私が初めて買った車

次の車をどうするかって話題ついでに、私が初めて買った車を紹介しておこう。

昭和58年式の5ナンバー、ハードトップのTOYOTAクラウンである。
これがまたチョット変わった車で、5速フロアミッションのマニュアル車だったのだ。
よほど珍しかったのか、中古車屋のオヤジでさえ初めて見たと言ってたなぁ。。。

ピカピカに黒光りしたセダンが颯爽と走る姿に憧れ、免許を取ったら絶対に黒塗りセダンに乗ろうと心に決めた。
そんな思いで初めて買った車だった。
当時、次期モデルにモデルチェンジした直後であり、不人気を絵に描いた様な仕様の車だったので結構安く買えたと記憶する。

黒い車は手入れにゴマカシが効かず、その維持には結構な労を要する。
しかしその分、綺麗な車に乗っている時の満足感や優越感には何物にも代えられないものがある。
そんな事もあって、それ以降飽きもせず、CIMAやPRESIDENT等の黒塗りセダンに乗り続けている訳だ。

その当時に流れていたCMのキャッチコピーに「いつかはクラウン」ってのがあった。
クラウンは、当時のTOYOTAの旗艦車種。
いつかは憧れのクラウンに乗りたいねって意味である。

型遅れの中古とは言え、免許を取って間も無く私はそれを買ったのだ。
友人たちからは、「いきなりクラウン」とよくからかわれたものだった。

これに乗ってたのもつい最近の様な気もするが、「FUJICOLOR 88」と印字された写真プリントを見て、改めて時の流れを実感した私である。