最後に一花 !? 165号

先日の撮影会で撮った165号である。

金太郎塗りにされたものの直後に不具合が発見され、結局一度も営業運転に就かないまま車籍を抹消され廃車となったこの165号。
未だ自力で動く事は出来るのだが、ワイパーは元より車内の運賃箱やドライブレコーダーなどは既に外されている。
いくら動けるとは言え、もうこの先は無いという悲しい現実がそこにはあった。

まだ綺麗なのにと思いながらよくよく見ると、傷んでいるところも結構ある。
逆側の顔なんかには、塗装が剥がれて前色の青が見えているところが点々と…　


傷みが酷くならない内に、最後に一花咲かせてやろうって阪堺さんの想いがあったのかもね。この撮影会には。

今回開催された2回の撮影会では、165号を含む金太郎塗り車を被写体にした回が早々に完売となった。


それだけ渋い組み合わせなんだよなぁ。ファンにとっては。

そんな渋い組み合わせを演出出来る165号だ。このまま朽ち果てさせるのは非常に惜しい。
こりゃあ、もう一度やるってのも手じゃないですか。阪堺さん。