今更留学記 Family medicine

家庭医療の実践と、指導者としての修行も兼ねて、ミシガン大学へ臨床留学中。家庭医とその周辺概念について考察する。

家庭医のFDとMBA

2008-05-01 00:34:54 | Faculty Development
久しぶりに中学、高校の親友に会いました

きっかけはAnn Arbor行きの連絡

実は彼も昨年までAnn Arborにいたのです

銀行マンの彼は、ミシガン大学ビジネススクール(MBA)の卒業生

たまたま、東京から名古屋に久しぶりに戻るということで急遽会うことになりました

昔の話に花を咲かせつつ、Ann Arbor情報をかなり教えてもらいました

ビジネススクール関係の知り合いもたくさん紹介してもらえそうです

ちなみに彼は、Ann Arborでは日本家庭健康プログラムの神保先生にかかっていたそうです

紹介したのは、これまた高校同級生の守屋先生


Ann Arborで子供が体調を崩した時に救急にかかったらしいのですが、

「困って救急にかかっても、すぐに家庭医に連絡がされていて、神保先生がまとめて診てくれて良かった。日本もあんな風になってほしいよね。」

それだよ、それっ!!

違う分野の人に、説明をする前から家庭医が評価されるというのはうれしいものです



ちなみに自分の面接旅行の話になり、どこのプログラムの面接を受けたかという話をしていたら彼曰く

「みんなMBAの有名な所ばっかりだなあ~」

アカデミックなプログラムを選んだので、大学なのは当然として

Faculty Development(FD)に絡めた選択をすると、必然的にSchool of Businessが充実した所になるのでしょうか

ミシガン大もトップ5に入るそうです

そんな彼、帰国後はMBAで学んだことを生かしてプロジェクトを立ち上げていたそうですが、このたびヘッドハンティングにあって某有名外資の金融機関に転職するそうな

せっかく立ち上げたプロジェクトも
「日本の上層部はリスクを冒したくないから、ほとんどのってもらえない」状態で、閉塞感を感じていたそうで

日本的な風土もあるのでしょうが、「年配の人たちは頭が固い」というのも一因のようです

それに比べて家庭医療、総合診療の分野では「頭が固い」よりも「若い」「頭がやわらかい」年配の先生が多い気がするのは、私の気のせいでしょうか?

それにしても、この御時世にあえてアメリカ系外資にとってもらえるというのもすごいです

給料は・・・教えてもらえませんでした(笑)

きっと、すごいんでしょう