浪速の格闘技通信(MMA Ranker 浪速支部)

海外の格闘技の大会のカード、結果やニュースなどを逸早く探し、それについての感想や考察を書いていくブログです。

MMA Result

2007-03-25 | Result
World Extreme Cagefighting 26:Las Vegas

○カーロス・コンディットvsジョン・アレッシオ●(2Rチョーク)
○ユライヤ・フェイバーvsドミニク・クルーズ●(1Rギロチン)
○チェイス・ビーべvsエディ・ワインランド●(5R判定)
○ブロック・ラーソンvsエリック・アップル●(1Rアームロック)
○デイブ・テレルvsティキ・ゴーセン●(2RTKO)
○カブ・スワンソンvsトミー・リー●(1Rギロチン)
○チャーリー・ヴァレンシアvsアントニオ・バヌエロス●(1RKO)
○アレックス・セルジュコフvsスコット・ノートン●(2Rギロチン)
○ミカ・ミラーvsジェシー・モラング●(3R三角絞め)
○ブライアン・スタンvsスティーブ・カントウェル●(1RTKO)


 今回のWECは3大タイトルマッチを実施。しかし日本から参戦の三浦と対戦予定だったジョー・リッグスが前日の計量後に行なった練習中に背中を負傷して欠場するというアクシデントが発生。しかも直前すぎて代役の選手が見つからず三浦の試合まで無くなる羽目に。
 元KOTCバンタム級王者ヴァレンシアvs現WECバンタム級北米王者バヌエロスという注目の一戦はまずヴァレンシアが強豪レスラーのバヌエロスからテイクダウンを奪う。バヌエロスがギロチンで返すがヴァレンシアは脱出してスタンドへ。バヌエロスは得意のパワースラムでヴァレンシアからテイクダウンを奪い返すがすぐに立ち上がる。バヌエロスは組み付いて金網際に押し付けようとするがヴァレンシアのアッパーが炸裂してバヌエロスがダウン。追撃のパウンドを放ったとこでレフェリーが試合をストップ。ヴァレンシアは連敗から脱出。
 そのヴァレンシアに勝利しており、現在9連勝中のスワンソンはこちらも8連勝中と好調のトミー・リーと対戦。両者組み付くとリーがマット・ヒューズばりのスラムでテイクダウン。スワンソンがギロチンを狙うがリーは首を抜いて脱出。しかしスワンソンすぐさま2度目のギロチンを仕掛け、これががっちりと極まりリーがタップ。スワンソンは破竹の10連勝。次のフェイバーの挑戦者で良いかも。
 デビューから9戦全勝の未知強アップルはK太郎に判定勝ちしている勝率9割を誇るラーソンと対戦。ラーソンはクリンチからタックルを仕掛けてテイクダウンを奪い、バックからチョーク狙い。アップルは逃げるがサイドポジションからパウンドを受けてしまい劣勢。ラーソンはアームバー、さらにアームロックに切り替えるとアップルはタップアウト。未知強またも死亡~。
 WEC世界バンタム級王者ワインランドに挑むのはアメリカのローカル戦線を転々として9勝1敗というなかなかの戦績を残すチェイス・ビーべ。ワインランドはパンチで先制攻撃を仕掛けるとビーべはダウン。しかしすぐに立ち上がるとビーベはテイクダウンに成功して、肘でワインランドを出血させることに成功。スタンドに戻るとビーベが再びテイクダウンを奪ったとこで1R終了。Sherdogの採点ではダウンを奪ったワインランドがポイントを奪う。
2R開始早々にビーべは先制のテイクダウンを奪う。ワインランドを下からアームバーを仕掛けるがビーべはこれを防ぐとマウントを奪いパンチと肘の雨あられ。逃げるワインランド追いかけるビーべだが攻め疲れからかビーべもスタミナ切れでフィニッシュできず。Sherdogの採点は10-8でビーべ。
3R、またも先制はビーべのテイクダウンしてサイドポジション。ワインランドはなんとかガードに戻すが耳からは激しい出血。しかしワインランドも肘を返してビーべも出血して壮絶な流血戦へ。スタンドに戻ってワインランドがクリンチからビーべの首をギロチン気味に抱えたとこで3R終了。Sherdogの採点は10-9でビーべ。
ワインランドは顔面血だらけだが試合は続行。ビーべもタックルを防げないワインランドはテイクダウンを奪われガードからパウンドを落とされる何もできず。Sherdogの採点はこれまた10-9でビーべ。
もうワインランドはKOするしか勝つチャンスは無し。しかしワインランドはビーべのタックルを嫌がってるのか自分から攻撃を仕掛けようとせず、ビーべも勝ちを確信したのか無理せず攻めてこない。残り40秒のとこでワインランドは突っ込むがビーべも防御してクリンチへ。試合は判定にもつれ込み48-47、48-46、48-46でビーべが勝利して新WEC世界バンタム級王者に輝きました。
 現在9連勝中で前回のピアソン戦で初防衛に成功したWEC世界フェザー級王者のフェイバーが2度目の防衛戦。挑戦者はTotal CombatとRage in the Cageを主戦場にして9戦全勝の未知強クルーズ!・・・と言ってもクルーズの動画を見たところ試合開始と同時に下手くそなパン振り回して突進するという突貫ファイター。試合はまずフェイバーがハイキックで先制攻撃。両者パンチで打ち合うとクルーズが豪快なタックルでテイクダウン。しかしフェイバーをギロチンでクルーズを捕らえることに成功。一度スタンドに戻りかけるがフェイバーはそのままクルーズを押し倒してギロチンの状態のままマウントへ。ここでクルーズがタップしてフェイバーが2度目の防衛に成功。試合後にフェイバーは以前から言い続けているように山本KIDに対戦要求。
 メインは空位のWEC世界ウェルター級タイトルを争いコンディットとアレッシオが激突。まずはアレッシオがテイクダウンを奪いコンディットはガードポジション。コンディットはスタンドに戻すがアレッシオは数初キックを放ってからすぐにテイクダウン。アレッシオはパウンドを落としていくがコンディットも下からの蹴りで突き放していく。Sherdogの採点は10-9でアレッシオ。
アレッシオが片足タックルでテイクダウンしてコンディットはまたもガードポジション。しかしコンディットを蹴りで突き放してスタンドに戻してパンチをヒットさせると打撃を嫌がるアレッシオが組み付いてテイクダウン。だがこれもコンディットにスタンドに戻されるとクリンチからの膝蹴りでアレッシオがダウン。コンディットのアームロック狙いを外したアレッシオだがバックを奪われてしまいそのままチョークで絞め上げられるとタップアウト。コンディットがWEC世界ウェルター級王者となりました。