1月12日にママチャリグランプリに参加してきた。
まるきりの寄せ集めチームで、ロードバイクに乗るのは私だけ、クロスバイクに乗る奴が1名。他は普段ママチャリも乗っていないという。
富士サーキットでママチャリで走るというF1のカッコよさとママチャリのユルさが真逆的に結合し、耐久7時間というチャレンジでありながら子どもも参加できる敷居の低さが受けるらしい。真逆の結合が面白いレースなのだ。
だから、本気で勝ちにいくマジなチームと仮想して目立つのを目的とするチーム、成績度外視で完走だけが目的のチームなど多様な人たちが走る。
で、私はどうかというと、知人たちと親睦のために走った。
仲間たちは、上位を目指す気はこれっぽっちも微塵もさらさらない。
もともと20名くらい参加を表明していたのだが、ノロやインフルエンザにかかったとか仕事が忙しいとか受験が近いとかもろもろの理由であっという間に参加者が減っていった。最終的には3チームで13名となったのだが、さらに1名は、前日になって日にちを勘違いしていてキャンセル。
で、当日になって全く走らなかった奴も3名いた。なんと自転車を20年も自転車に乗っていないという。安全のために走らないという。なるほど、確かに危険かもしれない。
残りは9名だが、女子が2名で一周しか走らないという。サーキットを走ったのよと言いたいための記念走行である。これもよし。女子だからね。
で男子は7名。これで3台のママチャリ。これで7時間。これはキツイわ。
サーキットは約4キロ、フラットな直線コースだけでなく、意外に上りがある。予備知識無しに参加したが、上りでは多くの人が押して歩くという。
仲間が持参したママチャリは、どういうことかギシギシ音がなる。
ブレーキレバーを引いても何だか引っかかる。明らかな整備不良だ。
1台は変速機付きなのだが、変速機のケーブルの外皮が裂けて中からワイヤーが飛び出していた。
走り出してみたものの全く変速しない。最も重いギアのまま、ピクリとも動かない。下りと平地は何とかいけるが、上りは全くダメだ。体重をかけて踏み込むのだが前に進まない。チャリはギコギコと軋む。次第に膝回りが痛くなってきた。膝を壊したくないので途中で降りて歩くことにした。
変速機付きなのに、何ということだ。
2周して交代。
後から、変速機の不良のことを指摘したら、ずっと雨ざらしで全く整備せずに持ってきたとのこと。
何とメチャクチャなのだろうかと嘆いても、もともとがシャレで参加している意識なので整備不良なんて全く気にならないらしい。
もうどうしようもないのでそのまま自転車を走らせ何とか無事にゴール。
最後はチャリを止めて富士山を撮影した。
とても綺麗で気持ちが良かった。