ぐるぐる自転車どこまでも

茨城県を自転車で散歩しながら,水戸藩の歴史について考え,たまにロングライドの大会に出場,旅する中年男の覚書

タロコ渓谷への旅~持っていく自転車

2013-02-16 11:09:51 | 自転車
タロコ渓谷を上り、最高標高地点を目指すのだが、持っていく自転車をどうすべきか。

ヒルクライムなら、軽いロードバイクにしたいところだが、飛行機で運送中に壊れないようにするにはしっかりとした箱に入れるか、シーコンのケースで運ぶことになる。
その場合、サイズが規定を超えるので超過料金が発生する。片道1万6000円で往復3万2000円。この金額は、すでに購入済みの羽田空港松山空港の往復の航空券の料金に匹敵する。痛い。
また、仮に、それらの箱、あるいはケースで運ぶとして花蓮空港に着いてからそれらをどうするか問題となる。
大きいので自転車に着けて運ぶのは無理だ。花蓮空港のホームページを見たところ、そこには手荷物預かり所がない。そうなると、空港からタロコ渓谷の天祥にある宿泊先までタクシーで運ぶことになる。

で、もう一つの候補は、Dahon ViscP18だ。折りたたみなので超過料金は発生しない。この自転車には旅行向けに前と後ろにキャリアをつけてあるので、結構な荷物でもしっかりと積める。
だが、問題は登坂能力だ。
この折りたたみ自転車は、前が2枚、53と39で、後ろが9枚、11~25である。重さは約12キロ。
最も軽いギア比は前が39.後ろが25で、1.56となる。ペダルを一回転すると後輪が約1回半回転するということだ。
タロコ渓谷の傾斜が8%くらいだとすると、私の脚力ではこのギア比は継続して漕げるギリギリかなと思う。
先ほどのギア比で、ケイデンスを70、タイヤの外周が1.5mとすると、1時間でどのくらい進めるだろうか。
計算上は、9828m進める。この計算だとやはり時速約10キロがせいぜいだということになる。
休憩なしでずっと同じペースでこぎ続けて約7時間30分かかる。
ペースが落ちることを考慮しない数字だ。食事や写真を撮るために自転車を降りたりすると10時間近くかかるだろう。
で、ロードバイクの場合、同じギア比があると仮定して、タイヤの外周つまり一回転して進む距離が約2mなので、ダホンに比べ2~3割増しとなる。
時間が節約できる可能性が出てくる。
うーむ。

小径車を使う前提だと、途中で引き返す前提で上るか、諦めず頂上にアタックするならもはや出発時刻を早朝6時前としなければなるまい。
朝6時スタートとして午後4時頃、折り返しての下りは夕闇の中を天祥まで下ることになる。路面が暗くて見えないし、寒くて危険かもしれない。