今更留学記 Family medicine

家庭医療の実践と、指導者としての修行も兼ねて、ミシガン大学へ臨床留学中。家庭医とその周辺概念について考察する。

家庭医3人配置の診療所を来年度開設 北海道家庭医療学センター 開設希望自治体を公募へ

2008-05-10 10:59:31 | 家庭医療
家庭医3人配置の診療所を来年度開設 北海道家庭医療学センター 開設希望自治体を公募へ

伊関友伸のブログからです

伊関さんという行政マネジメントを専門とする大学の先生のブログは、以前から面白いなあ~と思う記事が何度かあったのですが、

今回の記事は岡田先生のブログで紹介されていたので読みました

北海道家庭医療学センターが自治体と業務提携する3つ目の診療所を募集しているそうです

すばらしいと思うのは、単に医師を派遣するのではなく

「自治体の医療政策などにも踏み込んだ『提案型』の業務提携を進めていきたい」という点

医療、保健、福祉を含めた自治体の社会サービス全体に働きかけていこうということなのでしょう

瀬棚で頑張っていたが、自治体の長と意見が合わずそこを辞め、
今度はピンチの夕張に乗り込んだ村上先生を思い出しました

北海道家庭医療学センターはセンター長の草場先生はじめ、スタッフの皆さん、ほとんど私と同期か下です

みなさんHANDSで学んだことを実践されているんでしょうね~

うらやましいのと、すごいなあ~というのと半々です

さらに感心したのは「家庭医療研修医サポートシステム」

道内の初期臨床研修病院に「家庭医コース」を提案し、早速5つの病院と提携して

テレビ会議、短期のワークショップ、短期の診療所研修等を提供するとのこと

少ないマンパワーで、どうやったら最大限の効果を生み出せるか?

狭い地域だけでなく、北海道全体を見渡して何をしていけるのか?

北海道の病院で初期研修をする医師が減っているというニュースをみましたが

ニポポの活動ともども、北海道を救う存在になっていただきたいですね~

みなさん実践してますね~

なのに自分はこれから研修医と思うと、どうしても焦りが出ます

まあ長いスパンでものをみて、今の自分にしかできないことを探そうと思っています


ちなみに伊関さんのブログ、早速google リーダーに登録です