ぐるぐる自転車どこまでも

茨城県を自転車で散歩しながら,水戸藩の歴史について考え,たまにロングライドの大会に出場,旅する中年男の覚書

陸前浜街道の水戸から小鶴まで

2016-07-24 17:10:34 | 自転車
予定がキャンセルになったので、急遽、水戸の備前堀のところから旧水戸街道沿いに茨城町の小鶴までをポタリングしてみました。
往復で約36キロ。
今回のテーマは、街道沿いに残された歴史の痕跡を見つけるというというものです。
街道沿いに、これはと思うものを見つけるたびに停止し、写真を撮り、周りを歩きます。そのため時間がかかり、結果としては1時間に10キロしか進みません。
頻繁に乗り降りするのでロードバイクは適していません。なので、今回も小径車を使用しました。
今回の目的は、茨城町長岡にある水戸藩士の毛塚です。
それと小鶴に残された昭和の建物です。

とりあえず、立ち寄った場所の写真をアップしておきます。




































ママチャリで笠間を往く

2016-07-18 22:04:39 | 自転車
笠間の旅を7月16日に実施しました。

笠間駅前の観光案内所でママチャリを借りて、総勢6名でまったりと笠間の中を走りました。
なぜママチャリかというと、参加者のほとんどがスポーツバイクを持っていないからです。
最近、笠間にはスポーツバイクをレンタルしてくれるお店が出てきました。
クロスバイクを貸してくれるようです。
しかし、そのお店は駅から少し歩く必要があります。
歩くのは面倒くさいと考えて、いっそのことママチャリで行こうということになりました。


さて、笠間は水戸から近いので自動車で何度も行っています。
いわば慣れてしまった感じがする街です。
でも、実際にどこを訪れてきたのかと考えると、いつも日動美術館と笠間稲荷神社という具合でした。
いわゆる観光スポットの点だけを拾っていくやりかたです。
このやり方だと、どうしても、その地域の奥深さが伝わってきません。
たとえていうなら、麓を見ずに山のてっぺんだけを見ている感じです。
山にてっぺんがあるのは、それを支えている裾の部分や麓があるからです。
裾野の部分や麓の部分がわかってこそ、初めててっぺんのすごさがわかるのではないかと思うのです。
自転車や徒歩による探索がよいのは、スポットだけ拾うのではなく、線や面として受け止めるからです。
点が散在しているだけで一見、何が何だかわからないと思うものも、線でつなげることができると、図形や模様として浮かび上がってくることがあります。
そういう風に見えてくると、一見無秩序な点の数々が別の意味をもったものとして現れてくるのです。
点が3つだけであったものが、結ばれると△に見えてきたりするわけです。
そうなると、なぜ△なのだろうか、もしかするともう一つ点がどこかに隠れていて四角なのではないかなどと推理が働いてくるのです。
スローに歩くことで見えてくることがあるわけです。
今回の旅も,知っているつもりでいたのに,実は本当は知らない所がすごく多いことに気がつきました。
そういう驚きがあるので,自転車の旅は止められません。
今回も,えっ,こんな場所があったのかと驚く場所も多く,とても実りある旅でした。

今回の最大のビックリは笠間稲荷神社です。
めったにない太太御神楽奉奏を拝見することができました。
神に捧げる舞いと音楽です。
巫女さんの舞とシャンシャンと鳴る鈴の音が忘れられません。
いつの頃から始まったのかはわかりませんが,それを見て,遠い昔の頃から連綿と続いてきたこの神社の歴史を感じました。
何百年も人びとが変わらずに捧げてきた舞いは荘厳で感動しました。

また、ママチャリで田んぼ道を走るのも気持ちよかったです。
ロードバイクに乗るとママチャリをなぜか馬鹿?にしがちです。
でも,ママチャリにはママチャリならではの良さがあります。
ロードバイクのように一生懸命にガシガシ走ろうとは思わないでしょう。
ロードバイクとは違った速度域で力の入らないゆるゆるな感じがいいですね。
これから夏になるという日差しを浴びながら明るい緑色の稲穂が風でさわさわと揺れるたんぼ道を,ゆるゆると走るのは心地よいものでした。
なんだか,中高生時代を思い出します。
穏やかで笑みがこぼれそうな瞬間でした。


以下訪問箇所を箇条書きにします。

笠間駅前観光案内所スタート。
笠間藩藩校 時習舘跡
大石邸跡
笠間藩下屋敷跡 自転車を置いて歩く。
時鐘楼
満州忠魂碑
治功神社
山路を上る。
城跡公園 笠間城跡
佐志能神社 険しい岩の頂上。下から見上げる。
大黒石 伝説あり。
坂本九歌碑
九ちゃんの家 疎開先
正福寺(佐白山観音寺)
真浄寺 笠間城の物見櫓
三瓶神社 瓶がある。
鳳台院 五重塔 巨大な達磨
笠間稲荷神社
笹目宗兵衛商店