います。
 印刷して繰り返し読んだ方が頭に入るかなぁ~~
 「#1」を探してみたのですが、見つかりませんでした。最初の書簡なのでどういう内容だったのか気になります。

 今朝、散歩に出ましたが出発時間8時半と遅かったこともあり、無理は禁物と途中から引き返しました。
 携帯の着信音に気付き覗いて見ると「炎天下での外出は控えましょう」。即中止の決断をしました  

 距離:1.4km
 歩速:71m/分

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デジタル版『大漢和』の語彙検索

2023-07-02 10:01:50 | 漢文・漢字
 先日、出版元から「語彙検索アップデーター」を開発したという案内のメールが届きました。
 「語彙検索」ができるようになるとは願っても無いことと思ったのですがぁ~、有償とのこと
 しかも、11,000円(税込)

 『大漢和辞典』語彙索引巻に掲載された語彙約37万語の検索が可能ということですが、前方一致・後方一致・複合検索(AND検索)のみのようです。
 全文検索ができるのなら価格の高さには目を瞑って購入も検討するところですが、今のところ「熟語データ」があるのでこれで充分かな

 辞書本体が高額なうえに更に追加プログラムまで有償なんてひどいよね、と家人に話すと、「そんな高いもの買ったのか?」と逆に言われてしまいました。
 辞書を買う時、ちゃんと話して了解は取ったはずなのに

 浮腫の状態は変化なし
 ググってみると、液晶画面を見るのを控える、とか、原因として考えられる項目にドライアイとか・・・ 
 冷やすと数時間でなくなると書いてあったので、冷やしてみたのですが顕著な効果は見られませんでした

 なるべく目を使わないように、とは思うのですが・・・
 何をするにもPCが必要で・・・

  明日は棋聖戦五番勝負第3局があります。
 画面は凝視しないで、なるべく音声で楽しむ?
 画面を見る時は右目だけでとか・・・

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手強いぞ、くずし字

2023-05-26 10:26:38 | 漢文・漢字
 講座の冒頭で先生から宿題の解答が示されました。
 課題にあった「銀」で始まる4文字、最後の字は「包」だと思っていたのですが、「匁」でした

 二文字目は、前日に再度確認して「廿」と直して、正解でした。
 間違えた字、えっ?このくずし字って本字はこんな字なの?なんてあったりして・・・ 

 初回の正解率は96.8%でしたが、漢字の読み間違いがあっては正確な文章を把握することはできないので、次回はもっと慎重にしなくてはと反省!

 以前に江戸時代の文献を読んでいて、どこまでを踊り字の対象と捉えたらよいのか分からないことがあったのですが、先生のお話を聞いていてなんとなく分かった気がしました。今度出てきたら大丈夫かな?

 今回の予習用の課題もほぼくずし字ばかりみたい
 今日は、まず課題を先に済ませて、それからオンライン講座の資料に目を通す予定。
 
 先月のオンライン講座では、考古学的な見地からすると邪馬台国は九州には無かった、という先生の説だったのですが、今回の講座では九州説のお話を聞くことになりそう

 真っ向勝負、どっちに軍配を上げることになる?
 永遠の課題かな・・・

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『国語展望』漢文研究シリーズ 2 (漢文指導法史伝編)

2023-05-04 10:58:31 | 漢文・漢字
 先日、「『漢文の語法』復刊をめぐって」と題して校訂に携わられた齋藤希史(まれし)氏と田口一郎氏によるリエゾントークが、zoomで東京大学生協・本郷書籍部を結んでハイブリッド開催されました。

 対談の最後に質問時間が設けられ、件の疑問について伺いたかったのですが、蚤の心臓で言葉を発することができませんでした
 でも、漢文の難しさに関して質問される方がおられて両先生は丁寧に回答されていました。

 その話の中で前野直彬氏の著作について触れられ、「ふう・・・じん」と聞こえたように思い、私家版とのことだったので無理かなと思いつつ、似かよったタイトルの書籍を見つけ図書館から『風月無尽-中国の古典と自然』(UP選書92)を借りてみました。

 残念ながら、期待していた内容とは全く違っていたのですが、そのはしがきに以下のようにありました。

 pii より抜粋 この1冊におさめた文章は、私が一九六一年から七〇年までの間、尚学図書発行の雑誌「国語展望」に連載したものであった。雑誌は高校の国語科の先生を主な対象としていて、有用か無用かは知らず、辞書や参考書とは違った角度からの知識を提供するのが本来の主旨であった。

 早速いつもの図書館で検索してみると
 『漢文研究シリーズ』2 (漢文指導法史伝編),尚学図書,1973. 国立国会図書館デジタルコレクション https://dl.ndl.go.jp/pid/12162692 (参照 2023-05-01)

 目次
 史伝教材の意義と特質 藤原宏 1
 指導計画の立て方 長谷川節三  6
 望ましい史伝教材について 鵜城紀元 16


 圧倒的に多い教材として『史記』『十八史略』が挙がっていました。
 「巻頭言」「史伝教材の意義と特質」「望ましい史伝教材について」をざっとしか読んでいませんが、いろいろな観点から考慮されているようですが、やはり教えづらい・学びづらい難しい教材が選ばれているんだなぁ~と

 
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『捜神記』巻14の「頂虫」

2023-04-22 14:00:04 | 漢文・漢字
 「頂虫」の話、『中国古代神話1』の第2章・第2節の冒頭にありました
 先日書いた「中国版・箱舟伝説」は第3節でした。
 いったいどこを読んでいたんだか・・・ 

 この「頂虫」、『捜神記』では「大イサ繭ノゴトシ」、“狗皇歌”では「金虫三寸长」とあります。
 又中国のネット上の資料では「一条虫」「取出一虫,形象如蚕」等々。
 よく似た内容の伝説が各地に残っているようです。

 「金虫」は中日大辞典に、⇒〔金龟子〕とあり
 金龟子=〔[俗]金虫〕[虫]コガネムシ.カナブン:幼虫は〔蛴 qí 螬〕といい根切り虫(害虫)
 と説明があります。

 最初はコガネムシかカナブンなのかなと思っていたのですが、『中国古代神話1』では「金の虫」と訳されています。
 他資料の、蚕のような形、条という助数詞などから何かの幼虫なのかなと推察しました。

 この頂虫、化為して狗になるという伝説なので、これ以上具体的な虫の名に執着しなくていいかなと、今回ついに自分の中で結論を出しました。
 この話を習ったのが平成26年(2013)秋!
 10年近くも経っていたんですねぇ~。我ながら

 
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複数訓読共存原理

2023-02-04 17:51:20 | 漢文・漢字
 手元にある漢文の参考書を手当たり次第(どんだけあるねんw)に目を通していたら、古田島洋介・湯城吉信 著『漢文訓読入門』(明治書院)にある「複数訓読共存原理」という語に目が止まりました。

 訓読は、必ず一つの正解に落ち着くという性質の作業ではない。訓読者によって相違が見られ、また、一人の訓読者においても、脳裡に訓読の候補がいくつか存在し、たまたまそのうちの一つを活字として発表したにすぎない、という可能性もある。これを「複数訓読共存原理」と呼んでおく。

 現在引っかかっている仏典の古点に関しても、複数の訓読が考えられそうです。ただ、国語辞典の用例として一部分だけを取り出して引用しているので、古点に従ってデータを作成すると、読み手が意味を誤解する恐れが
 しかし、作業するうえでは勝手に訓読文を書き換えることはできないし・・・

 『興福寺本大慈恩寺三蔵法師伝古点の国語学的研究』研究篇に以下のようにありました。

 P86-上段 (58/362) 右の訓読文は意味を成さないことになる。
 P86-下段 (58/362) このやうな永久點の誤読は更に他にも若干の例があらう。
(築島裕 著『興福寺本大慈恩寺三蔵法師伝古点の国語学的研究』研究篇,東京大学出版会,1967. 国立国会図書館デジタルコレクションより)

 今調べている該当箇所に関しての記述ではありませんが、ここを読んで、古点が必ずしも正しいものばかりとは限らないんだ、と

 では、なぜそのような仏典の用例を一般向けの国語辞典に持って来る? それが理解できない。(←ちょっと八つ当たり気味)
 (もしかして、漢文に興味を持つ人が増えて欲しいってこと? )

 しかも、底本とされる写本やそれを基に起こした訓読文に施されていない読点を加えてあるし
 意図的に読点を加えた? 誰が? 何の必要性があって?(←もろ八つ当たり)

 それとも誤植? その可能性があるならば、版を遡って調べる必要が出て来ちゃうんだけど・・・ 
 勘弁して~! 作業が益々遅れちゃう・・・

 気づかない振りしてスルーしちゃえばいいものを。
 雉も鳴かずば撃たれまい

 書いている途中で夕飯の支度にとりかかり、お米を2度測り直しちゃった

 
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『中国注疏講義―経書の巻』

2022-11-23 13:35:14 | 漢文・漢字
 作業の合間にちょこちょこメールチェックをしています。大事なメールが届くから、というわけではないのですが、作業に入る前の脳のウォーミングアップとか、作業途中での気晴らしと言うか・・

 昼食後、受信箱を覗いてみると、作業も手に付かなくなるようなメールがありました。
 学退氏のブログ更新のお知らせメールなのですが、ブログを拝見し、この本は欲しい!と

 目次をググって見て、更にもう買いたい!!
 図書館で借りてまず読んでから、とも思いましたが、この手の本は手元に置いて読みたいですね、と言いながらこの前買った漢文法の本も積読状態なんですが・・・

 [目次]
はじめに

【基本篇】
第一講 古 典
古典について/経書は難解である/経書とは/注釈と小学・辞書―古典を理解するいくつかの方法

第二講 注 釈
春秋時代と前漢時代のギャップ/前漢時代の「伝」や「記」/注と疏

第三講 『十三経注疏』の概要
『十三経注疏』とは/経・伝・注・疏・音義―五つの層/阮元本『十三経注疏』について

第四講 字 形―文字学
形・音・義―漢字の三要素/文字の変遷/小篆と『説文解字』/隷書以後/文字学とは

第五講 字 音―音韻学
音韻学について/音とは何か/『経典釈文』という注釈/『経典釈文』の音や義/多音字を識別する/『広韻』の利用

第六講 字 義―訓詁学
訓詁学/『爾雅』/『説文解字』

第七講 辞 書
注釈の訓詁が辞書になる/訓詁書と現代の辞書

第八講 句読・文法
句読について/文 法

【読解篇】
第九講 『孝経』の注を読む
経書の注釈を読む/『孝経』の注/開宗明義章の読解/『経典釈文』の「孝経音義」/経文のおさらい/『孝経』というやさしい経典/訓読文
コラム『孝経』―誰もが学ぶ儒教経典

第十講 『論語』の注を読む
『論語』の注/八佾篇「与其媚於奥」章/『経典釈文』の「論語音義」/経文のおさらい/『太平記』に引用された『論語』/訓読文
コラム『論語』―古注と新注

第十一講 『周易』の注疏を読む
『周易』とその注疏/繫辞下伝「古者包犧氏之王天下也」節/『経典釈文』の「周易音義」/経文のおさらい/訓読文
コラム『周易』―十翼をめぐって

第十二講 『尚書』の注疏を読む
『尚書』とその注疏/『尚書』金縢の冒頭/『経典釈文』の「古文尚書音義」/経文のおさらい/『三教指帰』に見える『尚書』の文言/訓読文
コラム『尚書』―現行本から遡る

第十三講 『詩』の注疏を読む
『詩』とその注疏/召南「羔羊」/『経典釈文』の「毛詩音義」/経文のおさらい/訓読文
コラム『詩』―『毛詩』以外の『詩』

第十四講 『礼記』の注疏を読む
『礼記』とその注疏/檀弓上「大公封於營丘」節/『経典釈文』の「礼記音義」/経文のおさらい/訓読文
コラム『礼記』―四十九篇の複雑さ

第十五講 『春秋左氏伝』の注疏を読む
『春秋左氏伝』とその注疏/隠公五年「春公矢魚于棠」段/『経典釈文』の「春秋左氏音義」/経文のおさらい/訓読文
コラム『春秋』―孔子の筆削をめぐって

おわりに
参考文献一覧

附 録(一) 訓詁のいろいろ
附 録(二) 多音字挙例
附 録(三) ピンインつき本文


 e-honは在庫切れのようなので、Amazonでポチってしまいました。25日に届くので、竜王戦を観戦しながら、指し手が止まった時に拝見できそう

 この2~3日、どういうわけかあちこちのサイトでログイン時にIDやパスワードの入力を求められます。
 セキュリティが強化されるのは歓迎すべきことではありますが、煩わしくて

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『図書寮本類聚名義抄 残闕』の「竛竮」

2022-06-03 08:48:24 | 漢文・漢字
 しばらく『類聚名義抄』から遠ざかっていたため略字をすっかり忘れており、初見時、なにこれ? でした。
 が、『類聚名義抄』(鵜飼文庫)の附言や田村夏紀氏の論文「図書寮本『類聚名義抄』と観智院本『類聚名義抄』の記載内容の比較 和訓と字体注記に注目して」にある出典名一覧を参考にしてなんとか読む事ができました。正しく読めていればいいのですが・・・
 云々は云1字のみでいいのかな? 云々の略式、『日本国見在書目録』にもあったかな?
 「下」の上にある点、也でいいのかなぁ~?

 [・・・]内は小字双行、/ は改行

竛𥩵 [上類云々 霊音也 下慈云々 普/丁反 ーー行不正也]
 (類:類聚名義抄) (慈:慈恩法華音訓)


ー竮 [上弘云々 行不正也 下弘云々/ 扶丁反 竛ー也]
 (弘:篆隷万象名義)


 (『類聚名義抄』(嘉永2)(鵜飼文庫)の附言より)

 取得した情報をコピペし次から次へとWordに貼り付け、それに自分の考えを追記してきた結果、どのタイトルの文書に何を記したのか分からなくなってきました。
 1ファイルが20頁を越え、スクロールして目的の項目を探すのも大変になり、別文書にしたのが混乱のもと
 このままにしておくか、頑張って整理するか・・・ 

 『図書寮本類聚名義抄』に関する論文が数編見つかりました。なかには200ページを超える大部なものも。
 全部読みたいけれど・・・

 今日は聡太君の棋聖防衛戦第1局があります。応援しながら考えようかな?
 昨日夕方注文したタオルケットがもう届きました 早速水洗いしなくちゃ!

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跉と跰(情報の整理)

2022-06-02 16:27:49 | 漢文・漢字
 調べたことの蓄積でWord文書も頭もいっぱいになりつつあるので、記して整理しておくことにしました。

 以下の「教育部異体字字典」は釈義が一覧に記されているので、分かりやすくて助かります。

跉:
《異体字字典》:無収録異体字
[解説]  


跰:
《異体字字典》:

[解説]

 画像が見づらいのでそれぞれ[解説]にリンクを貼りました。

 やはり「跉跰」は、『電子佛教辭典』にあった、孤独にしてさまよい步くこと、がぴったり来ます。
 あるいは、孤独にしてさすらい步くこと、かな?
 「ヤスラフ」は「サスラフ」の誤写のような気がしてきたのです。

 「竛竮」の確認のため『図書寮本類聚名義抄』を見たいと思っていたら、国会図書館デジタルコレクションに『図書寮本類聚名義抄 残闕』がありました
 次は「竛竮」の整理かな?

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この字なんて読むの?

2022-06-01 22:15:26 | 漢文・漢字
 「跉」の確認のために『篆隷万象名義』(空海撰)を見ていたら、「病不能行」と注のある字に目が止まりました。
 「跰」にも同じ注があったような気がして確認してみることに。



 「篆隷万象名義テキストデータ」を利用し、ようやく「蹮(セン)」であることを突き止めました

 漢字古今字資料庫の「異體字字典」にはたくさんの異体字が記載されています。
 

 異体字であるとの確認はできたけれど、反切の上字が又読めなくて・・・
 反切に使用する漢字は一般的な分かりやすい字を使う筈なのにとしばし考え、偏と旁を入れ替えた異体字があったのを思い出しました。
 草冠の下の左右を入れ替えると、「蘇」ですね

 異体字の多さには泣かされますが、眺めていると面白いです
 こんな字もありました。 
  蹺(ケウ)・踽(ク)・
  

 2時頃に用事が終わったので、その後ずっと漢字と戯れていました。
 漢字ってやっぱり面白い~

 『篆隷万象名義』巻第廿一 足部
 「跉」力生反 行皃

 肝心の情報少なし

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