高級外車の多重事故

報道等でご存知の方も多いだろう。
昨日午前、山口県内の中国自動車道上り線で、高級外車が十数台関係する多重事故があった。
高級外車の愛好家グループの走行会か何かだったのだろう。

目撃者等の証言によると、事故に関係した外車は140～160Km/hくらいの速度で走行していたらしい。
雨で路面が濡れていた事もあって、原因はスピードの出し過ぎによる後輪のスリップと思われる。

被害額を考えればエゲツナイ事故ではあると思う。
しかし、この事故に同情する人はほとんどいないだろう。
同情するのであれば、むしろ事故に巻き込まれた国産車の方だ。
保険には入っているのだろうが、どうなるのか気が気ではないと思う。

保険と言えば、高級外車の方はどうなのか。
普通の車であれば車両保険で何とかって感じだろうが、車が車である。
そもそも、これほどの車になると、普通の車両保険には入れないはずだ。

掛け金のバカ高い特別な保険に入っていたのだろうか。
もっとも、常識外のスピードを出しての自損事故だ。
入っていたとしても、スンナリ保険金が下りるのかは疑問だが…
まあ、保険金など下りなくとも特に困る事のない人達なのだろうけど。

それなりのスポーツカーである。
スピードを出してみたいのも理解はできる。
だが、元々日本ではオーバースペックの車なのだ。
それを分かった上で購入したのではなかったのか。

幸い今回は軽傷者が出ただけで済んだが、一歩間違えば大惨事になっていた。
高級外車愛好家が全てそうだとは言わないが、人に迷惑を掛ける様な運転だけはやめてもらいたいものである。

（画像は、今日の産経新聞朝刊より）