ぐるぐる自転車どこまでも

茨城県を自転車で散歩しながら,水戸藩の歴史について考え,たまにロングライドの大会に出場,旅する中年男の覚書

歎異抄執筆の地を探索

2019-02-03 12:11:05 | 自転車
今日は比較的暖かく晴れていたので歴史探索のポタリングをしました。

まずは、偕楽園の公園内を散策。
早咲きの梅が咲いていました。
ほのかに香る梅の香りが好きです。


偕楽園を通過して、報仏寺に向かいます。
報仏寺は、河和田城跡にあります。





このお寺の開基は唯円さんです。
唯円さんは、親鸞聖人のお弟子さんです。
歎異抄という書物を書いたことで有名です。

歎異抄は、親鸞聖人の教えとは違った異端の教えが広まっていることを嘆き、正しい教えを伝えようとした書物です。
親鸞聖人の教えは、善人よりも悪人こそが救われるという「悪人正機」、自力による修行を否定し阿弥陀如来の本願力にひたすら身をゆだねることを説く「他力本願」です。
過激で、誤解されやすいものです。

その唯円さんがどこで、歎異抄を執筆したのか。
その場所を訪ねてみました。

道場池です。
ここに唯円さんの道場があり、執筆したのではないかと言われています。

さて、道場池は、報仏寺から少し離れています。
国道50号パイバスの南側にあります。

トイザらスがあり、その南の田んぼの中にあると聞いていたのですが、すぐにわからずに、ぐるぐると回ってしまいました。

近くに案内板などはありません。

田んぼの中に林が見えたので、あそこかと見当がついたのですが、そこに行くための道がどこにあるかがわかりませんでした。

やむなく、自転車を置いて、畑の中を歩いて行きました。


ちょっとぬかるんでいたのですが、たどり着きました。




周りを見まわしながら、唯円さんが歎異抄を書いた頃の風景を思い浮かべました。

それにしても、歎異抄の執筆の地が、こんなに目立たないところにポツンとあるのは、意外でした。