今回を入れてあとわずか2回です
非常勤の指導医としておじゃましている市中病院にいけるのは
普段のパターンは
午前 初診外来、救急外来の指導
午後 前半 初期研修医用カンファ
後半 後期研修医用カンファ なのですが
この時期は新しい研修医の先生がいますので、彼らに集中的にプレゼンテーションを学んでもらうためにスケジュールが変わります
今日は
午前中 1年目用にプレゼンテーションを主眼とした症例発表
午後 前半 2年目のカンファレンス
後半 後期研修医のカンファレンス
一日中カンファレンスをすると、さすがにしんどく
午前中の終わりがけに、リクエストが有ったので心エコーで心嚢水をみるためのBSTをしたのが良いchange of paceでした
一年目のプレゼンテーションですが、今年は彼らと数回過ごしただけで、私がいなくなってしまうので、なるべく学んでほしいポイントを絞る必要が有ります
「診断に至るには病歴で7割、身体診察で2割のあたりを付け、その後の検査等は確認作業である」とよく言われますが
その通りだと思います
それは言い過ぎだと昔は思っていましたが、症例検討のカンファレンスの指導をするようになって
「本当なんだ~」と実感しています
それを何とか伝えたいのです
臨床経験が浅い人がプレゼンテーションをすると、得てして病歴が薄くなってしまいます
今回は幸い「COPDの患者さんの息切れと発熱」というケースがありました
まずはメインの息切れに対してWWQQAAA(Double Q triple A)
で病歴をのばし
下記のポイントで鑑別診断をあげ
(他にも鑑別はありますが、あえてしぼって)
それらの鑑別に対応するROSでさらに病歴をつっこみ
残りの身体診察と検査の結果は、先の鑑別での話の確認作業のみ
伝えたいこと(病歴が7割、身体診察が2割)を伝えやすい展開で、最後の締めくくりにティーチングパールとして明確に伝えたつもりですが、本当にそれが伝わったかどうか?心に残ったかどうか?
自分がそのつもりでも、受け取る方が受け取っているとは限りません
いっそのこと最後のセッションは
「病歴だけプレゼンできるように濃厚に準備してください。それ以降はカルテを参照すれば良いので、用意しなくても結構」
ここまで言い切って準備してもらうのは、どうなんでしょう?
ただ選んだ症例が内分泌疾患だったりしたら、意外と病歴でしぼりこめなかったりして・・・
次回が最後なんだよな~。
Last lecture by Randy Pauschとまで大きくは有りませんが、メッセージ性の高い一日にしたいです
非常勤の指導医としておじゃましている市中病院にいけるのは
普段のパターンは
午前 初診外来、救急外来の指導
午後 前半 初期研修医用カンファ
後半 後期研修医用カンファ なのですが
この時期は新しい研修医の先生がいますので、彼らに集中的にプレゼンテーションを学んでもらうためにスケジュールが変わります
今日は
午前中 1年目用にプレゼンテーションを主眼とした症例発表
午後 前半 2年目のカンファレンス
後半 後期研修医のカンファレンス
一日中カンファレンスをすると、さすがにしんどく
午前中の終わりがけに、リクエストが有ったので心エコーで心嚢水をみるためのBSTをしたのが良いchange of paceでした
一年目のプレゼンテーションですが、今年は彼らと数回過ごしただけで、私がいなくなってしまうので、なるべく学んでほしいポイントを絞る必要が有ります
「診断に至るには病歴で7割、身体診察で2割のあたりを付け、その後の検査等は確認作業である」とよく言われますが
その通りだと思います
それは言い過ぎだと昔は思っていましたが、症例検討のカンファレンスの指導をするようになって
「本当なんだ~」と実感しています
それを何とか伝えたいのです
臨床経験が浅い人がプレゼンテーションをすると、得てして病歴が薄くなってしまいます
今回は幸い「COPDの患者さんの息切れと発熱」というケースがありました
まずはメインの息切れに対してWWQQAAA(Double Q triple A)
で病歴をのばし
下記のポイントで鑑別診断をあげ
- コモンな疾患、緊急性の高い疾患、見逃しては行けない疾患
- 解剖学的切り口、病態生理の切り口
- 病態生理にはVINDICATE+P
(他にも鑑別はありますが、あえてしぼって)
それらの鑑別に対応するROSでさらに病歴をつっこみ
残りの身体診察と検査の結果は、先の鑑別での話の確認作業のみ
伝えたいこと(病歴が7割、身体診察が2割)を伝えやすい展開で、最後の締めくくりにティーチングパールとして明確に伝えたつもりですが、本当にそれが伝わったかどうか?心に残ったかどうか?
自分がそのつもりでも、受け取る方が受け取っているとは限りません
いっそのこと最後のセッションは
「病歴だけプレゼンできるように濃厚に準備してください。それ以降はカルテを参照すれば良いので、用意しなくても結構」
ここまで言い切って準備してもらうのは、どうなんでしょう?
ただ選んだ症例が内分泌疾患だったりしたら、意外と病歴でしぼりこめなかったりして・・・
次回が最後なんだよな~。
Last lecture by Randy Pauschとまで大きくは有りませんが、メッセージ性の高い一日にしたいです