浪速の格闘技通信(MMA Ranker 浪速支部)

海外の格闘技の大会のカード、結果やニュースなどを逸早く探し、それについての感想や考察を書いていくブログです。

MMA Result

2007-03-15 | Result
Extreme Challenge 74

○ケリー・ショールvsネイサン・キルビー●(反則)
○ジェイソン・ブラックvsサム・ジャクソン●(チョーク)
○ダマシオ・ペイジvsロブ・モントーヤ●(KO)
○エリ・ジャスペリングvsクリス・ジャンダ●(TKO)

<4人制トーナメント>
決勝戦
○へクター・ウルビナvsジョン・ドイル●(チョーク)

一回戦
○ジョン・ドイルvsジェシー・サンダース●(?)
○へクター・ウルビナvsジェイソン・ロック●(?)


アイオワ州を中心に定期的に開催している古参イベントExtreme Challengeも今回で74回目の開催となります。
PRIDE34への出場の噂もあるジェイソン・ブラックが昨年の青木戦以来となる試合を行ないました。対戦相手はデビューで2連勝後に現在6連敗中という復帰戦にはうってつけの対戦相手。試合はブラックが得意のチョークでサム・ジャクソンを絞め上げて一本勝ち。PRIDEデビュー戦のウォンジン戦ではスタミナ切れでフラフラとなり辛勝、青木には何もできずに一本負けと日本ではあまり良い印象がありませんが、決してローカルレベル選手ではないと思うのでPRIDEライト級戦線に絡んでもらいたい。
パンクラス、シュートボクシング、Dynamite!!で来日するも4戦全敗と日本ではさっぱりのダマシオ・ペイジも出場(ジャクソン・ペイジで出場したかは知りません)。ローカルファイターのロブ・モントーヤを打撃でKOして1年振りの勝利となりました。
メインではリングスで来日経験のあるケリー・ショールが出場し、デビューから3連勝中のネイサン・キルビーという選手と対戦。内容は不明ですが結果はショールの反則勝ちという形になりました。

格闘ミニNEWS

2007-03-15 | News
「ボブ・サップvsゲーリー・ターナー決定」

先日お伝えした通りロバート・ベリー突如の引退のためにボブ・サップの対戦相手が調整中となっていましたが代役の選手が決定しました。
その選手とはイギリス人キックボクサーのゲーリー“スマイラー”ターナー。このターナーという選手なのですがキック界では結構な実力者であり、K-1の世界予選ではちょこちょこと顔を出しています。主な獲得タイトルを挙げると、
・K-1 GRAND PRIX 2003 イギリス予選優勝
・K-1 GRAND PRIX 2004 イギリス予選優勝
・K-1 GRAND PRIX 2005 スカンジナビア予選準優勝
などがあります。
03年のK-1スイス大会の準決勝でビヨン・ブレギーを足払いローキックでこかしまくるがホームアウェイで判定負け、K-1世界最終予選に参戦決定するが大会前の視力検査に引っ掛かりまさかの参戦不可になるなど実力はあるものの運に見放された感がありました。
ちなみにスマイラーというニックネームの由来ですが入場時も笑顔、試合中も笑顔、試合後も笑顔というまさに「スマイラー」の名に恥じないスマイリーぶりを発揮しているからです。海外の掲示板でも「Smiler」というハンドルネームで試合前などに書き込みをするという微笑ましいところもあります。
しかし今回ターナーは総合での試合は初めてであり、対戦相手のサップはここ最近ビビりっぷりを発揮してますが総合では何戦も経験しているので若干無茶なマッチメイクという感じがするのですが、ターナーはキックボクシングやムエタイ、カンフーなど打撃系格闘技の他に柔道やスポーツ柔術も経験しているそうです。なんでも柔道初段と柔術は初段で、97年にはイギリスの学生柔道選手権で優勝しており、柔術ではイギリス柔術ヘビー級選手権で5度の優勝、Captain of the Great Britain柔術選手権では4年連続で優勝しているそうです。
ターナーは今月19日にUltimate Forceというイベントでトム・ブラックレッジ(Cage Rage 20でトム・ハワードに勝利)と対戦予定でしたので以前から総合の練習を積んでいたのは確かの筈です。個人的にスマイラーは好きな選手なので頑張ってほしいです。


*Terryさんのコメントの通りターナーは99年に2戦総合を経験していました。しかしその2戦はどちらもリングスルールであり、本格的な総合ルールでの試合は今回が初だと思われます。